真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

末は博士か大臣か

2008-06-22 | 世間
ある国で、
・頭脳明晰で人物的にも優れていると見られ、出身地では大いに期待されている
・一刻も早く働いて家族を養わなければならない境遇ではない(上級学校に進むことが可能な立場である)
・身体壮健
・家業を継がなければならない立場にない
といった青年(すまんがここでは男子で話を進めるね)が、何を目指すか?
というテーマを折にふれて考えることがある。

現代日本では「大学生の就職人気ランキング」などというものがあり、雑誌などの定番のネタになったりしている。その歴史的推移というか、有為転変も面白いといえば面白いところだが、あれは民間企業に限った話なので、別の話。

キャプテン・フチダの少年時代の日本は、陸軍士官学校か海軍兵学校が、優秀で身体壮健な男子がこぞって目指したコースだったのではないか?というのが仮説その1。「官吏」も有力だったのかもしれないが。
(その軍人連中が日本をとんでもない方向に引っ張って行ったのだが、それはまた別の話。)

一党独裁の国では、党の幹部になるコースがエリートの目指すところだったのかも。
(こぞって金儲けに走るようになる前の話、ですかな?)
昔々は、役人の登用試験だったりしたのだろうな。

現在でも、軍人になって幹部になれば、実業界や政界進出にはなはだ有利だったりする、という国もあるでしょう。

冷戦時代は、多くの国で優秀な青年たち多数が軍人を目指し、実際に軍人としてのキャリアを築いていたのだと思う。
その点、戦後の日本は軍人コースに多くの人材を割かなくて済んできたということだけでも、「冷戦のメリットを最大限に享受した」ことが分かるだろう。

ただし、その間に情報軽視、安全保障軽視の風潮がすっかり定着してしまったようなのは、大いに問題なのだが。
「平和教育」の賜物、というほかはない。

『国家情報戦略』佐藤優/高永哲2007年は、なかなか良かった。
http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9982243551

朴正煕のことなども思い出したりして(本書でも言及されていたが):
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%B4%E6%AD%A3%E7%85%95

こぞってで思い出したもんでクルリンパと話は変わる。
「もろびとこぞりて」が「モロビとコゾリテという2人の人物のことかと思っていた」という話が誰かの本に書いてあったが、どのくらいポピュラーなのだろうか?

「コゾリテ」で検索すると結構たくさんあったりするから、それほど稀な発想ではなさそう。

ゴリアテに似ている?それともイゾルデ?

キャプテン・フチダとどういう関係があるのか、って?
戦後の淵田氏はキリスト教の伝道に注力したからね。
賛美歌に縁のある話ではありませんか(笑)。
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