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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

月の大きさ

2015年06月11日 23時21分31秒 | 蔵馬語り
乃木坂 月の大きさは名曲だと思う。


ああ、mixiで キキララコミュを見たら、 イオン限定の
キキララグッズが可愛くて、イオンが近くにある人が
羨ましくて堪らないよ。
キキララグッズって、新宿とかで売っている物しか手に
入らないね…。
最近のイオンはキキララ充実していて良いなあ。
あと、しまむらにちょっとあるみたいだから見に行こう。


ふとしたメールがきっかけで思ったことなんですけど、
歴史物で飛蔵ってやっぱり良いですよね。


飛影がとある城の若君で、蔵馬は飛影に仕える
剣士なのです。
剣の腕では一流で、飛影を傷つけるものには
殺意を抱くタイプ。
女装をして、普段は飛影のそばにぴったりくっついて、
飛影が他の城主を城に招いて何かをする時に、飛影の
身に何か起きないか監視をして、
危険な時には身を挺して飛影を守る…と言う立場。

女装をしているのは、相手を油断させるため。

時には、飛影から関心を逸らすために、
舞を舞ったりして、
自分に関心を持たせたりする。

いつも、蔵馬の要領が良くて、蔵馬は危ない目に遭わずに
済んできたので、
本人も、自分はきっと大丈夫と思っている面が
あるのだけど、
主人である飛影の方が、蔵馬のことを心配している。

危なっかしい所があって、さりげなく言っても、
蔵馬は蔵馬で飛影を守りたいので、一生懸命になって
いる。

で、あるとき和平の交渉に来た、隣国の国主、黄泉が蔵馬
に目をつける。
いつもとは違うパターンで、黄泉は蔵馬に酒を飲むことを
強要して、
一晩この城に泊めてくれと言う。
飛影は戸惑ったが、黄泉の蔵馬の方が大きいので、一度だけ
ならと言う条件で泊めてやる。

黄泉は、そう言うの夜蔵馬を襲ってしまう。
ギリギリの所で蔵馬は、飛影に迷惑を掛けられないと思って
悲鳴を堪えるが、
危ない気配を感じた飛影が助けに来る。

飛影は、その夜、蔵馬に対して初めて怒る。
自分を大事にしろ、と自分を優先させることを覚えろ、と
怒って蔵馬を抱きしめる。


と言う話を妄想していました。

歴史物ってやっぱり良いですよね。


蔵馬ってこう言う立場に立つと、ベルサイユのばらで
オスカルは、お母様を守るために
マリーアントワネットのそばにくっついていたのと
同じくらい飛影のそばにくっついている気がします。





檻、許可を頂きましたので…。

2015年06月11日 22時28分59秒 | 蔵馬受けblog内小説
浅間山が警戒レベルを上げていて、
色々なモノを引っ張り出しておきました。
避難用の袋にある服が冬物なので、そこを見直さないとね…。
あと、コンタクトレンズとかタオルとか、そう言うものも
入っているか確認です。

最近何かが起きているような、そんな気がして
堪らないので…。

*―――――*★*――――

そんなことをしながらも、今日、でぃびすぐれい の
ゆきさまと
メールをしていて、許可を頂いたので、久しぶりに小説を
書いてみました。

ゆきさまがblogに載せていた 躯姉さん×蔵馬を、
(大部分は私の解釈です。)書かせて頂きました。
しかも捏造しまくって話を組み立ててしまいました。

ゆきさま**
こんなのイラネって言うのも受け付けます。

*―――――*★*―――――*★*
折りたたみが出来ないblogみたいなので、そのまま載せて
いきます。

*―――――*★*―――――*★*



…いつからだろうか。
何度目の訪問からだろう。
その瞳から、目を離せなくなった。

「あの、失礼します。」
いつも、百足に来る時には小さく頭を下げてお土産を
手にしてくる。
息を弾ませていることは必死に隠そうとしている…
それは、蔵馬を見ている者には直ぐに伝わってしまう。
「この間の書物解読できました。」
これがそのメモです、と言って、執務室の躯の机に、
それを置く。

いつもは、ぎこちなさが面白いと思って余裕で見つめて
終わる…だが、ある日、ふと見つめてしまった。
…白い指先。
女と同じように細い。
男とは思えないほどの…。

しなやかな指先が紙をめくるその動作から、目が離せな
かった。

俯いて大事なことを書き連ねる蔵馬の項から、ふわりと甘い
香りがした…。

「お前…。」
「…はい?」

丸い瞳を向ける蔵馬に、心臓を掴まれたような気がした…
その瞬間。

そして、蔵馬の瞳が色を変える瞬間を、躯は捉えるように
なった。
百足から出ていく瞬間、柔らかい笑顔で手を振る蔵馬が
背を向けた瞬間…深い碧の瞳が揺れた。

よお、と軽く手を振って出てきた躯を見る瞳が、時々苦し
そうに歪められていること。
それは、飛影が一緒にいる時だけに見られる、濁った色。
睨むと言うほど冷たい色ではない…言葉には出来ない
けれど。

飛影が話しかける瞬間には消えている色。
…飛影を越えて、躯を見た瞬間に出る色だと、分かった。

そして、その色は躯の胸に焼き付いて離れなかった…。



だから、今のこの瞬間がある。
「む…くろ?」
深い碧の瞳は、今は真っ直ぐに躯を捉えていた。
…魔界の奥深くの森。
蔵馬さえも気付かなかった深い森に呼び出された、誰にも
支配されていなかった森。
細い身体で、柔らかな唇で、躯より一回り小さな―それでも
男だ――その人は現れた。
声色で分かる―――こいつは、自分を怖れていない。
だから、少しからかうだけだった気持ちが変わっていった。
…躯自身が自覚するほど、はっきりと、沸き上がる気持ちが
ある。

…ホシイ。
始めは少し悪戯をするだけだった。
だけど…真っ直ぐ見つめる蔵馬の瞳の色を見ると、躯の眼が細め
られた。

びく、と蔵馬の肩が僅かに揺れた。
「…むくろ?」
…違う。
この人は違う。いつも向けられる声と、違う物を感じる。
本能的に蔵馬は後ずさろうと…したが、出来なかった。
何故か動けなかった。

「どうした…?」
顔が見たいと言われて素直にここまで来たのはお前だ。
…選択したのは、お前自身だ。
…誰も悪くない。
ただ、気付かないことが罪なだけ。

背中を、冷たい汗が流れて、蔵馬は固まった。
躯の瞳が違う…冷たいものを讃えた、熱い瞳。
すい、と伸ばされた手が、現実味を帯びていない。

カツカツ…、数歩近づくだけで、身体が何かに縛られた
ように感じて、カタカタ震えが激しくなる。

くい、と頤を取る躯の手が、氷のように冷たかった。

知らない。シラナイ。
こんな人は知らない…。

へな、と蔵馬は座り込んだ。

「いつも、お前のことを可愛がっていたよ。」
「…あなたはいつも優しく…て…。」
「…だけどな。ただ可愛がるのも飽きた。」

初めて触れた蔵馬の頬はとても暖かく、そして黒髪は
絹のようだった。
あいつがいつも撫でている髪。
あの、全てを抱え込んだ瞳を向けられるとき、無性に
甘い感覚が走っていた。

可愛い、と思う。
首から指先までを震わせているこの、少女のような男が。

「いいな。その表情。」
ぞくぞくする。

…傷つけたい訳じゃない。
ただ、愛おしむ。

蔵馬と白いキャミソールは扇情的で、どこか幻想的だった。

手首につけられた細い紐は、細さからは伺えないほどの
力を持っている。

「くらま。」
躯が小さく名を呼んだ。

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