バナナ = 甘蕉(実芭蕉)
「日経Health 2003年5月号」に、バナナの熟成度によって
作用のパワーが異なる事実が発表されました。
信州大学大学院農学研究科の細野明義教授によると、
未熟な状態のバナナは、難消化性デンプンが豊富なのだそうです。
消化酵素に分解されにくいため、小腸で吸収されずに大腸に届いて、
乳酸菌等の善玉菌の餌になります。ヨーグルトやはちみつなどと
一緒に食べると便秘解消や腸内環境の改善に効果が高まります。
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バナナはブラジルの大切な産業のひとつ
2008年10月にブラジルの超メジャーテレビ局、O GLOBO社の
ニュースで特集が組まれました。バナナ業界の事もよく分かります。
【青いバナナの効能】
ポルトガル語の動画で、少し長くて9分ほどあります。
青いバナナの糖尿病への有効性が語られています。
最初の方になぜか、艶やかな女性達の
華麗なバナナダンスシーンがありますヨ (私は結構スキ♪)
ダンスシーンだけでもご興味があればどうぞ ★☆★
上記の“未熟なバナナ”の効能が確認され、ブラジルでも研究が
続けられています。青いバナナをそのまま食するのは
やっぱり少し無理があります。そこでパウダー状にしたものが
サプリメントのカテゴリーで売られています。
Farinha de BANANA VERDE (青バナナパウダー) 300g
もちろん100%天然。 Nutricêutica 社製(R$13,68)
主な効能として次の3つが挙げられています
① 血液中の血糖値の上昇をおだやかにする。
② 便秘によい ⇒ 食物繊維が豊富。
③ ダイエットの脇役に ⇒ 満腹感を促進し、空腹感を抑える。
バナナの有効成分を100%残したままなので、
カリウム、マグネシウム、ビタミンB群などの栄養もあります。
使い方としては、200mlの水やジュース、豆乳などに
スープスプーン1杯を混ぜ溶かして飲んだり、
(その際は食事中が良いそう)
小麦粉の代わりにケーキやクッキー、ホットケーキなどに混ぜて。
使用する小麦粉の10%程度を代用するといいそうです。
残念ながら日本国内で取扱いがあるかは分かりません
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ちなみに日本では、ポルトガル人宣教師ルイス・フロイスから
織田信長に献上されたものがバナナ第一号といわれています。
正式に輸入が開始されたのは1903年(明治36年)で、
台湾産のバナナだそうです