サル娘∞トラ娘∞ネコさま様

☆いつだって出会いの全てがご縁です☆

奈々ちゃんへ。愛をこめて

2016-02-06 15:48:41 | にゃんこ様

皆様ごきげんよう

相変わらずの能天気サンルナママです

 

タイトルにございます

「奈々ちゃん」

「誰?」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。

 

奈々ちゃん

ちび姫一家の長女で、今は天国にいらっしゃいます。。。

 

今から約 一年前

柴犬の奈々ちゃんが倒れました。。。

元々は、ただの風邪。

 

でも、母上の対応が悪かったばっかりに

悲しいお別れをしなくてはなりませんでした。

 

今となっては。。。の過去形のお話になってしまいますが

奈々ちゃんとのお別れがあったから、

今のサンルナママを生み出してくれたのだと思うので

今日は、昔話になってしまいますが

追悼の意味をこめて

奈々ちゃんのお話を書かせて頂きますね。

 

 

元気なころの奈々ちゃん当時12歳

ミニ姫と一緒に、玄関にて

一番最後となってしまった奈々ちゃんの写真です ↓

雨風がひどい時

寒さが厳しいときなどは

玄関にお入り頂いていましたが。。。

 

奈々ちゃんが1歳になるころには

お外に犬小屋を設置して

そこで暮らしていただいていました。

 

奈々ちゃんが1歳になった頃

我が家にちび姫様が誕生し

ちび姫様が重度の犬アレルギーだと判明した為に

苦渋の決断をせざるを得ませんでした。

 

それでも

油断をすればアレルギー症状のオンパレード

当時のちび姫のアレルギーの様子はこちら

http://blog.goo.ne.jp/chemyi/e/88a41c86fdc0e743a3a346bffc6987e5

 

そのような訳で

柴犬の奈々ちゃんは

お外での暮らしが普通になってしまっていました。

 

同じ敷地内とは言っても

建物の中とお外では

コミュニケーションの頻度が格段に違ってしまいます。

 

本当に、本当に、申し訳なかったと 未だに切ない思いです。。。

 

それでも

人間が大好きで大好きで

いつだって、どんな人にだって

尻尾をふってご挨拶していた奈々ちゃん。

 

宅配便が来れば

家のチャイムが鳴る前に

「ママーお荷物だよー」と

お知らせしてくれた奈々ちゃん。

驚かれてしまうかもしれませんが

母上は、奈々ちゃんの鳴き声の違いで

ヤマト運輸と佐川急便を聞き分けることすらできたんです。

 

元気で、かしこくて、人間が大好きだった奈々ちゃん。

小さいころは本当にやんちゃだったから

庭の灯篭によじ登ったりしちゃってて

 

柴犬は丈夫と言われますが

やはり高齢になると体調を崩しやすくなるようで。。。

 

一年前の冬のある日、奈々ちゃんが犬小屋の前で、 ぶるぶると震えていました。

風邪をひいて高熱を出していました。

 

すぐにかかりつけの獣医さんの元へ走りました。

獣医さんから

「いくら元気な柴犬でも、10歳を過ぎたら高齢犬、

家の玄関先でも構わないから、寒さをしのげる場所に移してあげなさいよ」

と言われたので

その日から、玄関に暖房器具を置き

奈々ちゃんの看病をしていました。

 

一週間もすると

風邪もすっかり良くなり

食欲も戻り

お散歩を催促するまでになりました。

 

そうだね。

奈々ちゃんは、お散歩が大好きだものね。。。

 

奈々ちゃんの回復した姿を見て

2月のある日

朝のお散歩へ出ました。

 

嬉しくて、嬉しくて

はしゃぎまわる奈々ちゃん。

 

でも

突然、ぴたりと動きを止めました。

いきなり呼吸が苦しそうになりました。

 

再び病院へ行くと。。。

 

『すまなかった。すまなかった。。。』

と、おじいちゃん先生が何度も詫びるのです。

『温かくなるまで、外には出さないように。と。その一言が足りなかったばかりに。。。』と

 

 

温かい場所で数日間を過ごしていた高齢犬

その犬が、唐突に、気温の低いお外に出で走り出して。。。

 

奈々ちゃんの肺は、温度差についていけず

破裂寸前に膨張してしまっていました。

 

膨張した肺が心臓を圧迫し

押しつぶされた心臓は

今にも痙攣をおこしそうでした。。。

 

『肺の腫れが引くまでどうにか心臓が持ってくれれば。。。』

と、懸命の看病が続きました。

 

苦しくて苦しくて

起き上がることも、食べることも出来ない奈々ちゃんに

必死で栄養剤を流し込み

心臓のお薬を飲ませ。。。

 

温度差を生まないために

玄関を封鎖し

家族は、窓から出入りをしました。

 

母上は、玄関の石畳の上に毛布を敷いて、奈々ちゃんと寄り添い眠りました。

それから一か月。

 

そのころは

毎日夜勤のお仕事をしていた母上。

夜勤を終えて、早朝に仕事から帰ると

奈々ちゃんが一言、

「わん!!」と鳴きました。

お座りすることすら出来なくなっていたのに

その日は、なぜか

きちんと前足を揃えて

背筋を伸ばして

まっすぐに母上の目を見て。

 

久しぶりに聞いた

奈々ちゃんの声でした。

 

それから10分後

奈々ちゃんは息を引き取りました。

待っていてくれたんだね。

苦しかったのに、最後のお別れを有難う。

 

あのとき

お散歩にさえ行かなければ。。。

もっと早くに、室内に移動していれば。。。

後悔ばかり。

 

でも

奈々ちゃんがいてくれたから

娘たちは動物が大好きに育ってくれたよ。

 

アレルギーのある娘たちにとっては

おそらく

最初で最後であろう、飼い犬。

 

奈々ちゃん

あなたが旅立った後

淋しくて淋しくて

今度は猫さんをお迎えすることになったんだ。

 

それも、きっと

奈々ちゃんが繋いでくれた縁だったんだね。

 

『ママ、あの子たちを助けてあげて』

そう言っている奈々ちゃんの声が聞こえるから

ほんの少しだけど

動物たちの幸せに目を向けられるようになったよ。

 

ありがとう

奈々ちゃん

 

いつまでも、家族です。

生前に使用していた首輪も食器もそのまま

今は天使さんに囲まれて

ちび姫一家の玄関を守ってくれています

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
涙が止まりません…。 (メグミ)
2016-02-06 19:57:26
今、娘を駅で待つ車の中で読んでいます。

サンルナママさん、奈々ちゃんはご家族みんなに愛されて愛されて、幸せでしたよ。愛情をいっぱい受けて、ありがとうって、いつもお空の上からサンルナママ家をニコニコして見守っているんでしょうね。

うちも実家の先代のビーグルが手術が成功し、退院でお迎えの朝、心臓発作で亡くなりました。
いつも車の音を聞くと、お迎えをしてくれる賢い子でした。実家では今はラブラドールがいますが前足に腫瘍が出来ています。でも高齢のために手術出来ません。好きなものを食べさせてあげてと言われて、毎日いっぱい食べています。とっても元気です。頑張ってます。

そして、今、我が家は初猫クロを迎えています。いっぱいいっぱい愛情を注いで、大事に育てています。動物と生活することによって、癒されたり、愛されたり、、、感謝しかありません。

サンルナママさま、奈々ちゃんのお話、ありがとうございました。。。
奈々ちゃんがそこにいるように感じました。
それはやはり、サンルナママさまの愛情がとてもとても深いからですね。涙止まらないです。
返信する
Re:涙が止まりません…。 (サンルナママ)
2016-02-06 22:06:26
>メグミ様

いつもご訪問有り難うございます。

奈々ちゃんのこと、もうとっくに気持ちの整理はついていると思っていたのに、やっぱり書きながら泣いていました。

たかがペット。
されどペット。

人間と違って言葉でのコミュニケーションが出来ないぶん、やはり後悔は残りやすいですね。

メグミさんのご実家のラブラドールちゃんも、精一杯の今を生きて下さるように、心からエールを送ります!!
でも、後悔はあっても、
大切な奈々ちゃんを残して逝くことにならなくて良かったと、少しほっとしています。
看取ってあげる事が出来て良かった。

重度の犬アレルギーの娘たちに、老犬の介護をさせるようなことにならなくて良かったのだと、ネコちゃんを迎えたことで、私の知らなかった大切な事が判るようになったのだから…と
今では、本当にそう思っています。

メグミさんのお宅のネコちゃんも、幸せになれて良かったです。
もっともっと、今、地球に溢れている悲しみを
少なくしなくちゃね!!
返信する
胸が痛みます。 (ニャンコ)
2016-02-06 23:48:47
こんばんは。
奈々ちゃん…サンルナママさんに愛されて幸せだったと思います。
最後にサンルナママさんにワンとご挨拶した奈々ちゃん…本当におりこうさんなワンコですね。涙が止まりません…。

犬アレルギーという言葉を始めて知りました。
私の娘は猫アレルギーです。

すでにペットを飼っていて、後でアレルギーと知った時は、どうしていいのかわかりませんよね。
ペットも子供も自分にとっては大切な家族ですものね。



返信する
Re:胸が痛みます。 (サンルナママ)
2016-02-06 23:58:05
>ニャンコ様

犬アレルギー
結構いるんですよ。
猿娘は、犬の皮膚片(フケ)に反応してしまうので、犬が目の前に居なくても、かつていた場所だとすぐにアウトなんです(^^;)
花粉症と犬アレルギーが重なると呼吸困難になるし(-_-;)

面倒な娘達です。

やっぱり都会っ子は弱っちいですね。
(千葉県民だけど(笑))
返信する
ご縁 (すーちん2号)
2016-02-09 16:58:51
初めてサンルナママにお会いしたときに
最初にワンちゃんのお話しをきいて
重度アレルギーだったら
生死に関わることもありますので
仕方ない事ですが
可愛がってた犬を外に出しちゃうんだ…
はっきり言って
サンルナを託すことを少し心配しておりました。
でもサンルナ家とおつきあいするようになって
サンルナママや
ご家族のみなさんのお人柄を知り
私の思いがまちがってることに気がつきました。
ごめんなさい。
奈々ちゃんは本当に本当に
愛されていたんですね。
奈々ちゃんが繋いでくれたご縁
私も大切にしていきたいと思います。

奈々ちゃん、ありがとう
返信する
Re:ご縁 (サンルナママ)
2016-02-09 20:45:09
すーちん2号様

モチロン!!
今でも、家族全員、奈々ちゃんが大好きですよ~♪
ワンちゃんの場合は、中型犬以上になると、正直、室内飼いor外飼いの判断は難しいです…
安全面を考えれば当然ながら室内飼いが当たり前なのですが。
犬種や個体差がかなりあるので、お外が好きな子は室内で鬱病になってしまうワンちゃんとかもいるとのことですしね(>_
返信する
続き~ (サンルナママ)
2016-02-09 20:49:19
ウチの奈々ちゃんは、幸いにもお外が大好きで、獣医さんにも最初から『この子はお外にいさせてあげなさいよ』とか言われる位の外生活向きのワンコだったんです(^^;)
でも、私がお外での管理が不安で、室内飼いにしてた次第で。
娘のアレルギーを期に、やっとお外での生活に切り替えたら、毎日楽しそうに、一心不乱に穴を掘ってました。私の花壇に巨大な穴を(笑)

今となっては、悔やまれる事も沢山ありますが、奈々ちゃんは、お外にいたからこそ、ご近所さんに沢山可愛がって頂いて、お友達も沢山で、毎日楽しそうにしていたのだと思います。

中型犬としては、あまり長くない犬生だったかもしれませんが、中味はかなり濃かったと思います…思いたいです。かな?(笑)
返信する

コメントを投稿