セスタバジカ Cesta Basica

「基礎的なバスケット」という意味のポルトガル語。
ブラジルでは「日常生活を送るための必需品のセット」を指します。

世の中まだまだ捨てたもんじゃない

2009年03月26日 | 雑感
先週土曜日(3/21)に実施したセスタバジカの配布(第2回)での出来事。

前日の物資仕分け作業では、配達を担当する各団体から事前に報告されていた世帯数分の米(一家族当たり10kg)を袋詰めしました。が、連絡の遅れたグループからの当日申し出があり、全世帯に行き渡るには足りないことになりました。(そういう事態も想定されたので対応策もそれなりには用意していたのですが・・・・)

ところがです。

日系ブラジル人のFさんが「こちらはまだ余裕のある家庭が多いから」として一部を辞退しようと言って下さったのです。(結局は2グループで分け合うことになりました。)このFさんはカトリック教会から来られていますが、自分が失職中にもかかわらず東近江市から長浜市までブラジル人家庭の巡回や支援に駆け回っているという話で、まさに「隣人愛」を地で行くような方だと感じ入った次第です。とはいえ、本会活動に携わっているメンバーは「困っている人を見たら放っておけない」というタイプの方々ばかり。そういう「よき人々」と一緒に働くことができるというのは、人生の喜びの中でも最高のものの一つではないかと思うのです。

とにかくいい光景を目にすることができました。

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