NIPPON * BRASIL * ダブル目線 *

ブラジル日系人2世の父と日本人の母を持つ、ダブル国籍。ダブルな目線できままに綴ります♪

動物スラング in ブラジル

2009-02-10 | ポルトガル語

ブラジル人はよく動物の名前を口にします。

もし貴方が男性で、ブラジル人からこう呼ばれたら・・・

●「Gato!」 = ガット = オス猫(♂)

女性がこう呼ばれたら・・・

●「Gata!」 = ガッタ = メス猫(♀)

喜んでください♪

見目麗しい殿方、美しい女性を称えてこう呼びます。
ほめられています!

でもニュアンス的には「かっこいい!」「可愛い!」に近いです。

Gatinho(ガッチンニョ)、Gatinha(ガッチンニャ)=子猫ちゃん
と変形しても意味は同じです。

動物スラングは、だいたいがあまり良い意味合いはないかも

● burro(ブーホ) = ろば = バカ

● galinha(ガリンニャ)= メンドリ  = 浮気っぽい女性

● vaca(ヴァッカ) = 牝牛  = あばずれ女

● anta(アンタ) = ばく = まぬけ

● porco(ポルコ) = 豚  = 不潔な人

● cadela(カデーラ) = メス犬  = お盛んな女性

● coruja(コルージャ) = ふくろう = 自分の子供の自慢をする人

● tartaruga(タルタルーガ) = 亀  = のろま

● amigo da
onça(アミーゴ・ダ・オンサ) = 豹の友達 = みせかけの友情


などなど・・・。
こうして見ると、女性を侮辱する表現が多いのが少し気になります

ちなみに「野獣」を表す、「animal」(アニマゥ)と呼ばれている
ブラジル人サッカー選手がいます。

名門クラブチーム・ヴァスコ・ダ・ガマやパウメイラスに長年所属、
日本のヴェルディでもプレーしたことのある、Edmundo(エジムンド)。

素行の悪さでも有名で、いろんな意味で「野獣」と呼ばれています。

動物に関するイメージは日本と似たようなものもあるけど、
思わぬ解釈もあったりして、スラング(俗語)は国民性、地域性を
よく表しており、真面目な“研究対象”でもあるのがおもしろいデス