満ちるは桜。

好きなものを書いてる普通の人日記。

そして皆素直に傷つく

2009年07月21日 18時21分20秒 | 漫画
『ヨイコノミライ』の感想を、また書きたいと思います。
こんなに考えるなんて、やっぱ面白い漫画だなぁ(笑)。
ネタバレしていますので、お気をつけくださいね。
ちなみに、「無能オタク」というのは、
大してマンガもイラストも描かないで、
読んだマンガについて感想ばっかり述べているオタクを、
ただ単に居場所を求めている「無能オタク」と書いていたので、そう書いています。
私自身はそれを「無能」と書き添える必要性があるとは思っていません。。

私の気持ちの変化を、矢印を入れて書くと、

『痛い気持ちになるマンガ』なんだ、と思ってワクワクしていた。→
実際読んで、キャラに色々重ねてみた→
最後、ホラーを読んだような気持ちになった。

さらに、ひとつ書くと、「イラッとした」でしょうか(笑)。
最初、読み進めて最後まで読んだら、
自分の進むべき道について悩むのかと思っていた、のですが。
違いましたね、イラッときましたね。多少。
そしてそれを、マンガのキャラと似たような自分が、
図星指されてイラついた、と思っていたのです。
平松さんの、友達が絵が上手くなって焦る気持ちや、
素直に褒められない気持ちは、わかります。
私は部活仲間やオタク仲間に褒められるということが殆ど無かったので。
相手の絵が上手くなってて焦る、そういう気持ちはすごいわかります。
でも、それと物語の本筋は違うような。
点で共感しても線としては共感しないというか。
それにしても、杏ちゃんのキャラ設定は上手いですよね。
これが、杏ちゃんが高校生作家だったら、
このマンガは全然印象が違うと思います。
だって、杏ちゃん=作者本人の代弁者というのが露骨になっちゃうし。
でも、ほんとに漫画家である母親が「自称批評家によって心を傷つけられた」
という風に、漫画家が「無能オタク」によっていかに傷つけられたかは書くのが、
なんともいえません。
でも、先生によって無能オタクは残酷な未来しかもたらされない、この差(笑)。
無能オタクは相手の話を聞き入れないから、
ちゃんと真摯に受け止めている、
心が壊れるまで頑張る漫画家を無意味に傷つけるなってこと?
でも、自己保身に走ったのが「無能オタク」だけなのが、
なんともいえないなぁ。

ただ、私は『ヨイコノミライ』みたいに、
「あのキャラはさ~!」「あの監督はぁ!」
みたいに、オタク仲間と話すことが無かったので、
共感しづらかったのかもしれません。
だって、皆「マンガが好き」って言う共通点以外、
全然交わる部分が無かったんで、話しようが無かったんだもの。
ただ、部活に所属しているときに、
傷を舐め合うように内輪で褒めあっていたのを、
気持ち悪!って思ったことが少なからずあるので、
杏ちゃんを完全否定する気も無く。
「投稿したら?」って言われながら、延々しない。
でも、部活内ですっごい褒め称えられていて、本人もまんざらじゃない。
そういう気持ち悪さを切り取って見せ付けたかった、
というマンガなのだったら、秀逸です。
でも、人格が崩壊するっていうラストは、あんまりじゃないですかねー。
話し聞かないんなら、君らが大好きなマンガをもってして、
伝えてあげる、その気持ち悪さ。ってか?
というか、先生ご自身が「漫研出身で漫画家にちゃんとなった人」
であるから、余計に素直に痛がれ無いのかもなぁ。
だって、作者ご本人がこのマンガで言うところの「数少ない存在」なんですよ。

それにしても、瞬君は好きだった。何でだろう。
やっぱ心のどこかでは「何かをしている、未来を動かしている」
そういう人に対してうらやましく思っているからなんだろうな。
話しているだけじゃ、何も始まらないって言うことですよね。
言うは易し行うは難し、です。
うん、やっぱこのマンガのメッセージは身にしみてわかっているようです(笑)。


やっぱマンガって大好き!
このマンガについて色々考えてたら一日過ぎるのすごい早かった。
色々色々もっとマンガが読んでみたいです。

最近カントリーマアムが美味しいです。
サクサクのあるんでしたっけ?食べたいなぁ。
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ヨイコノミライ~生産性の必要性~(ネタバレあり、そして長いです)

2009年07月21日 00時16分31秒 | 漫画
と言うわけで。

『ヨイコノミライ』4巻、購入しました☆
なんと、ぺんぎん書房版の1巻も売っていたので購入しました。
ちなみに、中古じゃないのよ。だからビックリなんですよ。

感想はまた書きたいと思います。
最後ホラーかと思いましたよ!
でも、それでもちょっとカップルに萌えてしまう(笑)。
 
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

と言うのを、直前の記事で書いていたのですが、
直前の記事をちょっと文章直したので、この部分も切り取りました。

で、感想です。

今、マンガを手に持たずに読み終えた感覚だけで感想かいてます。

思うのは、『オタク』って何?ってこと。このマンガにおいて。
私は、オタクっていうのは、

知識がいっぱいあることに何かしら優越感とでもいうような感覚があって、
誰かに「知ってる?」っていいたい、共有したい気持ちがある。
でも、マンガ好きじゃない人に対しては、その気持ちが大きければ大きいほど、
後ろめたさ、劣等感を抱いている。
そして、それを含めて自分なんだ、と思っている。
しかしその劣等感が大きければ大きいほど、
オタ仲間の中では「自分のがディープ」って言いたくなる。

ような気持ちがある人だと思うんです。
大概が絵とか描くんだけどね。小説の人もいるけど。
でも、『ヨイコノミライ』の中で、マンガもイラストも詩も書かない人は、
「生産性のない無能オタク」といわれてしまっていたような。
しかも、何も変わらない部活の事を「ぬるま湯」に浸かった、
ある種「その空間はその年代の子に必要っちゃ必要だけど、
本当に進みたい夢へは一生手が届かない場」
とでも言いたげな、そんな感じがしました。
つか、ラストは「ああいった場所は必要」と説きながら、
全然明るい場所として描写していないし。
少なくともぬるま湯と表現されていた部活は、
全然良い場所として表現されていませんでした。最後まで。

でも、ひとつだけ言わせてもらうと、部活にそんな事求めてない気がする。
そんな事と言うのは、プロになりたいからとか、そういう部分。
と言うか、私が部活に入った理由が、漫画家目指してるから、とかじゃないし。
私が違うからみんな違うって言うのが正しくないのは承知してます。
ただ、じゃあ他の部活の人はその部活に入ったら
全員がプロ目指してるんですか?そうじゃないよね?って話になりますよね。
つか、ホントに漫画家目指してる人は、投稿してます。
部活で楽しく語りながら、自分のしたいことは自分で勝手に、
それこそ杏ちゃんみたいにしてるはずです。
はずというか、してる。
だから、高校生とかでデビューしてる人とかがいるんだよ。

最初読んだときは「無能オタク」と書かれていて
「自分も今はそうなのかなぁ」って思ったし、グサッときたんです。
グサッとくるのは、一番しょーもないオタクとして描写されてるから。
しかしながら、段々「違う気がする」とも思い始めまして。
でも、漫研にただ居場所を求めているのを「無能オタク」と言っていることからすると、
『ヨイコノミライ』の場合、創作する人に優位性を持たせている気がする。
創作している人のほうが、オタクの中でもまだ良い、と言うか。
でもオタクはオタクだろう、って、思ったりもするけどね。。

ただ、『ヨイコノミライ』はそれをいいたいのではなくて、
オタクの中にそういう「夢を語りたいだけの人」がいる、
っていうことをいいたいのかなぁ。
それって、どうなの?というメッセージ?
動き出せ!というメッセージ?
なのかなぁ。

キャラが濃すぎると言うのは、キャラ設定として良いなぁ、と思う。
何でかっていうと、重ねやすいから。
と言うのは、キャラが薄いと「似てる!この子超似てるよ!!」
って、ホントに似てない限り言いづらいと思うのです。
しかし、キャラが濃いと
「こんな濃くはないよー!でも、○○なトコは似てるさ!」
って、言いやすくなる、と言うか。

瞬君と桂坂さんの2人の描写が好きだった。
そのカップルと言うか瞬君が好きだった。
結局くっついたんですよね、ああ、良かったなぁ。
と言うか、あんなに途中で読んでいて「痛いな」とか、
平松さん怖いよとか、思ったのに、
結局この2人が色々話してるシーンが一番好きっていう(笑)。
やっぱねぇ、そういう恋愛描写って好きなんですよねー。



⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎


この記事の続きです。
むしろ下の記事たちに自分の書きたい事が詰まってます。


そして皆素直に傷つく - 満ちるは桜。

『ヨイコノミライ』の感想を、また書きたいと思います。こんなに考えるなんて、やっぱ面白い漫画だなぁ(笑)。ネタバレしていますので、お気をつけくださいね。ちなみに、...

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最近やたら ぐぐる先生が頑張っておられる - 満ちるは桜。

だからなのかヨイコノミライの記事にここ2~3日アクセスが多くなっていました。でも一言いいたい。あれ、感想に続きあるんです…(笑)多分この記事も読まれてない方もいる...

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くらげ。~モテキってホントにあるのかな?~

2009年07月20日 22時40分16秒 | 漫画
久保ミツロウ先生著:『モテキ』
面白いですね!!少女ファイト目当てに買っていたイブニング。
でも、『モテキ』読んでみたらめっちゃ面白かった!
・・・と言うのが、私が『モテキ』を読み始めた理由、切っ掛けでした。
でも、読む度に思い出すマンガがあったんです。
それは、『くらげ』と言うマンガ。
だいぶ前のマンガだし、絵柄が似ているだけなんですけどね。
で。まぁ『くらげ』より何より、
その雑誌Kissに以前宝くじのナンバーズの宣伝マンガが載っていたのですよ。
それを描かれた漫画家さんの絵が好きで。
未だに切り取ってファイルに保存しているんです。
それが、久保美津子先生でして。
ストーリーは、
久しぶりに偶然再会した同級生男女。
男子がナンバーズを買っているときに偶然であった形だ。
女子は男子が自分を覚えていたことに驚く。
男子は、女子のパンチによって前歯が差し歯になったんだから、
忘れるわけ無いだろー、とからかう。
女子が男子が買っているそばでナンバーズの説明を受ける。
(まぁ、宣伝マンガだしね・・・)
女子が、自分の誕生日の数字を選んで購入、男子を誘う。
男子がその誕生日嘘だろ、ホントの誕生日は違う日じゃん。と指摘。
よく覚えてるね、と女子。
「はじめてオンナにキスしようとして前歯折られた日だよ 
 忘れらんねーよ」
終了。

この、男子のセリフも妙にツボッたんで切り取ってあったと言う(笑)。
絵も、全頁フルカラーだったしね。

で・・・同一人物なんですか?

似てるなぁじゃなくて、ご本人なんですか?

うーん、だとしたら、やっぱ自分の絵柄の好みって変わらないなぁ!
と、思いました。今もモテキの絵、好きだもの。

****************
追記。

今も昔も絵柄の好みって変わらないって書いたのですが、
実際ウェブで『モテキ』以前のコミックスの表紙を見ても、
全然『くらげ』は思い出されないんですよね。
女の子の絵が思い出す原因なのかなぁ。
何でなんだろう。

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ヨイコノミライがとまってる。(主に私の中で)

2009年07月19日 20時41分30秒 | 漫画
ヨイコノミライ(完全版);小学館IKKIコミックス
きづきあきら先生作品。
4巻が、売ってない!!

めっちゃ読みたいのに・・・

感想は、全部読んでからズラーッと書きたいんですけどね。
読めてないのでかけない・・・という訳でもなし。
なんていうんでしょうか。
あぁ、今日友人とも話したんですけど、
オタクくさく見えるかって「会話スキル」に尽きるなぁ、と。
このヨイコノミライでも、ヲタは基本仲間とだけ話をしますが、
相手が興味を持って話を聞いているかは興味がゆかないようです。
というか、ヲタだからわかるよね?みたいな。
しかも会話は基本的に弾丸トーク。会話に入る隙を与えない。
んでもって、長い。
妙にその描写に納得してしまいました。
あと、自分と重なってグサグサきたのは、
・ヲタは自分の話を聞いてくれると、全部受け止めてくれるって勘違いして、
 全部話してくる。(人もいる)
・マンガは確かに好きだけど、居場所が心地いいだけでもある(人もいる)
なんていうか、居場所が心地いいだけでいた時も、
高校時代にあったので、なんともいえない。

色々まじめに感想を書かれているサイトさん、
こんな誇張されたヲタいねーよって書かれてるサイトさん、色々ありました。
まぁ、感想なんてこのマンガに限らずそうだろ、って言われたらそれまでですが。

痛さの本質、何で痛いのか?っていうことを考察されてるサイトさんがあって、
それが読んでいて面白かったです。
でもねー、それこそ、ヲタだけがそんな悩みを抱えているんじゃなくて、
高校生は大体そんな悩みを抱えているんだよ、たぶん。
人との接し方、関係の適度な保ち方、とかね。

マンガ好きとヲタって、
決定的な差って後ろめたさ、だと思う。

今日はパスタを食べに行きました。
アボガドに惹かれて食べたんですが、
むしろアボガドが無きゃしょっぱくて無理だって!!!
って言う位しょっぱかった。
何でだ?もうちょっと薄味でも大丈夫なのに。
にしても、アボガドってなんともいえない美味しさですなぁ。
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難しい。

2009年07月13日 22時22分26秒 | ブログ
今、久しぶりに自分のパソコンでまじめに作業してます。
家計簿をつけたいのです!
でも、データベース作成→月ごとのシート作成
を行おうと思っていたのです、が。
ずっと仕事先でお昼休みにちまちまと作業して「こんな感じで作ろう!」
って決めた関数が、

自分のエクセルになかった・・・!!!

あー!!全然バージョンによる関数の追加とか考えてなかったぁ!!
そりゃそうですよね、進化してますよね。
うちのパソは、最新版じゃないんで使おうって思ってた「sumifs」が使えない。
いざ、ないままにつくろうとしたら、ますますこの関数のすばらしさがわかる。
や、ね、ホントは使える人は関数代用して求めたい数値求められるのよ。
きっと、簡単に。
でも、全然使えない私には「さっぱりわからん!」っていう。
サイトめぐりして、やっとsumproduct使って作成。
何でこんな真面目に作ってんだろう・・・
細かく書いていきたいんだけど、費目?毎に合計したいから、
そこまで細々分けられないし。。
家計簿つけて何したいんだろう?
残高は合ってないと嫌でたまらないので、
手書きで真面目につけてはいるのです、元々。
家計簿のシート自体はエクセルで作成。
気に入っていた100円ショップの家計簿を参考にアレンジを加えたもの。
100円ショップの、しかもお小遣い帳の延長みたいなのを元につくってたんで、元々そんな
「これは何費で、これは何費なのよ!袋分けよ!」
位の勢いではつけてません。
でも、とあるサイトさんを見てたら作りたくなったの、ですが。
いざ作るとなると難しいものですねー。


そういえば、私のブログで
「それはそれは甘い声」で検索されて来た方とかいるんでしょうか?
感想とか書いてなくて申し訳ないです(笑)。
今はCuvieさんのマンガが読んでみたいです。
まぁ、それで大体どういう系かは察してください、以上(笑)。
にしても、Cuvieさんのホントに面白そうなんだよなー。
絵柄も可愛いし、私が読んだのは基本ラブラブで良い感じでした。
ラブラブなのが好き。つか、ラブラブって書くの恥ずかしいな。
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ムウ。

2009年07月12日 14時40分27秒 | 漫画
手塚治虫先生作品の「MW-ムウ-」を読みました。
結局映画がどのような作品なのかはおいといて、
感想を書こうかな、と思います。

あらすじを書くので、以下ネタバレが一切嫌な方は読まないほうが良いです。
一応お知らせすると、結末は書いてません。
フツーに通販サイトで書かれてるあらすじと大差ないと思います。


※※※※※以下あらすじです※※※※※

とある島に貯蔵されていた殺人兵器「MW」(毒ガス)。
ある時そのムウがもれる事故が発生する。
ムウを無意識に吸った島民たちは全員死んでしまった。
悪いグループにいた賀来少年はたまたま島へ来ていた美知夫を洞窟へつれていく。
そして、偶然にもその時洞窟にいた結城美知夫と賀来少年は、ガスを吸うことなく助かる。
翌朝、仲間が洞窟へ来ないことを不思議に思った賀来少年は美知夫をつれて村へ行く。
しかし少年2人が見たのは仲間や島民たちの無数の死体だった。
しかも、その時美知夫は微量に残っていたムウを吸ってしまう。
命は助かったが、美知夫にどんな影響が出るか不明だ。

そして不思議な事に、その多数の死体を生んだ殺人事件は、
社会的に抹殺され、島はとある会社に関連する住民たちのみになる。
そう、事件が発生した前からいた島民は、その時から島から消えてしまった。

生き残った2人の少年たち以外に、真実を語れるものはいなくなってしまった。
なぜなら、他の真実を知るものたちは、ある国との関係や、
自分らの利権の為にその事件を口外することがあってはならないからである。

16年後、大人になった賀来少年は神父となり、
美知夫は銀行員のエリートとなった。

美知夫は、男女共に魅了する男に成長していた。
美知夫は何かたくらんでいるようで、悪事を働いている。
そのたびに、神父となった賀来の元へ行き、懺悔を始めるが・・・

賀来は、美知夫が何かしているのを知りながら、
彼と体の関係を持ち、彼を法の下で裁かせることが出来ない。

美知夫の悪事を働く理由とは?
賀来は美知夫に対して、どういう態度をとるのか?

コミックス読んでねー。

※※※※※以上あらすじ※※※※※


小4の美知夫が女の子みたいに可愛くて、賀来少年が思わず手を出す・・・
ってのが、フツーにマンガとして表現されてるのが、まずビックリ。

疑問なのは、美知夫が賀来神父を好きなのは、執着かな?
それとも、本当に好きなのかな。
私としては好きだったと思いたい。
賀来がホントーにフツーのおっさんというか、男なんだよね。
映画版のような繊細さならBLっぽいのにね。美少年×美少年で。
体格の良い、眉毛のりりしい坊主の人だからね。

結局、読んだ感想としては「結局MWって何?」みたいな。
それで大きなストーリー的には終わりなの?っていう。
はい、本当に読解力無くてすいません!
でも、結局大きな力にはむかおうとすると、簡単に殺されちゃって、
社会的に存在すらできなくなっちゃうなんて、嫌ですね。
ラストシーンのもやもや感は、
「東京BABYLON」を読んだときのそれに似てました。
ムウはちょっと「よしよし。」と思った感じもしたけど。

すごい本音言うと、「MW」に関する国との関係性や、
大きな事件が抹殺されて、その真実を暴こうとするドラマ!
には、あんまり興味を惹かれなかった・・・;;
どちらかと言うと、自分が惹かれた男(ミチオ)が、
今は悪事を重ねていて、その男から離れられない「罪深き自分」と、
どう対峙していくのかって言うドラマのが興味ありました。
だから、結局賀来が美知夫に対してどういう態度をとるのかに興味があり。
そこが重要なのです。

ストーリーとしてはムウに関する国と少年2人の戦い?と言う軸と、
少年2人の関係性、って言う軸があると思うのです。
ムウによって人生が変わってしまったのも確かだし、
でも、確実に洞窟でおきたことによっても2人の人生は変わったと思うし。
でも、ムウに関する事件って、
賀来神父と関わって更にムウをちょっと吸ってしまって完全に変わった美知夫が、
ムウに興味を持って皆もムウ吸えば良いよ、って言うことに見えてしまうのですよ。
だから、国に対して何かを!って思ってるのは賀来と言うか・・・
ムウに対して固執するから秘密を知っている人たちを残酷なまでに
陥れようとするって言うのは、確かに復讐心を多少は持ってるのかなと思ったりもね、
するんですけれどもね、何か「それって復讐心なの?」って思ったりもするんですな。
ブラックジャックは完全に復讐の為に、
美知夫のような手際で相手への復讐をはたそうとしてましたよね。
それは復讐だなぁってわかりやすかったのですが。
もし、国に対する復讐なら、もっと手際よく美知夫は記者に事件の内容とか、
他の人たちにばらして色々すると思うんだよね。
でも、記者に色々しようとする賀来を美知夫は良しとしない。
何でかって言うと、MWが世間にばれたらMWはますます自分から遠くなる。
本来国民にばれてはいけない兵器なわけだから。
皆にばれそうになったら、もっと深い秘密へとムウは消える。
だから、何か、国に対しての復讐心が!!!!
って言うのがあんまりピンとこない。


とにかく、面白かったなぁ。
結局私はMWの2人に惹かれただけなのかもしれない。
物語がどうとかじゃなくて。
でも、良い。それでも良いって思えるんだから、すごい。
美知夫が女に変装してもばれない位女っぽさと、演技力があるというのは、
すごいなぁ。
だからこそ、色々人をだませるんだよね。

苦労して手に入れた甲斐がありました。面白かった!

地味にMWを買うために地元の本屋何軒も回った挙句、
全然見つからなくて、最後に通販で手に入れたのよ。
したっけ、届くまでの日数がね・・・すっごい長く感じられましたよ・・・(笑)。

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ムウ・・・アクション映画は興味ないなぁ。

2009年07月12日 12時40分53秒 | 漫画
手塚治虫先生の「MW-ムウ-」読みました!!
結果・・・映画を観るのをすごい悩む羽目に(笑)。
見に行かない可能性のが高いです。
私は、賀来神父と結城の関係がメインでみたいんであって、
犯罪と復讐に重きを置いた映画なのかなぁって思うと、興味沸かないからです。
コレは作り手側の重視した部分と私が重視したい部分の差だから仕方ない。
ただ、ムウは復讐話じゃないよね?
主人公の美知夫が、MWを求める理由が復讐だなんて良心的な解釈だね、
って言っていたし。ただMWが欲しいだけだって。
MWのせいで自分が早く死ぬなら、そのとき皆も死ねば良い的な。
そういう部分含めてMWで狂ってしまったのが美知夫なのかなって思ったり。
ただ、賀来神父・・・(笑)。こういうキャラは好きです。

映画館でチケットを買うかまで迷っていて、
チラシも無いので、チラシが貼っているポスターを見つけ、
チラシを読んでました。が。
「あの人ポスター超見てんですけどー(笑)」
とかハッキリ聞こえすぎて凹んだ↓↓
だってチラシおいてないんだから、
読みたいならチラシ貼ってるポスター見るしか無いじゃん・・・

って言う。

映画館は色んな人がいて、エヴァを観ていた時も、
5分おき位に座席を押されたり、邪魔されてがっかりでした。
お金払って妨害とか、どんだけ金持ちなの。
エヴァ自体は面白かっただけに、すごい残念でした。
気持ちがいきなりぶつ切りされるから。

集中して楽しんでる→いきなり座席押される→現実にいきなり戻される

っていう。なんだかなぁ。


MWは映画のみ観ている方は「同性愛もの?」って思う方もいるみたいですね。
実際は原作はほんのり同性愛じゃなくてガチで同性愛扱ってます。
面白いよー!!好き!!!
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セックスなんか興味ない

2009年07月11日 15時49分31秒 | 漫画
きづきあきら+サトウナンキ先生作品。IKKI連載中。
一話だけ読んだとき、続きモノかと思ったくらいのぶつ切り感でした。
が。実は1話完結の読みきり連作?なんですわ。面白い。
連載第一回目の表紙は、タイトルと相まってめっさ挑発的で、
思わず手にとってレジ直行したい、って感じでした(笑)。
今回は太い女子の桃さんが主人公。
桃さん。桃さんの気持ちが痛いほどわかりすぎる。
隠し撮りして取材されてたんじゃないかって言うくらい(笑)共感する。
ただ、桃さんと違うのは行動に移してるかいないかって言う違いだ。
ま、つまり完全なる別人って事ですな。行動に移さなきゃ物語始まんないしね。
終り方はほのぼのと言うか、あったかい気持ちで読み終われました。
が、途中で桃さんが悩んでた気持ちは、すっごいわかる。
が、読んで気づいた現実もあった。
・若さが売りなら今しかない。
・若さが売りでもフツー体型じゃなきゃ断られる可能性が、ある。
・つか、フツー体型でいようよ。
的な。


桃さんはふと、誰にも愛されないで死んでいくのかなって思う。
でも、それなら結婚じゃなくて恋愛でも良かったのかなとか。

なんていうか、「誰かに愛されたい」って、素直に思ってる桃さんが良い。
すぐに「でも、家族や友達がいて、だから良いじゃん」
って、自分をごまかさないところが良い。
家族や友人がくれる愛と、自分が性的な意味で好きな相手がくれる愛は、
多少なりとも違うんじゃないかと思う。
変な言い方すると、「ラーメン食べたい」って言ってるんだけど、
「違う麺類が食べられるんだから良いじゃん。美味しいよ?」
って言われるのと似たような感覚と言うか・・・。ホントに変なたとえだな。
今自分が望んでいる種類では無いものをいくら薦められたって、
ありがたみはあるけど、空洞は埋められない。
感謝しないって意味ではないです。大切です。
でも、大切のベクトルが違うから、どうしようもない。

にしても、今回の『セックスなんか興味ない』は好きだったなぁ。
豆生田さんが
「昔はあんなにかわいかったのに。・・・なんて嘆く俺が想像できます。」
と言って地味に「今の桃さん可愛いよ」と言っている
高等テクを持っているのが素敵過ぎる。

つか、前回書いたプリキュア記事、「痛いの痛いの」じゃなくて、
「悪いの悪いの~」の間違いでした。本当に申し訳ありません。
と言うか、痛いの痛いの・・・って敵に対していってたら、
敵回復しちゃうっつーの、っていうね。
プリキュア、まだ4人目誕生しないのかな。

今、「MW-ムウ-」が読みたいです。
何でかって言うと完全なる腐女子理由でした。
何で、腐女子が楽しめる部分があるっことに気づいたのかって言うと、
きづきあきら先生のブログを読んでいて、
BLになるのかな?みたいな事を書いてらして、
それであらすじを調べたら・・・みたいな感じだったかなぁ。
結局、本屋でアッサリ手に入るかと思ったら、全然見つからず。
久しぶりにネット利用して手に入れました。
映画は読んでから観に行こうかなと思ってます。
にしても、山田孝之さんの神父さん姿を見ていたら、
何となく原作のほうも繊細な感じの姿なのかと思ったら、
原作は「男!!!!!」って言う感じのごつさでしたね。
何となく、「そこがまた、良い!!」と思ってしまった(笑)。
どっちの姿もアリだけど、原作の姿、好きです。
と言うか、手塚作品の男性でこんなに「男くさ!」って感じることが
あんまり無かったので、ビックリ。優しいイメージなんです。なぜか。
読むのが楽しみです。
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