晴れときどき化学、ところにより雑想

もしかしたら何かの役に立つかもしれない化学のお話(と、よしなしごと)

摂氏と華氏

2012年07月11日 21時54分19秒 | 化学のお話
日常生活での温度の表記としては摂氏(セルシウス温度目盛り)と華氏(ファーレンハイト温度目盛り)があります。


摂氏(セルシウス温度目盛り)の方は、スウェーデンの物理学者セルシウスが考案したもので、

1気圧における氷の融点を0℃、水の沸点を100℃として規定したものです。


もう一方の華氏(ファーレンハイト温度目盛り)は、ドイツの物理学者ファーレンハイトが考案したもので、

氷と塩化アンモニウムを用いた寒剤によって得ることができた、その当時の時点での最低温度を0°F、人間の体温を96°Fとして規定したものです。


なお摂氏(C)と華氏(F)の変換には以下の式を用います。

 F = 9/5×C + 32

※この式から、0℃は32°F、100℃は212°Fになることがわかります。


アメリカでは日常生活の温度表示がほとんど華氏なので、天気予報で気温が59°Fですなどと言われると私などは一瞬びっくりしてしまいますが、

冷静に換算すれば摂氏で15℃ですので、たいしたことではないということがわかって安心したりしています(笑)。

換算がうまく(すばやく)できれば、あまり気にならないものなのかもしれません。




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