プロローグ アメリカの民主主義が死んだ日
第1章 トランプ劇場に魅せられて
第2章 冴えないバイデンが大統領候補になるまで
第3章 「共和党選挙ボランティア」潜入記(前編)
第4章 新型コロナVSトランプの泥仕合
第5章 BLM暴動で闇に響いた銃声
第6章 そして大統領は感染した
第7章 ウソと陰謀論の亡者を生んだ「屈辱の夜」
第8章 「共和党選挙ボランティア」潜入記(後編)
第9章 勝利を信じて疑わない“トランプ信者”の誕生
第10章 Qアノンと行く「連邦議事堂襲撃」への道
エピローグ 民主主義の守り方
「潜入ジャーナリストとして有名」となったのは、なんだか矛盾感?
トランプ選対のボランティアとして戸別訪問に従事しちゃう。
民主党選対(2016ヒラリー陣営だっけ)で戸別訪問ボランティアされた大学のセンセはおられたが、2020年にトランプの帽子かぶって敢行は凄い。
「フォーサイト」、「スローニュース」、「週刊ポスト」連載を元に書籍化。
テレビ局はもっと呼べばよかったのにね。
日本式のお気持ち先導型情緒報道ではなくて、米国流正統ジャーナリズムを仕込まれた著者は、呼びにくいのかな?
(第8章 「共和党選挙ボランティア」潜入記(後編))
著者のボランティア同僚だったグレース・ノリスなる法輪功系活動家。
Grace Norris
(第7章 ウソと陰謀論の亡者を生んだ「屈辱の夜」)
トランプに散々侮辱されてきたオバマ大統領が、ホワイトハウス記者会主催年次ディナー(ジョークをてんこ盛りしたスピーチでふざけまくる慣例)で、トランプに大逆襲して大受けして、「恥をかかされたぁ!」と感じたトが大統領選出馬を決意したとされる夜、の件。
C-SPAN: President Obama at the 2011 White House Correspondents' Dinner
発言内容
2020年8月頃だったと思ったが、大統領選の行方を展望して「トランプはあんなだから、もし負けても素直にそれを認めない可能性があるので、ひと騒動ある可能性はある」との観測が米政治誌等で語られた。「大統領選の10のリスク」とか何とかの題でね。
それをちょっとSNSで紹介したところ、「憲法の規定があるので抵抗しても無駄であって、その可能性は排除される」という趣旨の反応を偉い先生から頂いた。
ハハハ!
ひと騒動どころではなかった。
憲法がなんぼのもんじゃいというトランプが信者を煽るのよ。
でも、上院での儀式のときにあんなことになるとはね。