去年の元旦、沈む夕日はブラジルの初日の出と気づき、春から留学する娘のために無事を祈った。
今年の冬はその娘を追いかけて夫とブラジルに行き、20日間ブラジルを楽しんだ。
この18年毎日毎日ブラジル人児童生徒とともにいるので異文化に触れたという気はしなかったが、改めていろんなことを感じた。
マナウスのジャングルの中で友達になったタイスさんはサンパウロで教師をしている。
携帯やゲームなどの普及が教育力を萎えさせてしまっている現実があると彼女は言う。
世の中が便利になればなるほど生きる力が鈍るのは、不便な田舎で大自然や他の命とつながって生きていたブラジルの子どもが数年日本で暮らしたがために、帰国してから「コンビニがない、マクドナルドがない」と言って日本に舞い戻ってくることからもよくわかる。
タイスさんは言う。日本は制度が整っていて何もかもきちんとしている。ブラジルはまだまだだと。
私はそうかもしれないけれど、ブラジルには自由とエネルギーがあると話す。
で、いろいろいろいろ話しているうちに私たちは「ブラジル社会はジャングルで日本社会は盆栽」という結論?に達した。
私の仕事はジャングルの木を盆栽にする仕事であってはいけない。
教育は大切という。けれど大学に進学し大企業に入りお金のためなら環境破壊も厭わないようになるなら、ジャングルの中で生きる知恵を受け継ぐ方がどれほど尊いかわからない。
かわいい孫がふたりもいなきゃそのまま帰らなかったかもしれないけれど、かわいい孫がふたりもいるので(^'^)私たちは帰国した。
けれどブラジルの娘はかわいい姪っ子甥っ子に後ろ髪をひかれながらもまたブラジルに行ってしまった。盆栽になれなかったかー
なお当方が更新をストップした理由は特にありません。単にめんどくさくなったからです。(ネタはないこともなかったのですが、NFLとか米国の連ドラばっかしでもねえ、と思っていました。)明後日から5度目となるナミビア出張(26日間)なので、面白いことがあったら現地発進するかもしれません。
PS.
私も年末年始ちょっと遠出をしてきたので写真を何枚か貼っときますね。
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今や向こうにも可愛い孫が4人(*^^*)