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も う ん た い ん 。

かつてはRCレースの楽しさを発信するブログでした。次は何についてのブログが良いか、ご意見募集中です。

DF-03【ダークインパクト】記録簿 第15回

2007-02-18 23:58:45 | RC記録簿(DF-03編)


-前回走行を終えてのインプレッション-
<第 11 回> 2006_1217 

 前回特別編として扱ったグラファイト・コンバージョンキットへの換装が完了し、満を持してのサーキットインとなったこの日。車体の根幹部分であるシャーシが変わったということで、期待感はDF-03を初めて持ち込んだ日と同じくらいのものがありました。果たして投資に見合ったパフォーマンスの向上はあるのか、また計算外の不具合に悩まされることにはならないか…、様々な思いを交錯させつつ、とにかく走らせたい一心で現地へと向かいます。友人Tの駆る次世代お化けマシン、MR-4 BX追撃の切り札として、すがるような気持ちで手を出した強化シャーシ。この装備は私のダークインパクトにどのような変化をもたらしたのでしょうか。


 先のシャーシ換装レポートでは触れていなかった点が幾つかありますので、まずはそちらのお話を少し。


   カーボン板という自由度の低い材質を採用するコンバージョンキットには、どう頑張ってもノーマルシャーシと異なる部分が出てきてしまいます。その歪みとして、特に見逃してはいけない点が車高の変化。前後バルクの取り付けを無理なく可能にするため、どうしてもキット標準に比べ車高が下がる設計とせざるを得なかったようです。セットの違いによる個体差はありますが、私のDF-03ではだいたい3mm程沈みましたので、ダンパー側で改めて調整を施しておきました。

 車高が下がったのにはもう一つ原因があります…自重の大幅増です。今回のコンバージョンキット採用によるウェイトアップは50g、私のDF-03はとうとう1,900gを目前と
するまでの重量になってしまいました。2月号のRCマガジンによれば、TRF前住選手の501Xは1,680gとのこと。ただでさえ基本スペックに大きな開きがあるというのに、その上200g超のウエイトハンディを背負っていることになります。う~ん…これはもう笑うしかありません。


 シャーシを丸ごと取り替えたわけですから、私のDF-03は組み立て時以来のバラバラ状態になりました。こんな都合のいいフルメンテナンスの機会を逃す手はないということで、普段は全く気にかけていない箇所も隅々までチェックします。触診の段階で既にグラつきのあったリアダンパーステー周りを分解した結果、予想通りリアバルク(A1)のステーマウントに亀裂が入っていました。このA1部品は、総走行40パックを過ぎたあたりでも一度交換しています。こ  
の時はマウントの寿命にカーボン製ステーがどの程度関わっているのかを検証する為、代わりの新しいA1部品に強化工作を施すことはしませんでした(第09回参照)。結果的にはその二代目も50パック近くを耐え切った形で、強化ステーがマウントに及ぼす影響はさほど大きくないと考えても良さそうです。

 そして今回交換の三代目バルクですが、これもやはりステー部の補強は行わずにいきます。今度はシャーシ強度の方が大幅に上がりましたので、同じくこの状態でどこまで頑張ってくれるかを検証しようという腹です。


 ウイングも久々に新調。今までもっていたというよりは、割れている箇所に目をつむって無理やり引っ張っていたというのが事実です。タイヤとの干渉を起こさない工夫が施された、京商のアクエリアスタイプを引き続き使うことにしました。今度は見た目にも気を使い、塗装もバッチリやってます。蛇足ながらウイング製作の際、助かるのがRC各誌が最近付録としてつけているステッカーの存在ですね。一色ベタ塗りでも、こういったアイテムをうまく使えばなんとか  
見れる風貌になるものです。今の所、塗装技術の方を磨こうというまでの気力はないんですが、ステッカーを如何にセンス良く配置出来るかに関しては結構楽しんでやってます。


 それでは実走レポートへと移っていくことにしましょう。この日は午前中こそお日様が顔を覗かせる時もありましたが、それ以外は大体ずっと曇り空でした。こげ茶色のしっとりとした路面で、お昼過ぎまでは走行後のマシンにも泥が付着してくるような状態。撮影時ピカピカだったシャーシは、たった1パックの走行で傷だらけの泥だらけになりました…これがオフロードバギーの切ない宿命です。



   コンバージョンキットの投入による恩恵は、如実に体感することが出来ました。全体的なレスポンスがノーマル状態に比べ、確実に上がっている印象です。それはマシンにまとわりついていた何かが振り払われたかのような感覚であり、またマシンというよりはプロポの性能が底上げされたかのように錯覚させる感覚でもあります。逆説的に言えば、このキットの導入による走行特性そのものの変化はさほど大きくない、という表現にもなりますね。そち
らに関しても良い意味での影響を期待してはいましたが、そこは拒絶反応的な気難しいクセがつかなかっただけでもよしとすべきでしょうか。何にせよ、新しいDF-03がより頼もしい存在となったことは間違いないように思えました。

 しかしこの日は走行を重ねるにつれ、原因不明のオーバーステア化に悩まされます。最終的にはどのコーナーでも油断すると巻きまくるというような状態にまで悪化し、操縦に大きなストレスを感じました。当初考えられた要素としては路面の時間的変化、揃って粒なしのM3とR3、或いはノーマルシャーシの時からいじっていないサスセットに無理があるのか…などがありました。が、原因はマシンのメンテナンス不足に拠るものであることが判明。これに気付いたのは次回の練習時になりますので、詳細は後日報告することにします。レポートとして書き起こすのがおっくうになる程の恥ずかしいお話です、お楽しみに…。





 期待に応えるパフォーマンスを見せてくれた新生ダークインパクト。異常なまでにグリップするこの日の路面状況では動きが良くなるのも当然ですが、それに拠るものだけではないフィーリングの素直さが、この新しいDF-03にはありました。その真価を引き出すため、次回以降も色々と考えを張り巡らせていきたいと思います。


D F - 0 3
【この日までの走行データ】
■総走行パック … 097 +09
■重量 … 1,885g +50

< 破 損 パ ー ツ >
アクエリアスウイング
A1 リアバルク

ロゴ
重量はバッテリー(IB3600ストレートパック:415g)を含む全備重量





      


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