中国経済ニュースクリップ

中国経済に関して興味深い新聞記事をクリップしていきます。

中国、追加利上げ=今年5回目、インフレを懸念

2007年09月14日 | 金融
【北京14日時事】中国人民銀行(中央銀行)は14日、金融機関の貸出・預金基準金利をいずれも0.27%引き上げ、15日から実施すると発表した。利上げは今年5回目で、7月以降、3カ月連続。景気過熱とインフレを防止するため、強いメッセージを発したとみられる。
 人民銀行は利上げについての声明で、「貸し出しの伸びのコントロールを強化し、投資の合理的な拡大を導く」とした上で、「インフレ期待を落ち着かせる」ことも目的と指摘した。
 中国の成長率は今年1~6月で11.5%、4~6月期では11.9%に加速した。消費者物価も5月以降、上昇基調にあり、8月の上昇率は6.5%と約11年ぶりの伸びを記録。極端な値上がりは豚肉など食品に限定されているが、他の商品への波及も懸念されている。 
 今回の利上げにより、1年物の預金金利は3.87%、貸出金利は7.29%となる。(了)

1-8月の都市部固定資産投資、27%増=不動産は29%増-中国

2007年09月14日 | 国内マクロ
【北京14日時事】中国国家統計局は14日、今年1-8月の都市部固定資産投資が前年同期比26.7%増の6兆6659億元(約102兆円)だったと発表した。伸び率は1-7月(26.6%)とほぼ同じで、依然として高い水準が続いている。
 1-8月は不動産開発投資が29.0%と、1-7月の28.9%増から一段と加速。政府の過大投資抑制策にもかかわらず、地方の開発ラッシュが継続していることが示された。
 1-8月の中央政府のプロジェクトは13.2%の伸びにとどまったが、地方政府分は28.4%に達した。(了)