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本棚に積ん読な本を読了したらばの備忘録。

アポリネール『アポリネール詩集』内容と感想

2012-07-07 09:42:14 | 紙の書籍
新潮文庫 堀口大學 訳『アポリネール詩集』を読了しました。

内容と感想をざっくりと備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【目次】
動物詩集(1911年刊)または「オルフェウスさまのお供の衆」
アルコール(1913年刊)
Vitam Impendere Amori(1917年刊)「命は恋に捧げまし」
カリグラム(1918年刊)
詩集(1895ー1917年作、1925年刊)
出鱈目集(1926年刊)
雑集
わびしい監視兵(遺稿詩集 1952年刊)
スタヴロ詩篇(1899年作)
ライン詩篇(1901ー1902年作)
イヴォンヌ詩篇(1903年作)
雑詩篇(1900ー1917年作)
秘めごと歌(1916年作)
アポリネール ー 人と作品 堀口大學
第十五刷改版のあとがき


【内容】
「ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ……」。今も歌われるシャンソンの名曲「ミラボー橋」の作者アポリネールは、20世紀初頭のパリで、前衛芸術の旗手として、詩、小説、演劇に縦横の活躍をみせ、近代詩から現代詩への方向を決定づけた才人だった。抒情と実験精神をあわせもった彼の詩を、代表的詩集である『動物詩集』『アルコール』『カリグラム』『出鱈目集』などから精選して収録。


【感想】 
今回は再読。中学生の多感な年頃のときに、この詩集が好きでよく読んでいた。甘酸っぱいような痛いような記憶。
有名な「ミラボー橋」 Le Pont Mirabeau が好きだ。繰り返す言葉のリズムと詩の内容がよいな~と。難しい解釈はさておき。


【余談】
あの頃は純粋に詩を楽しんで読むことができて、穏やかな時間がすごせてよかったな。しみじみ。