真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

きみは古病理学を知っていたか

2009-01-02 | 読書-自然科学
『死体が語る歴史 古病理学が明かす世界』
原書名:M´EDECIN DES MORTS(Charlier,Philippe)
シャルリエ,フィリップ【著】〈Charlier,Philippe〉
吉田 春美【訳】
河出書房新社 (2008/09/30 出版)

アニェス・ソレルといったって、初めて聞いたし、登場人物の多くに馴染みがないもんでねえ。
死者の心臓を保存することにずいぶんと熱心な人たちだねえ。
邦題のセンスの勝利?という気がする。

日本では?と思うでしょ、次には。
この方が有名でしたっけね:
「骨」は語る-日本人の起源と進化 鈴木 尚氏
wiki/鈴木 尚(1912-2004)

1951年生まれの鈴木隆雄医師も、古病理学の視点で骨を語る。
『骨から見た日本人―古病理学が語る歴史』
鈴木隆雄(1998/10 出版)
なかなか良かった。巻末付録の「骨からの情報を読む」も有益。

著者の本業は生きている(長く生きた)人の研究。
鈴木先生たちは長年の研究をもとに、「おたっしゃ21」という介護予防健診の手法を開発しました

med.gunma-u/pdf「骨から見た老いと病」(2000年日本人類学会公開シンポジウムでの著者講演)

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