チョウチョウ王の備忘録

趣味の海水魚と銭湯巡り、邦画とJ-POPの話題

白点病・初期症状発見

2005-08-12 14:08:43 | 海水魚
今朝起きて水槽を見ると、オニハタタテダイの尾びれと胸びれに白い曇ったような痕がチラホラ。
あっ、白点病だ。
そう言えば3日くらい前に、ハナビラクマノミが岩に体をこすったのを見ました。
でも1回だけだったので気にしていなかったのですが…。

原因は予想が付いています。
水温差だと思います。
ここ半月くらいクーラーの調子が悪いようで、冷却能力が悪くなっていたのです。
以前は水温が24.4~26.4℃の間に保たれていましたが、このところは25.5~29.7℃と明らかにクーラーの能力が落ちています。
修理に出そうにも、クーラーを外したら高水温になってしまうし、なにかと物要りで新しいクーラーは買えないし。
もっとも最近の水槽用クーラーは壊れたら修理は利かないらしいのですが…。
ただ僕のクーラーには冷却ガスを充填するバルブも付いており、なんとか対応できそうな気もします。
クーラーの修理に関しては、高水温の心配がない季節になったら挑戦してみたいと思っています。

さて白点病です。
今のところ症状が見えるのはオニハタタテダイ1匹だけです。
症状とは尾びれと胸びれの透明な部分のみがわずかに白く曇っている(点にはなっていない)だけで、それは体表には認められません。




他の魚には白い曇りはなく、またオニハタを含めたすべての魚の餌喰いはよく、呼吸も速くなく、かゆがって体をこする魚もいません。
この状態で薬(硫酸銅)を投薬しても、治療の効果は現れず、薬害の心配があるだけです。
硫酸銅は白点病に効果的な治療薬ですが、効果と副作用を天秤にかけて、副作用が大きいものは治療とは呼べません。
今のところは、白点病のごく初期ということで投薬はせず、しばらく様子を見ることにしました。

ブログのアクセス数が上がりそうな話題で、うれしいような心配なような複雑な気持ちです。

房総採集・第三段

2005-08-11 12:27:15 | 海水魚
夏休み本番の本日、午前3時30分起床で房総に採集に行って来ました。
今年はまだまだ死滅回遊魚の出が遅いといわれているのは知っていたのですが、欲しいもの(魚じゃありません)もあったので出かけました。

最初は千倉周辺から始めて、北上しつつ漁港を見て回りました。
5ヶ所ほど岸壁をのぞきましたが、極たまにイシダイの幼魚やメジナ、ウミタナゴがいるくらいでチョウチョウウオの仲間は並チョウを2匹見ただけでした。
南の方は全体に水が死んでいる感じで、千倉漁港などは白く濁って異臭がして本当に死んでいました。
鴨川あたりの漁港まで北上してくると水はきれいになり、色々な魚を見ることができましたが、チョウの姿はありません。
漁港は期待できないので、磯に入ることにしました。




写真は城崎海岸です。
いつもは静かなこの場所も、夏休みとなると海の家が出て、このように海水浴客が大勢訪れます。
7月17日のブログで書いたジェットライダーたちは幸いにしていませんでした。



よく見ると海水浴客に混ざってウエットスーツを着た採集人もいます。

2時間海に入りましたが、魚は少ないです。
並チョウ以外のチョウを見たのはフウライチョウチョウウオの全長2cmだけで、これは採集しましたが帰りに逃がしました。
この時期は例年であれば海草の茂みをかきわけると、全長8cmくらいに大きく成長したキヌバリがかなりの数見つかるのですが、まったくいませんでした。

帰り道にある漁港をのぞくと、全長4.5cmくらいのチャガラが40匹ほどの群れを作って泳いでいました。


手前に写っている水色の四角い容器は、漁師さんがサザエやイセエビを活かしておくために岸壁から吊しておくものです。疑われるような行動は決して行なわないでください

このサイズになると岸壁から網ですくおうとしてもサッと深みに逃げてしまい難しいので、迷わず海に入ることにしました。
近くにいた漁師さんに「あの魚を採りたいので海に入ってもいいですか」と聞いて許可をもらいます。
チャガラの群れのだいぶ手前で深く潜り、チャガラの群れを底から追い上げるように網ですくいました。
この魚はとてもスレに対して弱く、チョウチョウウオなどのように扱うと持って帰る前に死んでしまいます。
網ですくったあとはできるだけ早くバケツに移してやり、また酸欠にも気を付けましょう。
携帯のイケスに入れたまま採集のために泳ぎ回ったりすると、すぐにスレてしまいます。

僕はバケツを浮き輪にはめて使っています。




で、最初に書いた「欲しいもの」はお店がやっていなくて手に入りませんでした。
入手できたらこのブログでご紹介します。

チクリ苦情大会の電車マニア移送

2005-08-09 15:08:32 | 雑記
(財)日本漢字能力検定協会は、PCによる笑える「変換ミス」を変“漢”ミスコンテストとして募集しています。
毎月月末を〆切に月間賞と次点を決めてきたが、今回はその22作品の中から最もおもしろいと思うものをオンライン投票で選ぶということです。
投票は8月31日までです。
あなたも選んでみませんか。

実は僕も何度か応募したのですが、箸にも棒にも掛かりませんでした…

寿湯(船橋市)

2005-08-08 11:49:50 | 銭湯・温泉
今日は近隣の銭湯の中でも、僕の一番のお薦めである寿湯(船橋市)をご紹介します。
カッコ付きで書いたのは、同じ名前の銭湯がうちの近所(市川市)にもあるからです。
ちなみに、柳湯という銭湯も市川市と船橋市にあります。
近くに同じ名称の銭湯がある、ということは元々はこの商売があまり遠方からのお客を対象に考えていなかった証拠でしょうね。
こう書いて思い出しましたが、20年ほど前には近所にみやこ湯という銭湯が1kmも離れていない場所に2件ありました。

さて、現代の銭湯は遠方からのお客も視野に入れないとたいへんでしょうから、駐車場完備のところも少なくありません。
この寿湯は、正面アプローチの両側に数件のアパートが建っていて、その一画が駐車場に充てられています。
駐車台数はなんと15台。
数台しか停めることのできない銭湯では、遠くから車で出かけて行っても満車で諦めざるを得ない場合も多いのですが、ここに関してはまず大丈夫です。

銭湯の正面は、東側の本中山郵便局がある道路の方が入口です。
数年前に立て替えた際に変更になっており、西側のセブンイレブンがある道からは入れません。




受付(?)はフロント形式、その前には広々とした休息所があって空調もバッチリ、汗が引くまで風呂上がりのひとときを快適に過ごせます。
入口から見て左側の浴室のみ露天風呂があり、左右は日替わりで男女が入れ替えになります。
露天風呂付きは、男性が日・火・木曜日、女性が月・水・土曜日です。
今回は右側の露天風呂なしでした。




脱衣所は、棚が切ってありカゴが入っている、温泉旅館によくあるタイプです。
鍵の掛かるロッカーはないので、財布などの貴重品は休息所にあるロッカーに入れておきましょう。
フロントに申し出ると下足札と引き替えにロッカーの鍵を渡してくれます。
ロッカーに入らないカメラなどの大きなもの(これは僕の場合でした)は、フロントで預かってくれます。

浴室の天井は高く、明るい雰囲気です。
ジェットバスは、お腹の付近に太い水流が当たるものと、細い水流が周囲からあちこちに当たるものの2種類あります。
面白かったのはジェットバスを上がった時で、体に付いた泡がシュワシュワと音を立てて弾けることです。
炭酸泉の温泉に入った時のようでした。
泡の発生のさせ方に工夫があるのでしょうか?

薬湯の入浴剤は、茶色くて陰部がヒリヒリとするやつ(下品な表現ですみません)でした。
これは僕の好きなタイプなのですが、このところ相次いで寿湯(市川市)や柳湯(市川市)で使わなくなり、残念に思っていたのでうれしい出会いでした。
心なしか薄目でしたが、ひょっとするとこのタイプはとても温まるので夏場は薄めたり、使わなかったりしているのかもしれません。

ドライサウナは入りませんでしたがおとな6名でも余裕の広さがありそうです。

カランはすべて仕切られてブースになっており周囲に気兼ねしなくてよいのは結構ですが、混みあった時は場所を占有することなく譲り合いたいものです。
そのため、入口横に個人個人の用具を置けるように棚が設けてあります。

船橋商工会議所のHP、船橋おふろめぐりにも紹介が載っています。

寿湯の地図

●寿湯
千葉県船橋市本中山4-23-11
電話 047-335-0317
おとな385円
営業時間 平日15:00~23:00 土日祝日13:00~23:00
定休 金曜日

人工飼料

2005-08-06 12:53:03 | 海水魚
僕が飼育している海水魚に与えている人工飼料は、写真の5種類です。
左から、マリン・テックの『シュアー』SサイズとMサイズ、マーフィードの『リーフハーブ』Mサイズ、ナプコ・リミテッド ジャパンの『スーパーベジペレット』、テトラジャパンの『ベジタブルスティック』です。
主食として与えているのは「シュアーM」で、中段の900×450×400mmメイン水槽に、1日で付属のさじ(1さじが大体0.4g)9さじを3回程度に分けて給餌しています。
「シュアーS」はホンソメワケベラやキイロサンゴハゼなど口の小さい魚用に1日2さじ(1さじが大体0.3g)与えています。

言うまでもないことですが、当然これらの人工飼料に餌付いていない魚はこの水槽には入れていません。
それらは右側面の餌付け水槽か上段の水槽に入っています。

この水槽で一番大きなキンチャクダイはさすがに大食漢で、「シュアー」を与えていたのでは際限なく食べてしまい、他の魚に餌が回らなくなってしまいます。
そこで「シュアーM」の前に「リーフハーブ」か「スーパーベジペレット」のどちらかを与えます。
この餌は粒が大きめなため、この水槽ではキンチャクダイ以外の魚が食べることはできず、これでまずキンチャクダイを満腹にさせてしまいます。
1日に与える量は、「リーフハーブ」なら6さじ(1さじが0.4g)、「スーパーベジペレット」なら4さじ(1さじが0.3g)です。
「リーフハーブ」は沈下性、「スーパーベジペレット」は浮上性です。
「スーパーベジペレット」の方が水を含んでもばらけにくく明らかに水を汚さないのですが、浮上性のためにうちのキンチャクダイには食べにくいようです。

「リーフハーブ」と「スーパーベジペレット」を使う前は、「ベジタブルスティック」をキンチャクダイ用の餌として与えていましたが、実はこの餌は最近ではほとんど使っていません。
というのも、前述の2種類の餌に比べて水中でばらけやすく、一度ばらけてしまうと魚も食べないのです。
浮上性な点も食べづらくマイナスです。

僕の勝手な希望を言えば、沈下性の「スーパーベジペレット」があればベストなのですが…。
ナプコ・リミテッド ジャパンさんにお願いがあります。
なんとか作ってもらえないでしょうか?
それとHPも…。

※文中の1さじとは「シュアー」付属のさじです。

キンチャクダイ

2005-08-04 19:26:59 | 海水魚
僕の飼っているキンチャクダイは友人が四国の高知で採集した個体を譲り受けたもので、全長14cmもあります。
スキューバならともかく、素潜りで採集できるのはこのサイズが小さい部類に入るでしょう。
採集した水深は3m、しかし大きな個体なので逃げ足も早く、泳いで追いかけても水中では魚にかなうはずもなく、岩穴に隠れたところを狙ったそうです。

餌付けには時間がかかりました。
大きな個体ほど水槽環境に慣れるには時間がかかるらしく、なかなか落ち着いてくれません。
これだけ大きくて太っているのでちょっとやそっと餌を食べなくとも調子は崩さないだろうと踏んで、餌付けにアサリを使うのは避け、ペレット状の人工飼料のみを少量与え続けました。
1週間ほどで餌の匂いには反応を示すようになりましたが、餌を口にするまでは1ヶ月もかかりました。

キンチャクダイはChaetodontplus(キンチャクダイ属)に分類される中型ヤッコの仲間です。
僕は今まで、コンスピキュオスエンゼルフィッシュスクリブルドエンゼルフィッシュクィンズランドイエローテールエンゼルフィッシュイエローテールエンゼルフィッシュキヘリキンチャクダイチリメンヤッコとこの属を飼育しましたが、共通しているのは浮遊している餌を食べるのが下手だということです。
フレークやペレット状の人工飼料が水中を漂っているのを吸い込むように食べようとしても、なんだか目測を誤っている感じで空振りして海水だけを吸ってしまうのです。
しばらく飼育しているうちになんとなく慣れてきますが、それでもおぼつかない感じがします。

水槽データ・その2

2005-08-03 13:48:54 | 海水魚
水槽台の下段にはろ過槽が設置されています。
寸法は900(幅)×450(奥行)×450(高さ)mmで塩ビ製。
その上、向かって左に置いてあるのは物理ろ過槽で、中にウールマットを敷いてゴミ取りをしています。
透明度はアクリルの方が高いのですが、ろ過槽は中身を観賞するわけではないので塩ビ製にしました。
塩ビの方が軟らかくて衝撃や割れに対しても耐久性が高いからです。
アクリルも塩ビも価格は変わらないようです。
わかりにくいので水の流れを矢印で示しておきます。
このろ過槽は新造しました。

ろ材はサンゴ砂のLLサイズが60kg入っています。
ちょっと多いようですが今のところトラブルがないのでそのままにしてあります。
幅1200mmの新・海水魚水槽をセットする計画もあるので、そのときは種ろ材として使おうと思っています。




屋外の小屋の中には、揚水ポンプと殺菌灯、クーラーが入っています。
ポンプはイワキMD-100R(三相200V)、殺菌灯はレイシーUVF-250、クーラーはレイシーRX-150です。
クーラーを覆っていたスチールの板は、振動でビビリ音が出るので外してしまいました。
ろ過槽→ポンプ→クーラー→殺菌灯→水槽、という水の流れになっています。




殺菌灯はスペースの都合もあって縦に設置しています。
この場合注意しなくてはならないのは、給水口は下、出水口は上にすることです。
こうしないと殺菌灯の効き目が落ちてしまいます。

この水槽システムを作ってくれた(有)大喜商事さんのHPには、設置の様子が詳しく載っているので参考にしてください。

さて以上のシステムの気になるお値段を書きます。

まず、私が個人で用意したもの
●水槽(上段) 2,500円
●水槽(中段) 2,500円
●水槽(餌付) 12,000円
●クーラー小屋 9,800円
●揚水ポンプ、殺菌灯、クーラーは手持ちのもの

次に(有)大喜商事にお願いしたもの
●ろ過槽 62,000円
●水槽台 39,700円
●配管材料と工賃 35,100円
※値引きしてもらって合計110.000円でした。

すべて合計すると136,000円
自分で中古の水槽を見つけたりしたのが安くあがった理由ですが、持ち込み水槽を使ってセッティングしてくれた大喜商事の大谷さんと知り合えたのも幸運でした。

水槽データ・その1

2005-08-01 13:17:41 | 海水魚
本日、ヤッコキングさんより「水槽のスペックを教えて欲しい」とコメントの投稿がありました。
そう言えば…、と思い、ブログを読み返してみたところ、どこにもスペックが書かれておらず、ここに慌てて公表する次第であります。




上段の水槽サイズは、900(幅)×450(奥行)×250(高さ)mmでアクリル製です。
これは、東京都豊島区のジャミングでたまたま中古品をみつけて買っておいたものです。




中段の水槽サイズは、900(幅)×450(奥行)×400(高さ)mmでアクリル製です。
これは、埼玉県戸田市のかねだい戸田店でやはりたまたま中古品をみつけて買っておいたものです。




水槽台の右側面に張り出している水槽は、600(幅)×200(奥行)×200(高さ)mmでアクリル製です。
これは、アクリル水槽を製造・通信販売しているエーキューデザインで出している「MAGO TANK600」で、新品で12,000円でした。

飼育水槽は以上です。
この手持ちの3つを組み合わせて、新たに水槽システムを作ろうと思い立ったのが、今年の2月のことでした。