『特務艦「宗谷」の昭和史』
大野 芳【著】
新潮社 (2009/07/15 出版)
“時代に翻弄された一隻の船、そこから見えてくるのは日本人の生きざまだった”
絶賛の嵐:
『特務艦「宗谷」の昭和史』 - 成毛眞ブログ。
“「宗谷」を建造した造船所のオーナー川南豊作が、製薬業で一世を風靡した星一と重なるイメージで鮮烈だ。同じことを現在の日本で行えば、国策捜査の対象になってしまうであろう。”
昭和とともに生きた一隻の船
保阪正康氏
船の生涯が語る光と影 優れた人物の伝記を読んだときに近い感銘を受ける力作である
評・旭丘光志(作家)
プロ各位に語りつくされているので、付け加えることはない。
南極観測隊は、戦後10年しかたっていない日本が、官民協力して送り出した一大プロジェクトで、めでたしめでたしといったものではなくて、学閥、主導権争いなどなど、どろどろしたものが…という話は本書で初めて知る。
さすがベテランのノンフィクション作家。
本書の順番待ちの間に読んでいた作品: 『奇跡の船「宗谷」―昭和を走り続けた海の守り神』桜林 美佐【著】2006年刊
からも引用されている個所あり。
大野作品は、その詳細さにおいて桜林作品の追随を許さず。
戦史叢書から、戦闘詳報まで確かめたようだからな。
もしかして、取材中に桜林作品が出てしまい、やむなく差をつけるために特務艦時代の詳細記録に走った、なんてことは・・・。
で、どちらが読みやすいかというと、セミプロ?桜林作品のほうがさらっと読いやすいとは言えようか。
資料的価値としては、大野作品だな。
宗谷関連イベントの司会には、(小父さんではなくて)フリーアナウンサーでもある桜林女史ということで、綺麗に住み分けてめでたしめでたし?
大野 芳【著】
新潮社 (2009/07/15 出版)
“時代に翻弄された一隻の船、そこから見えてくるのは日本人の生きざまだった”
絶賛の嵐:
『特務艦「宗谷」の昭和史』 - 成毛眞ブログ。
“「宗谷」を建造した造船所のオーナー川南豊作が、製薬業で一世を風靡した星一と重なるイメージで鮮烈だ。同じことを現在の日本で行えば、国策捜査の対象になってしまうであろう。”
昭和とともに生きた一隻の船
保阪正康氏
船の生涯が語る光と影 優れた人物の伝記を読んだときに近い感銘を受ける力作である
評・旭丘光志(作家)
プロ各位に語りつくされているので、付け加えることはない。
南極観測隊は、戦後10年しかたっていない日本が、官民協力して送り出した一大プロジェクトで、めでたしめでたしといったものではなくて、学閥、主導権争いなどなど、どろどろしたものが…という話は本書で初めて知る。
さすがベテランのノンフィクション作家。
本書の順番待ちの間に読んでいた作品: 『奇跡の船「宗谷」―昭和を走り続けた海の守り神』桜林 美佐【著】2006年刊
からも引用されている個所あり。
大野作品は、その詳細さにおいて桜林作品の追随を許さず。
戦史叢書から、戦闘詳報まで確かめたようだからな。
もしかして、取材中に桜林作品が出てしまい、やむなく差をつけるために特務艦時代の詳細記録に走った、なんてことは・・・。
で、どちらが読みやすいかというと、セミプロ?桜林作品のほうがさらっと読いやすいとは言えようか。
資料的価値としては、大野作品だな。
宗谷関連イベントの司会には、(小父さんではなくて)フリーアナウンサーでもある桜林女史ということで、綺麗に住み分けてめでたしめでたし?