スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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Boltが町にやってきた

2021-07-01 | ポプラド・タトラ山脈/Poprad・Vysoke Tatry
今日からスロバキアの子供たちは夏休みです。ネルカとサクルカは成績表をもらい、私は語学学校の年末試験を終え(まだ少し仕事は残っていますが)、これでやっとのんびりできる!夏休みが嬉しいのは子供だけではありません。学校の送迎がなくなり、宿題、学校の準備に追われることなく、そして語学学校の準備も授業もなくなり、この解放感、夏休みを一番心待ちにしていたのは私かもしれません。

夏休みのちょっと前、夏日が続いたので子供たちは2週末連続義父母とコテージに泊ってきました。義父母の住環境は旧社会主義国の典型そのもので、町の集合住宅に住み、そのアパートから徒歩10分ほどのところにあるガレージに車を入れ、そして町から車で15分ほど行ったところに庭とコテージを持ち、春から秋にかけて余暇のほとんどをその庭で過ごします。こちらは住居、ガレージ、庭がそれぞれの地区にまとまっていて、合理的に区画整理されているんですよね。庭は家庭菜園に使ったり、週末をのんびり過ごすために充実させたり、それぞれ思い思いに手を加えています。義父母の庭はこれまで家庭菜園がメインでしたが、孫ができてからは庭に子供たちの遊び場を兼ねてくれています。子供たちが小さいときは砂場や小さな家、そして今年は新たにプールを設置してくれました。子供たちはプールで泳ぎ、夜はコテージに泊まり、楽しく過ごしたようです。

週末、残った私たちはたまった家事と庭仕事を片づけ、日が落ちるころ散歩にでかけました。子供たちがいないので散歩と称しつつ、1杯飲んで帰る大人の散歩です。そして帰りは気になっていたBoltの電動スクーターに乗って帰りました。

Boltのスクーター(電動キックボード)とは、少し検索してみたら、日本ではLUUPというのと同じでしょうか。町で携帯アプリを使ってを電動キックボードをシェアできるエストニアのサービスです。自転車シェアリングは数年前からあったのですが、それに加えて今年から電動原付バイクとスクーター(キックボード)もシェアできるようになりました。春ごろからこのスクーターに乗って颯爽と町を駆け抜ける若者たちを眩しく見ていたのですが、ついに私たちもデビューです。しかも、本当はいけない二人乗り。いい年してスクーターに二人乗りなんてね、でも楽しかったです。のんびり30分ほどかけて歩いた行きの散歩とは反対にサッと10分くらいで帰ってきたでしょうか。途中、空いた駐車場でもグルグル乗り回し。



乗り終わったら、自宅近くの広場横に停め、写真を撮って終了。
免許は必要なく、18歳以上が利用できます。アプリを使って空いたスクーターを検索し、数分間予約しておくこともできるのだそう。公共の交通機関の整っていないこの片田舎では便利なサービスです。
(でも本当はそれよりも、公共の交通機関を整えてくれたらと思いますが。。。)

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