店のレジ台のわきには、いつも椅子が置いてあります。
刺身を待っている間、座って待っててもらうためです。
この椅子を使うお客様はさまざまで。
お年寄り、足の悪い方、仕事帰りに疲れた~と座りこむ方などなど・・・。
今日はお昼過ぎに、一人のおばあちゃんがみえました。
ちょうどNHKの連ドラ『風のハルカ』が始まりました。
私は朝見ていなかったので、お昼のこの時にかけていました。
買い物を終え、私が袋に品物を入れている間座っていたおばあちゃんは、
突然、「あ~喉渇いた。コレでももらって飲んでいこう。」
と、りんごジュースを手にしたのでした。
勿論、お金は頂きましたよ。
しかし、りんごジュースのストローのさし方もわからないおばあちゃん。
私が変わりにさしてあげました。
渡したとたん、ジュースがストローから流れだしました。
「おばあちゃん、コレね、箱の角を持つようにして押したらだめだよ。」
私は、茶の間の『風のハルカ』を気にしながら、教えました。
(早く飲んで~テレビ、終わっちゃう・・・)
と、笑顔をひきつらせて話をしていました。
ゆっくりとストローを口にしたおばあちゃんは、
りんごジュースを缶ジュースのように傾けたのでした。
「あれ、出ない。」不思議がるおばあちゃん。
「おばあちゃん、それね。傾けなくていいんですよ。そのまま飲んで」と私。
「ああ、そうかね。」
おばあちゃんは、話をしながらゆっくりと飲みはじめました。
話しては飲み、飲んでは話し・・・。
(あ~もうすぐ終わっちゃう。早くなんとか・・・)
とうとうジュースがズズッと音をたてました。
(ヤッタ!ちょっとでも見れる)
と、思った私でしたが、おばあちゃんはりんごジュースを振るとまだ水音がするらしく、
またりんごジュースを缶ジュース並みに傾けたのでした。
話も尽きることなく、茶の間の『風のハルカ』は国会中継に変わっていました。
(どうぞ、ゆっくりしていってください)
でも!りんごジュースは傾けないでくださーい。
刺身を待っている間、座って待っててもらうためです。
この椅子を使うお客様はさまざまで。
お年寄り、足の悪い方、仕事帰りに疲れた~と座りこむ方などなど・・・。
今日はお昼過ぎに、一人のおばあちゃんがみえました。
ちょうどNHKの連ドラ『風のハルカ』が始まりました。
私は朝見ていなかったので、お昼のこの時にかけていました。
買い物を終え、私が袋に品物を入れている間座っていたおばあちゃんは、
突然、「あ~喉渇いた。コレでももらって飲んでいこう。」
と、りんごジュースを手にしたのでした。
勿論、お金は頂きましたよ。
しかし、りんごジュースのストローのさし方もわからないおばあちゃん。
私が変わりにさしてあげました。
渡したとたん、ジュースがストローから流れだしました。
「おばあちゃん、コレね、箱の角を持つようにして押したらだめだよ。」
私は、茶の間の『風のハルカ』を気にしながら、教えました。
(早く飲んで~テレビ、終わっちゃう・・・)
と、笑顔をひきつらせて話をしていました。
ゆっくりとストローを口にしたおばあちゃんは、
りんごジュースを缶ジュースのように傾けたのでした。
「あれ、出ない。」不思議がるおばあちゃん。
「おばあちゃん、それね。傾けなくていいんですよ。そのまま飲んで」と私。
「ああ、そうかね。」
おばあちゃんは、話をしながらゆっくりと飲みはじめました。
話しては飲み、飲んでは話し・・・。
(あ~もうすぐ終わっちゃう。早くなんとか・・・)
とうとうジュースがズズッと音をたてました。
(ヤッタ!ちょっとでも見れる)
と、思った私でしたが、おばあちゃんはりんごジュースを振るとまだ水音がするらしく、
またりんごジュースを缶ジュース並みに傾けたのでした。
話も尽きることなく、茶の間の『風のハルカ』は国会中継に変わっていました。
(どうぞ、ゆっくりしていってください)
でも!りんごジュースは傾けないでくださーい。