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病める心も身体もよみがえる。本来の鍼のびっくり効果‼ ハリで心も身体も元気になった。

「原点に基づく快微鍼 表刺・置鍼法」を土台に、新たな医学・医療の創造をめざす、超高齢チャレンジ鍼灸師の歩み。

今日の新患・脊柱管狭窄症の激痛と痺れ・・帰りはルンルン!

2019-10-29 20:28:02 | 症状① 運動器系やいろいろな痛み

61歳の「運転手」。初診時愁訴は、10年以上前からの厳しい左の

腰痛‣下肢痛」と両首肩のしつこい凝り感」。

 

今月(10月)の初めから、「左足先の痺れ」症状も出てきてつらい。

数か所の医療機関を転々したが、つらい状態は変わらない。

「鍼治療」も受けたが、管鍼法で深く刺し、神経にズキンと感じた

先生にはこれで「効く」といわれたが、その後も変化なし。

「慢性腰痛」がすぐ治った同業の友人からの紹介で来院。

 

まず、「腰椎傍筋の緊張の左右差」を表皮に軽く触れ探ってみると

「2~4椎」の差が明白でした。頚筋も硬くなってました。

勿論、「表皮刺・置鍼法」の好対象です。

 

「左足先の痺れ」には、左仙骨孔への鍼が効き、置鍼中に痺れは消えました。

「頚筋・肩こり」も、最大緊張点の同法で完璧でした。

 

この患者は、帰りはルンルンでした。

 


本来の鍼術に基づく鍼法の確立をめざして ④

2019-10-27 12:25:57 | 私がめざす「快微鍼 表刺・置鍼法」

「表皮刺・置鍼法」により、慢性・急性にかかわらずに状況に応じて

病苦は癒されます。正しく「表皮」に沿って刺せば確実です。

 

現在のいろいろな疾病治療に関する報告が、統計的に

「何人中何パーセント」の効果があったと記述されています。

 

鍼に関しても同じように

どのツボにどれくらいの深さで刺したら、何パーセント好転したと

いうような自称「科学的研究」がなされています。

しかしこれはよく考えるとおかしいと思います。

同じ条件下での同じ治療で、一人でも「無効」があれば

学問的・論理的にはそのやり方は「無効」だと思います。

 

現代医学の祖・クロード ベルナールは、名著「実験医学序説」で

「病める人を治しきることが医学の使命で、治せるか治せないかが

医学の課題」だと、「統計的医学研究」を明白に批判しています。

 

「鍼の医術」も全く同じです。治る人・治らない人があることは

その治療法が「無効」ということです。

 

このことをしっかりと踏まえて「鍼経」を読み、

「表」に現れるほとんどの病は、「微鍼」をもって必ず治るはずなのに

治せないときは

いまだその術を得ていないのだ」という指摘を噛みしめ研鑽すべきだと

考えています。

この観点から、「表皮刺・置鍼法」の効果の仕組みを実践のなかで考え、

新たな学問の創造にチャレンジしようと思います。

(次号へ)


本来の鍼術に基づく鍼法の確立をめざして ③

2019-10-25 19:03:45 | 私がめざす「快微鍼 表刺・置鍼法」

「表皮刺・置鍼法」では、「脊柱管狭窄症」の治療は、

脊柱の両脇の筋肉の表面に触れて「反応点」を探り、

そこへ鍼を表皮に沿って下方に向け、無理なく左右にぶれないようにゆっくりと

刺し送り,放置しておくだけす。

 

これで、「置鍼部」が温まり「背中がなんとなく気持ちよくなった」と

患者が訴えるのを待つだけです。

 

この鍼術で患者はほとんど楽になります。

また歩いて痛みが出たらすぐ来てもらう。 

患者の状態によって様々ですが、

翌日の場合もあり数日後のこともあります。

 

これで、「脊柱のわきの筋肉の緊張」が取れて、数回で完璧。

検査で確かめた場合もあります。

 

ほとんどの人は「嘘! そんなことありえない。」と思うでしょう。

しかしこの事実の究明で、

原典による刺し方の正しさ」の意味が明確になり

鍼がなぜ「患者を癒す効果があるか」を教えてくれるのです。(次号へ


本来の鍼術に基づく鍼法の確立をめざして ②

2019-10-24 19:12:21 | 私がめざす「快微鍼 表刺・置鍼法」

手術をしなければよくならないで、突然歩けなくなる「脊柱管狭窄症」を

「脊柱のわきに中国鍼を深く刺す」ことで治療すると評判の先生の著作を

読んでみました。

 

自ら「高い技術を持つ」という先生の「臨床報告」では、

だいたいほとんど連日の治療で「3か月」をめどに効果が上がっています。

これはこれでいいでしょう。

 

しかし、私の「表皮刺・置鍼法」とは全然次元が違います。

これは私の「中国古来の本当の鍼法」と、

現在までの原典を誤読した中国後代の学者の刺し方の踏襲との

違いです。

 

「本来の鍼術に基づく鍼法」では、

ほとんど「即効か数回の治療」で癒されます。

それが「何故か」の解明と、新しい鍼術の学問と技術の確立へ向けての

歩みの軌跡を次号から明らかにしていこうと考えています。


本来の鍼術に基づく鍼法の確立をめざして ①

2019-10-23 19:47:11 | 私がめざす「快微鍼 表刺・置鍼法」

鍼が表皮に触れると瞬時に消えた激痛」の体験は、

恩師・丸山昌朗先生の「直刺は縦に刺すのではない」との60年前の説を

私に思い起こさせ、新たな私の「鍼術生涯」へのスタートでした。

 

獨協大学での診療は私の「確信」の土台となりました。

最初の整形外科医院で私自身も確認した、

「腰椎の滑り症」は鍼でほとんど痛みが取れた後の獨協大学では

MRIもX線の映像も完全になくなっていました。

 

鍼治療で「腰椎のずれ」は完治したのです。

これは、後に手術しかないと言われた、

「腰椎のヘルニアや狭窄」を完璧に治す鍼法につながります。(次へ)