同僚1:「クリスマスツリー、もう片付けた?」
私 :「まだだよ」
同僚2:「私もまだ!」
同僚1:「うちは今週末片づけるかな」
今週の同僚たちとの会話です。
スロバキアでは普通クリスマスの直前にクリスマスツリーを飾り、そして日本でお正月飾りを外すころ、クリスマスツリーを片づけます。けれども今年はどうやら我が家だけではなく、多くの家庭がクリスマスツリーをまだ飾っているようです。色々な我慢を強いられるこの1年、クリスマスもまた思うように家族や友人に会えず、暗いニュースがよく耳に入り、楽しくというよりはひっそりと迎え、楽しみ切れなかった分まだもう少しその気分を味わっていたい、なんとなくそんな気持ちなのは私たちだけではないようです。我が家は今週ようやく片づけました。義母のところはまだ飾っています。
私たちの町ポプラドはクリスマスのイルミネーションが地方の小さな町にしてはとても奇麗です。12月のミクラーシュの日に点灯され、お正月を過ぎてもしばらくついていましたが、今はそれも終わりました。ひとつだけを残しては。
今日、日没後にちょうど車で近くを通りかかり、
「まだ天使のイルミネーションはついてるかな?」
「まだついてるんじゃない?」
環状交差点へ向かうとやっぱりまだこの天使だけは明かりが灯されていました。

写真:https://www.facebook.com/poprad.eu
この環状交差点は昨年、市立病院前に新しくできたもので、この天使のイルミネーションもこの冬から新しく加わったものです。そしてこの天使が見つめる先にあるものは・・・病院です。
「きっとのこの天使の明かりは当分消されないだろうね」
そう話しながら環状交差点をグルっと一回り、天使を一周してから帰りました。
今週から来週にかけ、スロバキアでは3度目の全国一斉抗原検査が行われています。私は昨日検査を受けました。今回は事前に検査の予約をし、屋外で検査を受け、結果は待たずに帰宅、少し経って検査結果が携帯に届くというものでした。けれども私の前に家族と検査を受けに来た高齢の男性はその場で検査結果を待っていました。運悪く私の耳にも入ってしまったその結果は「陽性」でした。「私がですか?」信じられない様子で結果を聞き、その男性は家族のもとへ行きました。
なかなか終わりの見えないこの非常事態。医療関係者でなくたって、この生活に誰もが疲れを感じているはずです。「高齢者は守らないといけない」たとえわかっていても、これだけ長期に渡っては難しいときもあるでしょう。
天使に見守られ、入院中の方も、その患者たちを支える医療従事者、その家族、そして私たちにも、また以前のような日常が早く戻ってきますように。
私 :「まだだよ」
同僚2:「私もまだ!」
同僚1:「うちは今週末片づけるかな」
今週の同僚たちとの会話です。
スロバキアでは普通クリスマスの直前にクリスマスツリーを飾り、そして日本でお正月飾りを外すころ、クリスマスツリーを片づけます。けれども今年はどうやら我が家だけではなく、多くの家庭がクリスマスツリーをまだ飾っているようです。色々な我慢を強いられるこの1年、クリスマスもまた思うように家族や友人に会えず、暗いニュースがよく耳に入り、楽しくというよりはひっそりと迎え、楽しみ切れなかった分まだもう少しその気分を味わっていたい、なんとなくそんな気持ちなのは私たちだけではないようです。我が家は今週ようやく片づけました。義母のところはまだ飾っています。
私たちの町ポプラドはクリスマスのイルミネーションが地方の小さな町にしてはとても奇麗です。12月のミクラーシュの日に点灯され、お正月を過ぎてもしばらくついていましたが、今はそれも終わりました。ひとつだけを残しては。
今日、日没後にちょうど車で近くを通りかかり、
「まだ天使のイルミネーションはついてるかな?」
「まだついてるんじゃない?」
環状交差点へ向かうとやっぱりまだこの天使だけは明かりが灯されていました。

写真:https://www.facebook.com/poprad.eu
この環状交差点は昨年、市立病院前に新しくできたもので、この天使のイルミネーションもこの冬から新しく加わったものです。そしてこの天使が見つめる先にあるものは・・・病院です。
「きっとのこの天使の明かりは当分消されないだろうね」
そう話しながら環状交差点をグルっと一回り、天使を一周してから帰りました。
今週から来週にかけ、スロバキアでは3度目の全国一斉抗原検査が行われています。私は昨日検査を受けました。今回は事前に検査の予約をし、屋外で検査を受け、結果は待たずに帰宅、少し経って検査結果が携帯に届くというものでした。けれども私の前に家族と検査を受けに来た高齢の男性はその場で検査結果を待っていました。運悪く私の耳にも入ってしまったその結果は「陽性」でした。「私がですか?」信じられない様子で結果を聞き、その男性は家族のもとへ行きました。
なかなか終わりの見えないこの非常事態。医療関係者でなくたって、この生活に誰もが疲れを感じているはずです。「高齢者は守らないといけない」たとえわかっていても、これだけ長期に渡っては難しいときもあるでしょう。
天使に見守られ、入院中の方も、その患者たちを支える医療従事者、その家族、そして私たちにも、また以前のような日常が早く戻ってきますように。
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