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「カリートの道 CARITO’S WAY」2005年8月13日
【ひとこと】
楽園へ逃げ出そうよ・・・
【物語のあらすじ】
撃たれて運ばれる髭面の男、泣き崩れる女。ゆっくりと流れていく映像。「Escape to paradise」の看板を男は見つめる。よせよ、もう、何をしたって、助からない・・・。その男こそ、暗黒街の顔役として伝説の人物であったカリート(アル・パチーノ)。30年の懲役をくらったはずが、親友でもある弁護士・クラインフェルド(ショーン・ペン)の働きでわずか5年で出所。きっぱりと足を洗ったつもりでいたのに、なかなかその世界から抜け出せない。愛した女とやり直す事を夢見て、裏の世界で必死にもがき、後1歩のところまでこぎつけたはずが・・・
【感想など】
いやぁ、これはちょっと意外な気もしたマフィア物でした。というのも、主人公であるカリートが裏稼業から抜け出そうと、本気で考えて行動していたから。周りは「足を洗った」と言っても信用しません。そりゃあそうでしょう。物心ついた時にはもうすっかり悪の道に染まっていた男なのですから。
けれども、カリートには愛するゲイル(ペネロープ・アン・ミラー)がいました。再会を果たし、お互いに変わった部分と変わらない気持ちとを確かめ合って、いっしょに幸せになろうとする経緯が、実にオーソドックスな展開で語られます。これは観る人によって好き嫌いが分かれるでしょうけど、カリートのある種潔癖とも思えるような性格がよくわかります。彼は非常に一途でピュアな面を持っているんですね。
が、さまざまな思惑の交錯する世界、誰が本当の味方なのか、わからなくなるのも道理で。カリートも最後まで信じようとした親友に、間接的とは言え、引導を渡すようなことをしてから去ります。信頼を裏切った報いということなんですね。最初からゲイルの意見を聞き入れていれば、と後悔しても、すんだことはいかんともしがたく。
アル・パチーノ、やっぱ渋いです。でも、この作品、実はショーン・ペンの変貌ぶりが驚嘆に値するんですがね。彼が登場してから数分間気づきませんでしたよ、ショーン・ペンだって。もうびっくりです。なんだあのうすらハゲはぁ~~~~!?って。しかも性格極悪だし。芸達者なショーンの新たな一面というか・・・・ええ、私はあんまりこの役柄好きじゃないですけどね。
というか、ジョン・レグイザモでしょ、おいしい役は。彼はバズ・ラーマン監督の「ロミオ&ジュリエット」でティボルトを熱演して以来、私が個人的に大注目してる俳優でして。大役ではないんですが、彼のクセのある雰囲気が活きる役柄でしたよ。もっともっと活躍して欲しかったなぁ。
それと、ヴィゴ・モーテンセンが出てるはずなのに、私はどれがヴィゴだかさっぱりわかりませんでした。アラゴルンの衣装と髪型と髭がないとわから~~~~ん!と軽くパニックに。
実はこれ、「スカーフェイス」をもう一回観なきゃなぁ・・・・と思いつつ鑑賞しました。アル・パチーノとマフィア物が好きな方ならご満足いただける作品かと。それとブライアン・デ・パルマ監督のアクション・シーンは好きなんですよ。この作品でも駅のエスカレーターでの銃撃シーンはいけてます。ちょっと尺が長すぎかも?と思わなくもないですけどね、まあ、これはこれで、不器用な男の哀愁を感じつつ観ればOKでは?私は好きです、この映画。
※撮影地:五色姫浜
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楽園へ逃げ出そうよ・・・
【物語のあらすじ】
撃たれて運ばれる髭面の男、泣き崩れる女。ゆっくりと流れていく映像。「Escape to paradise」の看板を男は見つめる。よせよ、もう、何をしたって、助からない・・・。その男こそ、暗黒街の顔役として伝説の人物であったカリート(アル・パチーノ)。30年の懲役をくらったはずが、親友でもある弁護士・クラインフェルド(ショーン・ペン)の働きでわずか5年で出所。きっぱりと足を洗ったつもりでいたのに、なかなかその世界から抜け出せない。愛した女とやり直す事を夢見て、裏の世界で必死にもがき、後1歩のところまでこぎつけたはずが・・・
【感想など】
いやぁ、これはちょっと意外な気もしたマフィア物でした。というのも、主人公であるカリートが裏稼業から抜け出そうと、本気で考えて行動していたから。周りは「足を洗った」と言っても信用しません。そりゃあそうでしょう。物心ついた時にはもうすっかり悪の道に染まっていた男なのですから。
けれども、カリートには愛するゲイル(ペネロープ・アン・ミラー)がいました。再会を果たし、お互いに変わった部分と変わらない気持ちとを確かめ合って、いっしょに幸せになろうとする経緯が、実にオーソドックスな展開で語られます。これは観る人によって好き嫌いが分かれるでしょうけど、カリートのある種潔癖とも思えるような性格がよくわかります。彼は非常に一途でピュアな面を持っているんですね。
が、さまざまな思惑の交錯する世界、誰が本当の味方なのか、わからなくなるのも道理で。カリートも最後まで信じようとした親友に、間接的とは言え、引導を渡すようなことをしてから去ります。信頼を裏切った報いということなんですね。最初からゲイルの意見を聞き入れていれば、と後悔しても、すんだことはいかんともしがたく。
アル・パチーノ、やっぱ渋いです。でも、この作品、実はショーン・ペンの変貌ぶりが驚嘆に値するんですがね。彼が登場してから数分間気づきませんでしたよ、ショーン・ペンだって。もうびっくりです。なんだあのうすらハゲはぁ~~~~!?って。しかも性格極悪だし。芸達者なショーンの新たな一面というか・・・・ええ、私はあんまりこの役柄好きじゃないですけどね。
というか、ジョン・レグイザモでしょ、おいしい役は。彼はバズ・ラーマン監督の「ロミオ&ジュリエット」でティボルトを熱演して以来、私が個人的に大注目してる俳優でして。大役ではないんですが、彼のクセのある雰囲気が活きる役柄でしたよ。もっともっと活躍して欲しかったなぁ。
それと、ヴィゴ・モーテンセンが出てるはずなのに、私はどれがヴィゴだかさっぱりわかりませんでした。アラゴルンの衣装と髪型と髭がないとわから~~~~ん!と軽くパニックに。
実はこれ、「スカーフェイス」をもう一回観なきゃなぁ・・・・と思いつつ鑑賞しました。アル・パチーノとマフィア物が好きな方ならご満足いただける作品かと。それとブライアン・デ・パルマ監督のアクション・シーンは好きなんですよ。この作品でも駅のエスカレーターでの銃撃シーンはいけてます。ちょっと尺が長すぎかも?と思わなくもないですけどね、まあ、これはこれで、不器用な男の哀愁を感じつつ観ればOKでは?私は好きです、この映画。
※撮影地:五色姫浜
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でも夢に手が届きそうなあと一歩のところで・・・
その男がアル・パチーノ!
映画のシーンが思い浮かびます。
そう!夢っていつも、あと一歩ってことが多いですよね。
ヴィゴは私、すぐにわかりましたけど
ショーン・ペンはほんっとに
しばらく気づかず、気づいた時は唖然としましたよ。
もう一度観たくなりました。
夢、とどかないものですよね、うん・・・。
いや、でも、映画は良い出来でしたよねw