子どもの頃、「パッカンの実」と呼んでいたものがある。
学校の中庭に、黒い小さな実が落ちていて、
これを、コンクリートのところへ持って行き、
靴のかかとで踏むと、
「パッカン」
と乾いた、いい音がした。
当時、何の木か、何の実かは知らなかった。
最近、クスノキの下に、黒い実を見つけた。
落ちたての実は、まだ、柔らかくてみずみずしいが、
落ちてしばらくたったものは、
ひとまわり小さく、乾燥していて、固い。

もしかしてと思って、コンクリートのところで踏んでみた。
「パッカン」
この感触。これだ!
子どものころ遊んだ「パッカンの実」は、クスノキの実だった。
学校の中庭に、黒い小さな実が落ちていて、
これを、コンクリートのところへ持って行き、
靴のかかとで踏むと、
「パッカン」
と乾いた、いい音がした。
当時、何の木か、何の実かは知らなかった。
最近、クスノキの下に、黒い実を見つけた。
落ちたての実は、まだ、柔らかくてみずみずしいが、
落ちてしばらくたったものは、
ひとまわり小さく、乾燥していて、固い。

もしかしてと思って、コンクリートのところで踏んでみた。
「パッカン」
この感触。これだ!
子どものころ遊んだ「パッカンの実」は、クスノキの実だった。