満ちるは桜。

好きなものを書いてる普通の人日記。

ムウ。

2009年07月12日 14時40分27秒 | 漫画
手塚治虫先生作品の「MW-ムウ-」を読みました。
結局映画がどのような作品なのかはおいといて、
感想を書こうかな、と思います。

あらすじを書くので、以下ネタバレが一切嫌な方は読まないほうが良いです。
一応お知らせすると、結末は書いてません。
フツーに通販サイトで書かれてるあらすじと大差ないと思います。


※※※※※以下あらすじです※※※※※

とある島に貯蔵されていた殺人兵器「MW」(毒ガス)。
ある時そのムウがもれる事故が発生する。
ムウを無意識に吸った島民たちは全員死んでしまった。
悪いグループにいた賀来少年はたまたま島へ来ていた美知夫を洞窟へつれていく。
そして、偶然にもその時洞窟にいた結城美知夫と賀来少年は、ガスを吸うことなく助かる。
翌朝、仲間が洞窟へ来ないことを不思議に思った賀来少年は美知夫をつれて村へ行く。
しかし少年2人が見たのは仲間や島民たちの無数の死体だった。
しかも、その時美知夫は微量に残っていたムウを吸ってしまう。
命は助かったが、美知夫にどんな影響が出るか不明だ。

そして不思議な事に、その多数の死体を生んだ殺人事件は、
社会的に抹殺され、島はとある会社に関連する住民たちのみになる。
そう、事件が発生した前からいた島民は、その時から島から消えてしまった。

生き残った2人の少年たち以外に、真実を語れるものはいなくなってしまった。
なぜなら、他の真実を知るものたちは、ある国との関係や、
自分らの利権の為にその事件を口外することがあってはならないからである。

16年後、大人になった賀来少年は神父となり、
美知夫は銀行員のエリートとなった。

美知夫は、男女共に魅了する男に成長していた。
美知夫は何かたくらんでいるようで、悪事を働いている。
そのたびに、神父となった賀来の元へ行き、懺悔を始めるが・・・

賀来は、美知夫が何かしているのを知りながら、
彼と体の関係を持ち、彼を法の下で裁かせることが出来ない。

美知夫の悪事を働く理由とは?
賀来は美知夫に対して、どういう態度をとるのか?

コミックス読んでねー。

※※※※※以上あらすじ※※※※※


小4の美知夫が女の子みたいに可愛くて、賀来少年が思わず手を出す・・・
ってのが、フツーにマンガとして表現されてるのが、まずビックリ。

疑問なのは、美知夫が賀来神父を好きなのは、執着かな?
それとも、本当に好きなのかな。
私としては好きだったと思いたい。
賀来がホントーにフツーのおっさんというか、男なんだよね。
映画版のような繊細さならBLっぽいのにね。美少年×美少年で。
体格の良い、眉毛のりりしい坊主の人だからね。

結局、読んだ感想としては「結局MWって何?」みたいな。
それで大きなストーリー的には終わりなの?っていう。
はい、本当に読解力無くてすいません!
でも、結局大きな力にはむかおうとすると、簡単に殺されちゃって、
社会的に存在すらできなくなっちゃうなんて、嫌ですね。
ラストシーンのもやもや感は、
「東京BABYLON」を読んだときのそれに似てました。
ムウはちょっと「よしよし。」と思った感じもしたけど。

すごい本音言うと、「MW」に関する国との関係性や、
大きな事件が抹殺されて、その真実を暴こうとするドラマ!
には、あんまり興味を惹かれなかった・・・;;
どちらかと言うと、自分が惹かれた男(ミチオ)が、
今は悪事を重ねていて、その男から離れられない「罪深き自分」と、
どう対峙していくのかって言うドラマのが興味ありました。
だから、結局賀来が美知夫に対してどういう態度をとるのかに興味があり。
そこが重要なのです。

ストーリーとしてはムウに関する国と少年2人の戦い?と言う軸と、
少年2人の関係性、って言う軸があると思うのです。
ムウによって人生が変わってしまったのも確かだし、
でも、確実に洞窟でおきたことによっても2人の人生は変わったと思うし。
でも、ムウに関する事件って、
賀来神父と関わって更にムウをちょっと吸ってしまって完全に変わった美知夫が、
ムウに興味を持って皆もムウ吸えば良いよ、って言うことに見えてしまうのですよ。
だから、国に対して何かを!って思ってるのは賀来と言うか・・・
ムウに対して固執するから秘密を知っている人たちを残酷なまでに
陥れようとするって言うのは、確かに復讐心を多少は持ってるのかなと思ったりもね、
するんですけれどもね、何か「それって復讐心なの?」って思ったりもするんですな。
ブラックジャックは完全に復讐の為に、
美知夫のような手際で相手への復讐をはたそうとしてましたよね。
それは復讐だなぁってわかりやすかったのですが。
もし、国に対する復讐なら、もっと手際よく美知夫は記者に事件の内容とか、
他の人たちにばらして色々すると思うんだよね。
でも、記者に色々しようとする賀来を美知夫は良しとしない。
何でかって言うと、MWが世間にばれたらMWはますます自分から遠くなる。
本来国民にばれてはいけない兵器なわけだから。
皆にばれそうになったら、もっと深い秘密へとムウは消える。
だから、何か、国に対しての復讐心が!!!!
って言うのがあんまりピンとこない。


とにかく、面白かったなぁ。
結局私はMWの2人に惹かれただけなのかもしれない。
物語がどうとかじゃなくて。
でも、良い。それでも良いって思えるんだから、すごい。
美知夫が女に変装してもばれない位女っぽさと、演技力があるというのは、
すごいなぁ。
だからこそ、色々人をだませるんだよね。

苦労して手に入れた甲斐がありました。面白かった!

地味にMWを買うために地元の本屋何軒も回った挙句、
全然見つからなくて、最後に通販で手に入れたのよ。
したっけ、届くまでの日数がね・・・すっごい長く感じられましたよ・・・(笑)。

コメント
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ムウ・・・アクション映画は興味ないなぁ。

2009年07月12日 12時40分53秒 | 漫画
手塚治虫先生の「MW-ムウ-」読みました!!
結果・・・映画を観るのをすごい悩む羽目に(笑)。
見に行かない可能性のが高いです。
私は、賀来神父と結城の関係がメインでみたいんであって、
犯罪と復讐に重きを置いた映画なのかなぁって思うと、興味沸かないからです。
コレは作り手側の重視した部分と私が重視したい部分の差だから仕方ない。
ただ、ムウは復讐話じゃないよね?
主人公の美知夫が、MWを求める理由が復讐だなんて良心的な解釈だね、
って言っていたし。ただMWが欲しいだけだって。
MWのせいで自分が早く死ぬなら、そのとき皆も死ねば良い的な。
そういう部分含めてMWで狂ってしまったのが美知夫なのかなって思ったり。
ただ、賀来神父・・・(笑)。こういうキャラは好きです。

映画館でチケットを買うかまで迷っていて、
チラシも無いので、チラシが貼っているポスターを見つけ、
チラシを読んでました。が。
「あの人ポスター超見てんですけどー(笑)」
とかハッキリ聞こえすぎて凹んだ↓↓
だってチラシおいてないんだから、
読みたいならチラシ貼ってるポスター見るしか無いじゃん・・・

って言う。

映画館は色んな人がいて、エヴァを観ていた時も、
5分おき位に座席を押されたり、邪魔されてがっかりでした。
お金払って妨害とか、どんだけ金持ちなの。
エヴァ自体は面白かっただけに、すごい残念でした。
気持ちがいきなりぶつ切りされるから。

集中して楽しんでる→いきなり座席押される→現実にいきなり戻される

っていう。なんだかなぁ。


MWは映画のみ観ている方は「同性愛もの?」って思う方もいるみたいですね。
実際は原作はほんのり同性愛じゃなくてガチで同性愛扱ってます。
面白いよー!!好き!!!
コメント
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