スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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Popradske pleso ポプラトスケ―プレソ

2013-07-24 | ポプラド・タトラ山脈/Poprad・Vysoke Tatry

Popradske pleso (1494.3m)

今しがた米をといだのだが、水が冷たい!
あまりに冷たく手がかじかむのでさっと済ませてしまった。
私たちは標高およそ700メートルのところに住んでいる。更に冬季の水道管凍結を防ぐため水道管は地下5メートル以下にあるそうだ。だから夏でも水が冷たい。冷たいものが苦手な義母は水道水を飲むときはお湯と混ぜて少しぬるくして飲んでいるほどだ。
ちなみに私たちのところは沸点も98度くらいだ。

さて、先週はマルツェルのドイツ出張が水曜日から土曜日まであり、私とネラはほぼ毎日義両親の庭で朝から晩まで過ごし、暇どころかむしろ毎日忙しかった。こういうとき、近くに家族がいるのはやっぱり良いものだ。

そして日曜日、とても良い天気だったのでタトラ山脈へハイキングに行ってきた。
タトラ山脈はつい先月スロバキアへいらした秋篠宮殿下と紀子さまも立ち寄られた場所だ。

ここタトラ山脈には以前結核患者のための療養所があった。それだけ空気のきれいなところだと言われている。気持ちの良い天気の中、そんな美味しい空気を沢山吸い込み、ネラはいつにも増しての食欲だった。いつもは「ご飯」と言っても喜びもせず、無理やり口に押し込まないと食べやしないのが、この日は山小屋に着くと「お腹空いた。ご飯食べたいなぁ!」そして他の登山客の食べている物を観察して「あれと同じのが食べたい」と。山小屋のデッキにてキャベツのスープとパン、ストロガノフに食後はチョコレートも食べた。
私とマルツェルの食事は合わせて16ユーロだった。この標高で、この施設で、この景色で、この金額というのはとても良い気がする。
私たちは食事だけしたが、この山小屋にはシャワー完備の宿泊施設もある。あまりに近くて泊まる機会はなかなかないが、いつか山小屋にも泊まってみたいものだ。

今回私たちは車で行ったが、ポプラトスケープレソへは登山電車(TEZ)の駅ポプラトスケープレソからと終点シュトゥルプスケープレソ(Strbske pleso)の両方から歩いて行くことができる。シュトゥルプスケープレソからは登山道、ポプラトスケープレソからは舗装路のどちらも1時間ほどのコースだ。


ベビーカーを持って行った私たちはポプラトスケープレソからの舗装路のコースを。
私たちの他にもベビーカーを押して歩く家族や、自転車で登る人々も多くいた。
この日、この辺りの気温は17度。少し涼しすぎるくらいで本当に気持ちが良かった。


ポプラトスケープレソに到着。Horalkyというウェハースのお菓子のキャンペーンで登頂証書(兼懸賞応募用紙)を配っていた。
登頂証書を受取ったネラ。


ネラのこれまでの人生最高地点(標高)にて記念に家族写真。
私とマルツェルはこの後ろに見える頂上まで登ったことがある。まだ付き合いたての頃で、あまり得意ではないところ、マルツェルは登山・ハイキング好きの私に付き合って一緒に登ってくれたのだが、その後マルツェルは2週間にも長引く風邪を引いたという思い出付きだ。
ネラが大きくなったらまた登りたい。

ずっと海の側で育った私にとって、海がないというのはとても残念なことなのだが、でもこのタトラ山脈が近くにあるというのは、私にとってここスロバキアに住む一番の魅力かもしれない。
本当に美しい自然を身近に触れられる上、私たちのようにベビーカーを押して歩く道からは絶壁を登るクライマーの姿が見える。それぞれにあったレベルで楽しめるのだ。そういう場所というのは少ないように思う。

さて、今日はドイツからの来客(確かマルツェルの親戚にあたるはず)があり、義母は肉を私は巻き寿司を用意することになっている。更に時間があれば我が家にも寄ってもらうというので片付けもしないといけない。今日はここまで。


2 Comments

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Unknown (Juri)
2013-07-25 22:34:44
気持ち良さそうだね^^
妊婦でも歩けそうだね。いいな~
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Juriちゃん (chihirko)
2013-07-26 03:44:07
うん、ほんとね、妊婦も多かったよ。
あとは三輪車で行く子供もいたよ(ちょっと登りはきつかったと思うけどね)。
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