晴れときどき化学、ところにより雑想

もしかしたら何かの役に立つかもしれない化学のお話(と、よしなしごと)

クリック募金

2012年08月19日 23時55分51秒 | よしなしごと
クリック募金というサイトがあります。

ホームページ上のボタンをクリックすることで、1クリックあたり1円が寄付されるという仕組みです。
(ただし、1日に1クリックしかできないようになっています)。

有名な企業が様々な形で協賛しているのも興味深いですが、
個人的にはそれとは別に、「クリック募金のステータス」が興味深いです。

同じパソコンで毎日クリックしていくことで、これまでの実績が積み重なって示されるようになっていますが、
130クリック(130円分の募金)で、参加者の上位10%程度に入れます。

これを書いている時点では、1日で8クリック可能ですので、17日間分行うと到達できるレベルです。

何クリックすると、上位何%位になるのか、ということを見極めたくて毎日訪問してしまいそうです(笑)。

企業のイメージ向上と寄付をうまく結びつけた形になっていて、考えた人の頭の良さを感じます。

※このサイトにもし興味がありましたら、下記URLまで。
http://www.dff.jp



整理整頓

2012年08月18日 23時55分26秒 | よしなしごと
昔から整理整頓がかなり苦手で、今も机のまわりやあらゆるところにいろいろなものが散乱しています。

よく見るといらないものや不要な書類もかなりありますが、なかなか捨てられません。


ただ、「もうこれ以上は無理」という段階に来ると、「えいやっ」と捨てることができますが、

それまではまったくやる気が出ないというのがいつものパターンです。


こういうずぼらな人間につける薬はないものだろうか、と思うこの頃でした。




関心の輪と影響の輪

2012年08月17日 23時55分56秒 | よしなしごと
有名な、7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著)という本の中に、

「関心の輪」と「影響の輪」という言葉が出てきます。


関心の輪というのは、自分が関心を持っている領域、

影響の輪というのは、自分が関心のある領域内において、自分でコントロールできる領域

のことだそうですが、


主体的な人は「影響の輪」の方に努力と時間を集中させることで「影響の輪」を大きくしていくのに対し、

主体的でない人(反応的な人)は「関心の輪」の方に集中することで「影響の輪」を小さくしていってしまう、

ということが書かれていました(もしかしたら若干ニュアンスが違うかもしれませんが、その点はご容赦ください)。


とかく自分ではコントロールできないことに対して、ぶつぶつと不満や不平を言ってしまいがちですが、

そうではなくて、自分にできることに意識を向けて行動していくことの大切さを教えてもらったような気がしました。

※だからといってすぐに中身が変わるわけではないのですが、そこは一歩一歩進んでいくということでよしとしたいと思います。




相手の立場に立って考えること

2012年08月16日 23時55分24秒 | よしなしごと
相手の立場に立って考えなさい、とはよく言われることですが、

これがなかなか難しいです。


自分の立場や都合についてはよくわかっているはずなのであまり問題はないですが、

相手の立場や都合を考える・想像するにはそれなりの訓練が必要だと思います。

相手の考えがこうだろうと思って行動してみて、違っていたときにどう学べるかということになるのかもしれません。


苦もなくそれを行うことができる人もいますが、

個人的にはまだまだ難しいと思っています。

日々是精進といったところでしょうか(笑)。




~すべきという考え方

2012年08月15日 23時55分52秒 | よしなしごと
よく、「~すべきだ」というような言い方をする人がいますが、

この言葉の裏側にあるのは、その人の価値観をまわりにも当てはめようとする気持ちではないかと思います。


かなりうがった見方ですが、

対象となっている物事や人に対して、それは自分の価値観に照らすとおかしいので、修正されなければいけない、

と言っているようにも聞こえます。


個人的には、「~すべきだ」と言っている人を見ると、なんだか悲しくなります。

世の中はいろんな人がいるので、考え方も行動もそれぞれなのになぁ、と思います。


ただ、自分でも無意識のうちにこれを言ってしまうことがあるので、くれぐれも気をつけなければいけませんね。



立ち読みで速読?

2012年08月14日 23時57分14秒 | よしなしごと
買うほどでもないように思うけれど、なんとなく引っかかるという本については、

なるべく書店での立ち読みで済ませるようにしています。


方法としては、おおよその目安となる時間を決めた上で、その本の目次から、自分が今知りたいことや必要と思われる内容の概略をつかむようにしています。


この方法のよい点(?)としては、立ったままでいることがだんだんつらくなってくるので、なるべく早く切り上げようとすることでしょうか。

個人的にそれほど体力のある方ではないので、長時間の立ちっぱなしはつらいということから、自然と時間制限がかけられます。

※もちろんこれは多くの人におすすめできる方法ではありませんが、何かのご参考になればと思います。


本屋さんとしては、売り上げにはつながらないお客になってしまっているので、困りものかもしれませんが、

ときどきは購入するので勘弁してください、と心の中で思っています(笑)。



チェック機関

2012年08月13日 23時55分27秒 | よしなしごと
先日、このブログの過去の記事でおかしなところを身近な人に指摘され、修正したことがありました。

私としては、全く問題とは思っていなかった内容だったのですが、

客観的に見ると明かにおかしい、という指摘を受けて修正しました。


意図しておかしな内容を投稿しようと思っているわけではないですが、結果としてそうなってしまったということを考えると、

やはり内容をチェックしてくれる人がいる、ということは大切なことだと思いました。

もちろんその人もいそがしいので、毎回タイムリーにというわけにはいかないですが、今も折りに触れて指摘をしてくれています。


こういうことがあって改めて気づいたのですが、

会社でも組織でも、その時々の方向性や内容をチェックしてくれる存在は、大切にしなくてはいけないのではないか、と思います。


本来進むべき方向からずれていないか、実施している(行っている)内容はそれで正しいのか、などを外部の目から見てチェックしてもらうことで、

その会社や組織は健全性を保てるのではないかと思います。


歴史上、専制政治が比較的短い期間で衰退に向かうのは、このチェック機関が存在しないことによるところが大きい、ということも考慮した上で、

健全な批判や客観的な正しい指摘をありがたく拝聴したいです。


もちろん聞く方にとっては耳が痛いものですが、逆説的にそれこそがまさに必要なものだということになると思います。



お盆休み

2012年08月12日 23時55分55秒 | よしなしごと
製造業などでは、(その日数は別として)この時期はお盆休みになると思いますが、

毎年この時期になると、多くの人が同時に休みを取ることの良し悪しについて考えてしまいます。


たくさんの人が一斉に休みとなることで、どこに出かけても人で混雑してしまうということがありますし、

その一方で、なるべく多くの人を相手にして、この時期に稼がなくてはいけない商売があることも承知しているつもりです。


また、お休みの時期がずれることにより、共働きの家やお子さんのいる家では家族それぞれの休みがばらばらになってしまうという可能性もあります。


結局のところ、お休みの時期がほぼ同じでも全く異なっていても、メリット、デメリットは両方存在するので、

どちらか一方にする、ということによる解決はできないのはわかっているのですが、

それでも毎年考えてしまう、というのが悩ましいところです。


人々の意識の変化によって、今後はしかるべき姿(場所)に落ち着いていく、と考えれば、わざわざ頭を悩ませるほどのことではないのかもしれません。



人体に含まれている微量元素

2012年08月11日 23時55分40秒 | 化学のお話
先日、人体中に含まれている元素の一覧表を見ましたが、

予想外の元素が(ごく微量ではありますが)含まれていることに少し驚きました。


人体に必須の微量元素として、セレン(Se)やヨウ素(I)、コバルト(Co)などがありますが、

それらよりもわずかに高い割合で、カドミウム(Cd)や水銀(Hg)が含まれているということです。


私が見たのは1994年のデータのため、最近の調査結果ではこれと異なるのかもしれませんが、

やはり重金属のカドミウムや水銀を、ごく微量(※)とはいえ体内に保有しているというのは驚きでした。

※体重70kgの人の体内存在量として、カドミウムは50mg、水銀は13mg含んでいるというデータです。


ただし、今は解明されていないだけで、

もしかしたらセレンのように、(当初は有毒元素と言われていましたが、その後の研究で)人体には必須であることがわかってくるのかもしれません。

また、分析装置や測定法の進歩とともに、ごく微量の必須元素の存在がさらに明らかになっていくかもしれません。


そう考えると、まだまだ人体の神秘は尽きないように思います。



変わったタンパク質

2012年08月10日 23時55分29秒 | 化学のお話
メタロチオネインというタンパク質があります。

これは、重金属であるカドミウムが結合したタンパク質として初めて単離されたものですが、

今では、亜鉛、銅、鉛、銀、水銀、ビスマスなどの金属が結合できることがわかっています。


このタンパク質の発見の端緒としては、

亜鉛の結合したタンパク質があるのであれば、周期表で亜鉛の下にあるカドミウムが結合したタンパク質も存在するのではないか、

ということで研究が開始されて発見されたという逸話があります。


メタロチオネインは、金属 (メタル:metal)、硫黄(チオ:thio) を豊富に含むタンパク質(ネイン:nein)ということからこの名前が付きました。

硫黄をたくさん含んでいるのは、硫黄を持つアミノ酸であるシステインを多く含んでいるからです。


なお、気になるこのタンパク質の機能(役割)ですが、

・重金属の毒性軽減や、必要な微量重金属の蓄積
・亜鉛や銅の代謝調節
・抗酸化作用

などがあるようですが、まだわからないことも多いようです。



アイデア

2012年08月09日 23時55分27秒 | よしなしごと
アイデアは既存のものの新しい組み合わせだと言われます。

考えるだけであれば、様々な新しいものが生まれてきそうに思いますが、

実際に世の中に受け入れられるものは、それほど多くないような気がします。

そこにはやはり考えた人の感性が影響していて、いわゆるセンスのある人とそうでない人の差があるからではないかと思います。


個人的には、たくさんのアイデアを考えた上で、それを客観的にみて選別できるかどうかが、大切なのではないか、と考えているところです。

とにかく日々いろいろと思いを巡らすことから始めていく必要がありそうです。



図を描いて考える

2012年08月08日 23時55分38秒 | よしなしごと
何かを考えるときに図を描いて考えるのは有効な方法だと思います。

頭の中だけや、文章だけではなかなか発展していかないときに簡単な図を描いていくと、ひらめきのようなものが生まれることが多いです。

その理由はよくわかりませんが、全体を俯瞰できることと、適度な空白(余白)があることではないか、と思っています。


全体を見ることが可能なことで、それまでの考えから抜けていたことが発見できるかもしれません。

また適度な余白があることで、無意識にそこを埋めようとしてアイデアが出てくるのかもしれません。

※なお、これは個人的な思いつきでしかなく、特に何かの根拠があるわけではありません。


最近になって、考えに行き詰まったときには図を描くようになりました。

人様にお見せできるようなものではありませんが、それで十分だと思っています。



本当に大切なものを見つけること

2012年08月07日 23時05分53秒 | よしなしごと
私たちは毎日いろいろなことに関わって過ごしているわけですが、

本当に大切なことや大切なものに関わっている時間はかなり少ないかもしれません。


いつも行っている仕事や勉強やその他の行動が、その人にとって本当に大切なことであれば、それはすごく幸せなことなのだと思いますが、

たいていは、どこかで「なんとなく違う」という想いを抱えながら行動しているような気がします。


ただ、ずっとそんな想いを引きずりながら生きていくのは少しさみしいように思いますので、

自分にとって本当に大切なもの(大切なこと)は何なのか、ということをいつも考えるようにしていきたいなぁ、と思っています。


世の中の多くの人が、それぞれ自分の大切なものや大切なことをしっかりと把握して、それに沿った形で行動していくことになったら、

争いごとも、ずっと少なくなるかもしれません。



化学構造式

2012年08月06日 23時24分24秒 | よしなしごと
大学に入ってから、化学にもいろいろな分野があることがわかりましたが、

比較的早い段階で、有機化学を専攻しようと思っていました。

理由は簡単で、有機化合物の構造式が好きだったからです(笑)。


多くの人は、いわゆる「亀の甲(化学構造式)」のようなものがあるから化学はわけがわからない、というように言うと思いますが、

私の場合は逆に、実際の実験よりも、実験器具よりも、まず構造式ありき、でした。


文字だけではうまく伝えられないですが、

あの独特のくさび形の記号を用いることで、平面に描いているにも関わらず立体的に見えるというのがなんとも衝撃的で、

この表記方法を考えた人はすごいなぁ、と感心していたことを思い出します。


その化合物がどうしてこういう構造をしているのかをぼんやり考えているのが、当時としてはなんだかのんびりしていてよかったのですが、

今ではそういうわけにもいかなくなり、大学の頃の感性を忘れつつあります。


時間を見つけて、少しでも初心に返れるようにした方がよいのかな、と思っているこの頃です。



書店をはしごする

2012年08月05日 22時05分55秒 | よしなしごと
通りがかった先で知らない本屋さんがあると、(時間があれば)必ず入るようにしています。

その規模の大小には関係なく、何らかの発見がある場合が多いからです。


どの本屋さんにも、それぞれ色合いというか特色のようなものがあるので、

それを確認しているということになるでしょうか。


書店のたくさんある地域に行くと、片っ端から入ってみたくなるのですが、

体力的および時間的な制約があるので、インスピレーションで入るところを決めます。


その日の感性がまともであれば、自分独自のアンテナに引っかかるものが見つけられますが、

そうでない場合は、ほとんど徒労に終わるときもあります。

※なお、もしそうなった場合でも、それはそれで楽しいので後悔するといったようなことはありません。


傍目から見ると、子供がおもちゃ屋さんに通うのとなんら変わらないようです(笑)。