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病める心も身体もよみがえる。本来の鍼のびっくり効果‼ ハリで心も身体も元気になった。

「原点に基づく快微鍼 表刺・置鍼法」を土台に、新たな医学・医療の創造をめざす、超高齢チャレンジ鍼灸師の歩み。

今の鍼は、鍼術の原典の誤読から始まった。

2019-10-21 20:19:02 | 私がめざす「快微鍼 表刺・置鍼法」

今の鍼は、鍼術の原典の誤読から始まった。

「本来の鍼術」の原点である「鍼経・九鍼十二原第一」の冒頭に書かれた

「鍼」の刺し方」の重大な誤読が、

現在まで続く後代のすべての「鍼術」の姿だと思います。

 

「鍼の刺し方」は「正しく指して直刺し、鍼を左右することなかれ。」と

記してあります。

この読み方が問題なのです。まず、「直刺」です。

後代の学者たちはほとんど、これを「縦に真っ直ぐ刺す」と読んで

疑いませんでした。

 

勿論私も、「鍼灸学校」ではその刺し方しか教えられませんでした。

具体的には「管鍼法」という「盲学校系統の基準教育」と、

私の卒業した「古典派」を築いた先生たちが創立された学校では、

撚鍼法」をも教えて頂き、卒業後一貫してこれを用いてきました。

 しかしどちらにしても、

縦に刺す」のは深浅の違いはあっても当然の事でした。

 

私の恩師・丸山昌朗先生は、私の学生時代の「古典勉強会」で、

「直刺」を縦に真っ直ぐ刺すと 読むのは間違いであると

教えて下さいました。

60年近く前の学生時代の当時は、

よくその意味の深さはわかりませんでした。

それでも頭の片隅には残っていました。

 

 4年くらい前のある日の朝の「体験」は、

「古典」にある「鍼の刺し方」の重要性を知るきっかけとなったのです。

二階の寝室で、起きようとしたら左下肢が思うように動きません。

それで一気に起きてみました。

その時突然「左下肢」の激痛に襲われ立って歩けず、

2階から降りられそうもありませんでした。

それで、自分で撚鍼をしてみようと思い、

「第4腰椎」の左わきに鍼先を当てると、

表皮に触れたと同時に、「激痛」が消えてしまいました。

なんとなく足の運びは不自由でも、

「痛み」はほとんどなしに二階を降りられ、治療の仕事も無事できました。

仕事が終わってから、少し「歩行困難」を感じたので

近くの「整形外科クリニック」に行き診察を受けると、

X線検査で「第4腰椎のすべり症」と診断されました

 

それから数日後、

かかりつけの「内科」の先生のところへ定期診察を受けに行くと、

私の歩き方を見て、すぐに「大学病院」に行けと指示され、

病院に「緊急診察」の連絡をして下さいました。

「病院」に行くと、脳神経科と整形外科の二人の先生が、

諸検査をしてみて下さいました。 その結果、

脳も「腰椎」も全く異常なし。「左腓骨神経マヒ」と診断され、

「ビタミンB12」投与しか方法がないと言われました。

 

これが「私の新しい鍼法」へのスタートとなりました。

この歩みは、次号で書こうと思います。


「快浅鍼法」の新たな展開は、「表皮刺・置鍼法」で患者の病苦を癒しぬく!

2019-09-03 15:23:03 | 私がめざす「快微鍼 表刺・置鍼法」

しばらく「中断」していましたが、新たな展開をめざします。

中国古来の「原典・九鍼十二原第一」に書き残された

「微鍼の神髄」を生かすことです。

 

それには、まず「刺鍼法」の最初から、後代のすべての誤りを明確に指摘し、

本来の鍼術は「表皮刺・置鍼法」であることを、

自身の臨床で実証しなければなりません。

 

これからはその臨床報告を中心に、

楽しくこのブログを続けていきます。

宜しくお願いいたします。


「本来の鍼」は身体の「表」に刺すもの。

2019-02-21 16:00:01 | 私がめざす「快微鍼 表刺・置鍼法」

「本来の鍼」は身体の「表」に刺すもの。

2月20日のNHK「ためしてガッテン」はひどかった。

「鍼」がいろいろな病苦を癒し効果があることを伝えて戴いたことは

鍼師としては嬉しい。しかし、あの内容はひど過ぎる。

あそこでやられていた「ハリ」はほとんど、

「本来の鍼」とは似ても似つかぬ単なる「理学療法」「電気刺激療法」に

過ぎないものであった。

「経絡」「ツボ」などの捉え方も最近の“筋膜説”を取り入れ、現代医学で

こじつけているが「お粗末」過ぎる。

「鍼」の学問は、やはり「医術の根源」から、基本的に学び考究しなおす必要があると

思う。その時一番大切なことは、中国古代人が書き残した

「病は表に現れると捉え、表に存在する”皮”がツボの展開する場である。」という基本を

しっかりと押さえて展開することだ。

NHKは、たとえ一般向けの放映であってもその影響は甚大である。

「東洋の神秘」などと言う捉え方でなく、

もっと責任を持って物事の本質を見つめて対処して頂きたい。





 


つらい喘息、鍼医術ですぐに楽になる。

2019-02-20 07:39:56 | 私がめざす「快微鍼 表刺・置鍼法」
つらい喘息、鍼医術ですぐに楽になる。
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85才の農家のお婆ちゃん。慢性腰痛が治らず、転々と治療を変えてみたが楽にならなかった。
しかし「私の治療」を信頼して下さったのか、もう数年もいろいろな病苦を訴え
通院を続けてくれています。
喘息もその一つ。3年以上もつらい日が続き服薬しても吸入器を使っても一時的で、
楽になったことはなかったそうです。
ところが、鍼をした最初の時から楽になってしまったのです。薬も吸入器もその日以後
ぴったりと止めてしまいました。

最近、内科の先生は「本当によくなった。薬が効いた」と喜んでくれたそうです。
しかし、私は、患者さんがもっと医者を信じてあげて、
一切の経緯を知らせてあげた方がいいと思います。

私の「喘息の鍼治療」は両方の肺兪に「浅刺・置鍼」数分だけ。
 

いろんな痛みが「快表刺・置鍼法」で癒される。

2019-02-19 10:05:08 | 私がめざす「快微鍼 表刺・置鍼法」

いろんな痛みが「快表刺・置鍼法」で癒される。

痛みで来院されるのは、「ぎっくり腰」が最も多いです。
「急性の腰痛」は「ハリ治療の独擅場」と言えるでしょう。
しかし「慢性」でも回数を重ねれば効果ありです。

昨日来院された20年来の患者は、私がまだ従来通りの治療で「慢性腰痛」を
完全に治しました。もう18年経過しますが全く痛みません。
その後「右ひじ痛」で何度か来院しましたが
今度は10年ぶり、右第1指の「腱鞘炎」がつらいということで来院です。

整形外科では「手術しかない」と言われたので、
腰が何度かの治療の後、「18年前」に治療して治ってから
腰は全く楽になり一度も痛くならなかったので思い出して
今回の「腱鞘炎」も鍼で直るかなと期待しての来院です。

「快表刺・置鍼法」を明白に左右差の出ている右頚椎傍と
右手首の第1指のつけ根に行いました。
治療後、指を動かしてみると「腱鞘炎」の痛みはほとんどなくなり
「弾発指」もあったので指の「屈伸」がつらいようです。
これは、「腱鞘炎」より治りづらいですが、
「置鍼法」を中心とした集中治療で必ず楽になります。

昨日、4回目の治療で来院されましたが、昨日の3回でほとんどよくなり、それに
継続治療で「完治」をめざそういと大喜び。もちろん私も!

今回は「腰」「ひじ」「指」とあげましたが、いろいろな痛みの例を
これから検討して行きましょう。