ネットで話題になってたインド映画。
主人公、専業主婦のシャシはラドゥというお菓子を家で作って販売するスモールビジネスをやっている。
でも家族の中で唯一英語が喋れないことで、子供達や旦那さんから軽んじられてしまうのが悩み。
本当はお菓子作りも大好きで、誇りをもってやってるけど、誰も尊重してくれない。
そんな彼女が親戚の結婚式の手伝いを頼まれ単身渡米。
そこで英語が話せないためつらい思いをしたのをきっかけに英会話学校に通い始める。
英会話学校のクラスメイトたちとシャシ。
家族からはバカにされているお菓子作りを
「君は事業家だね!」
「小さくなんかないよ」
と肯定してくれる人々に出会い、少しずつ自分自身の自信を取り戻していく。
英会話学校はインドから来たシャシ以外に、フランスやメキシコ、中国等様々な国から来た国籍も年齢も様々な生徒が通っている。
シャシはその中でも特に一生懸命勉強をするんだけど
上手く喋れないながらもだんだんクラスメイトとの距離が縮まっていく。
通い始めに
レストランのシェフをしているクラスメイトに
「男性の料理はアートだけど、女性の料理はただの義務よ」
と言っていたシャシ。
少しずつ英語が話せるようになるにつれて、少しずつ自分の尊厳を取り戻して背筋を伸ばし、朗らかな表情になっていく姿は
とっても眩しかった。
私も実は日本に来てすぐ両親と日本語学校に通っていました。
だけど、その時にはすでに保育園で日本語をマスターした後で
子供担当の先生に
「私日本語喋れない子を教えたいわ(´・ω・`)」と言わせてしまいまして(笑)
両親はレベル別にクラス分けされて、スピーチコンテストなんかも参加してたっけ。
この映画を父と観たときに、
「お前も経験あるだろ」と言われ思い出したのが
日本に来たばかりで、母はパート、父は大学に(当時は大学院生でした)行かなければいけなくて
当時5才の私は一人で留守番しなければいけなくて
大泣きしながら父の学校用の鞄の前で通せんぼして出掛けるのを阻止した記憶。
子供は何も分からないし、自分ではどうにもできないことが多い分不安も大きいです。
でも語学習得能力もすさまじいので、その後すぐに中国語を忘れるくらいに日本語が喋れるようになったんだけど(^_^;)
大人になった今、学校に通って少しずつ語学を習得していく経験もきっと悪くないなと
シャシを見ていて思ったのでした。
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