真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

ミーハー的に読む 『南極越冬隊 タロジロの真実』 (北村泰一さん2007年)の真実

2011-02-12 | 読書-エッセイ/小説etc
小学館文庫
南極越冬隊 タロジロの真実
北村 泰一【著】
小学館 (2007/03/01 出版)

こいつが土台になったらしい。
文藝春秋|雑誌|臨時増刊|犬のいる人生 犬のいる暮らし
生きていたタロとジロ、そして……〈秘話〉初めて明かす、リキの遺骸、十年後発見の事実

南面堂は、第1次越冬隊のころには生まれてはいたものの、物心つく前であり、リアルタイムでの認識はない。
宗谷プロアマ対決? 「赤勝て白勝て、南極観測隊」ってことで(笑)

とはいえ、
・昔繰り返し繰り返し読んだサザエさんの単行本など見るに、日本中の話題だったことは想像に難くないし(両親からもそのように聞いているし)、

東京タワーの根元にカラフト犬の像があることも知っているし、

・西堀栄三郎の事績は認識していたし(記念館には行ったことがないけど、某団体が最晩年の博士を講演の講師に欧州某都市にまで引っ張り出したことも知っているし・・)、

・「プロジェクトX」に出演された北村博士(病後のリハビリ中だった)~登山隊(ココシリ高原踏査)の副隊長として遠征中に高山病で倒れ、脳梗塞を発症され、辛くも生還~発話がちょっとおぼつかない状態だったが、越冬中に不注意で火事を出してしまい茫然自失・意気消沈の最若手隊員=研究者の卵、に的確なアドバイスをしてくれた西堀越冬隊長の卓越したリーダーシップを語りながら感極まってほろほろと涙された場面も覚えているし・・・

これね。
プロジェクトX 科学者たちの飽くなき挑戦
極寒・南極越冬隊の奇跡2 (南極シリーズ後編) ~南極観測・11人の男たち~

で、図書館でこの大型本も借りて読んでいたもの。
カラフト犬物語 ― 生きていたタロとジロ 南極第一次越冬隊と犬たち
北村泰一
ニュ-トンプレス (1982/12 出版)

図書館の棚に北村博士著の文庫があることは認識していたのだが、まあそのうち…と思っていたもの。
と、リメイクもの?のドラマのニュースが目に入ったもので、図書館の文庫本を思い出す。

TBS開局60周年記念
木村拓哉 南極に挑む!
「 南極大陸(仮) 」 制作決定!


テレビドラマはどうでもよくて、じつは西堀栄三郎さんのミーハーなの(笑)。
1922年(大正11年)来日したアインシュタインを案内したという西堀の写真を探していた。

全身版もあった!
逸話:アインシュタインのピアノ<奈良ホテル> リンク切れなので、代替
博士のピアノ 鮮明写真<1>
これもいつまで残るか怪しいけど...

歴代隊員の名簿発見!
南極OB会
←左側の隊次番号を選ぶと、その隊次の観測隊員名簿が表示されます。

ちなみに、小堺一機さんの父君が調理担当で2回…というので検索してみるなり。
これね
 ↓
9次越冬隊員 調  理 |小堺 秀男 |いけ増調理部
15次越冬隊員 調  理 |小堺 秀男 |(株)国際食品

南極老人とは:
その昔南極に行った観測隊員が年を経て老人になった姿…ではなくて(笑)、日本の七福神の寿老人あるいは福禄寿の元になった神様で、長寿をつかさどるとされてきました・・。
カノープスとは

脱線しまくり・・・。

[PDF] 南極OB会 会報 No.5
p10/16
連載「時は巡り」③
タロジロ再会時の疑問(前編)
北村泰一
(第1次、3次越冬 九州大学名誉教授)

[PDF] 南極OB会 会報 No.7p11/16
連載「時は巡り」⑤
タロ、ジロの疑問(後編)
北村 泰一
(第1次越冬:設営・犬係り、第3次越冬:地球物理、九州大学名誉教授)

次回の知ってるつもり?!
2000/4/09 放送
「タロジロ奇跡の生還
知られざる南極物語」


キムタクのドラマ制作⇒原作者が健在らしい・・・という展開で、博士は今年、何度目かの脚光を浴びられることになるのだろうが、過去にはこういうことも。
なんと聴衆は広い広い会場にわずかに数人というありさま

なぬぃ?仲介業者が。
■講演料金目安 30万円
中間搾取はどのくらいなのだろ・・・。

映画「南極物語」(1983年)の1シーンで、「ボツンヌーテンだ!」というセリフが妙に頭に残っていて、思わず検索するなり。
昨今の観測隊事情。
うーん、ネットという便利なものがあるからなあ。

モンベル | モンベルについて| 南極通信「ボツンヌーテン」

ボツンヌーテン登頂 (2007.1.30)

南極画像満載!観測隊員のブログ: ボツンヌーテン

閑話休題。
北村博士らがボツンヌーテン遠征途上に日食を観測する記述があったので、1957年10月23日の日食を検索してみるなり。

■World Atlas of Solar Eclipse Maps 1941-1960

Solar Eclipse Paths: 1941 - 1960 | 1957 Oct 23

え?南極のごく一部だけ皆既でした、ってこと?
ちょうどそのごく近くにいたわけ?

居たというか、行ったのか。
すげー。

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