本来の「ハリ医学」を築く
新たな挑戦の軌跡 ⑥
「原典・霊枢九鍼十二原第一」に基づいて
本来の「ハリ医学」を築くとはどういうことか。
「ツボ」のある表皮に沿って水平に刺して病を癒し
健康な心身をつくることである。
それには、「ハリの持ち方」「ハリの刺し方」「指の使い方」
さらに、「ツボの取り方」など、すべての再検討が必要である。
現在の「ハリの勉強」は
ただ学校教育を受けて「資格」を取れば、一人前の「鍼灸師」として、
なにも、考え疑いもせず「教えられた」通りに仕事を流している
としか考えられない。
「ハリ医学」とは、「原典」をしっかりと踏み台として、
継承し、発展させるもの
でなければならないと思う。
私は、50年以上も前、「鍼灸学校」の学生時代、
当時大きな流れであった「古典派」の薫陶を受けた。
盟友・島田隆司先生亡き後、「古典派」は衰退してしまった
ように思う。
「古典」の解説者は何人か存在するが
単なる有名解説者で、新しい「ハリ医学」創造の
流れとは無縁である。
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