ブラジル日系社会(コロニア)には
日本語で読める新聞が2紙あります。
サンパウロ新聞とニッケイ新聞
ブラジルには約125万人の日系人がブラジルの各界で活躍しています。
日本語の読み書きや話しをする数は年々減少していますが、
まだ10万人を越す一世の世代が健在です。
また日本から来ている駐在員にとっても、日本語新聞は
貴重な情報源となっています。
サンパウロ市の私の実家でも両紙を購読中。
それが、先日やっちゃいました!
紙面丸ごと1ページ、見事な「鏡文字」!
実家に電話して発覚(笑)。私も15年以上邦字新聞を
読んできましたが、こんなことは初めてです★
日系社会で最高発行部数を誇る情報誌 「Bumba(ブンバ)」 でも
取り上げられていたので、一部抜粋します
まるで罰ゲームのような読みづらさです・・・
記事書き、編集作業は日本人が行うものの、印刷業者がブラジル人になり、
読めない人にとっては鏡文字だろうが上だろうが下だろうが同じなのだろう。
後日お詫び文とともに訂正増刷が添えられていた。
新聞の中のコラムでは今回の間違いを取り上げており、
苦情内容も書かれていた。以下はコラムより抜粋した苦情内容。
「あんたのところの新聞は鏡に映して読むんか!」
「一生懸命読もうと思ったけど、頭くらくらしてきた」
「あんなのサイテー」
万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが左手で鏡文字
(普通と反対の方向へ書かれて、個々の文字も反転している書体)を
書いたことを例に出し、
「そちらの編集部にはダ・ヴィンチがいるんですか」
という嫌味をいう人まで!
誤植(今は誤変換、ミスタッチ)は日常茶飯事、読む方もそれなりに
楽しむ向きもあったが、当の新聞記者が「発行史上初の前面裏返し」と言う。
1ページ丸々鏡文字にしてしまうミスも、かなりユーモラス。
更に苦情も一筋縄ではいかない、光るセンスを感じる。
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この「ブンバ」という雑誌、かなり面白いですヨ♪
某化粧品会社に勤めていた頃、美容のコラムを書かせて頂いていました