The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2022
“浪花節”が光るスター研究者の人生 『ネアンデルタール人は私たちと交配した』 (スヴァンテ・ペーボ 著/野中香方子 訳) | 山内 昌之,片山 杜秀,成毛 眞 | 書評
「2013年には、この寺に3か月滞在して著書、「ネアンデルタール人は私たちと交配した」を執筆したということです。」
序文で言及されたお寺、そゆことね。
『ネアンデルタール人は私たちと交配した』鏡に映ったもう一つの私たち - HONZ
「(2015年)7月5日(日)NHKスペシャル「生命大躍進」にも登場」部分はNHKがポンポン消してしまうのだが、他社が残しておいてくれたものがあるので
↓
2015年
各章タイトルと概要をたどっても、ドラマチックな研究の進展や各種トラブル、人生の岐路等々が追えるユニークさ。
やっぱ、超一流の研究者は、博物館学芸員に(大事な標本を貸して、ちょっと切り取らせて、などと)お願いしたり、業界内の勢力争いを制覇したり、あれやこれや政治力(と言っては失礼なのだろうが)も重要なのね。
『ネアンデルタール人は私たちと交配した』鏡に映ったもう一つの私たち -
一時期、「恐竜のDNA抽出に成功」などともてはやされた論文の数々は、誤検出のぬか喜びだったが、ペーボ博士は、「ズル」をせず地道にコツコツと取り組み、ついにネアンデルタール人やデニソワ人のDNA解読に成功、と。
更科 功博士の巻末解説
『ネアンデルタール人は私たちと交配した』「ズル」をしないで大逆転した男の一代記 - HONZ
大学キャンパス-最寄り鉄道駅間バスの行列に割り込んだ男子学生は、この本に書かれたことでずっと恥をさらし続ける...
「私(更科)は、神奈川県の茅ヶ崎の近くにある私立大学で、非常勤講師をしている。もともとは短期大学だったせいか、敷地はそう広くないけれど小ぎれいで、周囲は木々の緑に囲まれている。とても気持ちのよいところで、行くのが毎週楽しみだが、駅から遠いのだけが、ちょっと不便である。最寄り駅が二つあるのだが、どちらもバスで30分近くかかる。しかもピークを外すと、バスの本数が少ないのだ。」
どこよ。「茅ケ崎駅、湘南台駅から〇〇大学行き路線バスにて約20分」が怪しい?
p270 ネアンデルタール人と現生人類の遺伝子の流動
ふたつの集団が出あった場合の遺伝子の流動について、社会的に優位な集団の男性が劣勢な集団の女性に子を産ませ、その子どもたちは母親とともに劣勢の集団にとどまるのがよくあるパターン(双方向に流動するのではなく)、という件、頷ける。
ネアンデルタール人は最終的に絶滅したので、優位だった現生人類からネアンデルタール人への遺伝子の流動が起きたかと思いきや、逆方向だったという。
なんと興味深い!
p318 デニソワ人の調査にシベリアへ
なんとそこで日本語の先生をなさった方が
国際交流基金 - 世界の日本語教育の現場から(国際交流基金日本語専門家レポート)極寒のシベリアの大地で行われている日本語教育
ほかにもけっこう訪ねたことのある日本人は少なくないようね。
マイナス35℃の戸外ではアイスクリームをゆっくり食べていられないという。「シベリアスゴイカタイアイス」になって食べられなくなる!
SvantePaabo.jpg. Director. Max Planck Institute for. Evolutionary Anthropology
Svante Pääbo
Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University
Svante Pääbo
“浪花節”が光るスター研究者の人生 『ネアンデルタール人は私たちと交配した』 (スヴァンテ・ペーボ 著/野中香方子 訳) | 山内 昌之,片山 杜秀,成毛 眞 | 書評
「2013年には、この寺に3か月滞在して著書、「ネアンデルタール人は私たちと交配した」を執筆したということです。」
序文で言及されたお寺、そゆことね。
『ネアンデルタール人は私たちと交配した』鏡に映ったもう一つの私たち - HONZ
「(2015年)7月5日(日)NHKスペシャル「生命大躍進」にも登場」部分はNHKがポンポン消してしまうのだが、他社が残しておいてくれたものがあるので
↓
2015年
各章タイトルと概要をたどっても、ドラマチックな研究の進展や各種トラブル、人生の岐路等々が追えるユニークさ。
やっぱ、超一流の研究者は、博物館学芸員に(大事な標本を貸して、ちょっと切り取らせて、などと)お願いしたり、業界内の勢力争いを制覇したり、あれやこれや政治力(と言っては失礼なのだろうが)も重要なのね。
『ネアンデルタール人は私たちと交配した』鏡に映ったもう一つの私たち -
一時期、「恐竜のDNA抽出に成功」などともてはやされた論文の数々は、誤検出のぬか喜びだったが、ペーボ博士は、「ズル」をせず地道にコツコツと取り組み、ついにネアンデルタール人やデニソワ人のDNA解読に成功、と。
更科 功博士の巻末解説
『ネアンデルタール人は私たちと交配した』「ズル」をしないで大逆転した男の一代記 - HONZ
大学キャンパス-最寄り鉄道駅間バスの行列に割り込んだ男子学生は、この本に書かれたことでずっと恥をさらし続ける...
「私(更科)は、神奈川県の茅ヶ崎の近くにある私立大学で、非常勤講師をしている。もともとは短期大学だったせいか、敷地はそう広くないけれど小ぎれいで、周囲は木々の緑に囲まれている。とても気持ちのよいところで、行くのが毎週楽しみだが、駅から遠いのだけが、ちょっと不便である。最寄り駅が二つあるのだが、どちらもバスで30分近くかかる。しかもピークを外すと、バスの本数が少ないのだ。」
どこよ。「茅ケ崎駅、湘南台駅から〇〇大学行き路線バスにて約20分」が怪しい?
p270 ネアンデルタール人と現生人類の遺伝子の流動
ふたつの集団が出あった場合の遺伝子の流動について、社会的に優位な集団の男性が劣勢な集団の女性に子を産ませ、その子どもたちは母親とともに劣勢の集団にとどまるのがよくあるパターン(双方向に流動するのではなく)、という件、頷ける。
ネアンデルタール人は最終的に絶滅したので、優位だった現生人類からネアンデルタール人への遺伝子の流動が起きたかと思いきや、逆方向だったという。
なんと興味深い!
p318 デニソワ人の調査にシベリアへ
なんとそこで日本語の先生をなさった方が
国際交流基金 - 世界の日本語教育の現場から(国際交流基金日本語専門家レポート)極寒のシベリアの大地で行われている日本語教育
ほかにもけっこう訪ねたことのある日本人は少なくないようね。
マイナス35℃の戸外ではアイスクリームをゆっくり食べていられないという。「シベリアスゴイカタイアイス」になって食べられなくなる!
SvantePaabo.jpg. Director. Max Planck Institute for. Evolutionary Anthropology
Svante Pääbo
Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University
Svante Pääbo