真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

情報と国家 憲政史上最長の政権を支えたインテリジェンスの原点 北村滋 著 2021/09

2022-11-12 | 読書-現代社会
情報と国家 -北村滋 著|単行本|中央公論新社

目次
1章 情報と国家(ポスト・コロナのインテリジェンスの在り方;経済安全保障の視座 ほか)
2章 我が国の情報機関の歴史的考察(最近の「情報機関」をめぐる議論の動向について;外事警察史素描)
3章 フランスの情報機構(フランス国家警察情報部門(RG)フランスにおけるカルト教団問題の概要 ほか)
4章 警察組織の変遷(中央省庁等改革と警察組織;警察法における「管理」の概念に関する覚書 ほか)
5章 情報と行政(いわゆる犯行再現ビデオについて;犯行再現ビデオ補論―判例評釈「いわゆる犯行再現ビデオ」(東京高裁昭和六二年五月一九日判決) ほか)

北村氏の官僚生活卒業記念文集。
タイトル、せめてサブタイトルは「警察と私」とかにしておいた方が中身に相応しいのでは。
あとがきで「いささか大仰ではあるが」と記しておられる通り。
控えめに言って大仰。湯婆婆が「呼んだ?」と言っておるぞ。

湯婆婆「情報と国家 憲政史上最長の政権を支えたインテリジェンスの原点 というのかい」
著者「はい」
湯婆婆「大仰な名だね。今からおまえの名前は「警察と私」だ」

情報と国家―憲政史上最長の政権を支えたインテリジェンスの原点
発売されたタイトルに該当しそうなのは、1章と2章でしょうな(2章終わりまでで169頁)。
あとは、過去に専門誌等(立花書房 / 治安フォーラムなど)に寄稿した原稿をかき集めたもの。それで堂々516頁の大著に。
ま、いいんだけど。

ご商売は繁盛しているのだろうか。
北村エコノミックセキュリティ合同会社

そりゃもう大繁盛かな。
経済安保で経産省vs財務省?上級国民の椅子取りゲームは「百害あって一利なし」
「経産省と警察庁が「経済安保」というものを、自分たちの既得権益だと考えていることが容易に想像できる。」(窪田順生氏)

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