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a lively time

ハラハラドキドキ、ワクワクソワソワの毎日。

ピアノとヴァイオリンの調べ

2007年09月16日 | No Live,No Life
9/9 埼玉県障害者交流センター
ミハイル・カンディンスキー(pf) 
美帆子カンディンスカヤ(vln)


チケット代なんと500円という激安のコンサートにも関わらず、
モーツアルトのピアノ・ソナタに始まり
ヴァイオリンの定番「ガヴォット」や「チャルダーシュ」
休憩をはさんで
ワタクシのお目当て、プレトニョフの組曲「くるみ割り人形」は
3曲だけだったけど、上原彩子のCDにも収められている「アンダンテ・マエストーゾ~パ・ド・ドゥ」が聴けたし、さすがのプレトニョフ!と思える編曲が楽しめた。
その後も、今まで耳にしたことがなかったリャードフを3曲、リストを2曲。アンコールの「愛のあいさつ」まで内容豊富。

コンサートの後には、一緒に行ったカミさんと連れ立って交流センターのプールでひと歩き(!)して汗を流し、文化とスポーツ(?)堪能の一日であった。(笑)

堤智恵子バンド

2007年09月16日 | No Live,No Life
8/30 ACOUSTIC HOUSE JAM
堤智恵子(as,ss)バンド
星牧人(p) 佐藤鉄也(b) ジ-ン重村(ds)


CD「みずいろの雨」以来、堤さんのファンになったカミさんの「是非とも!」という要望で、JAMへの初同伴(*^_^*)。
構えて聴くことを許さないが如きノリノリの演奏にグイグイ引き込まれたカミさん。「みずいろの雨」から「君の瞳に恋してる」「ひまわり」「異邦人」などなど、カミさんお気に入りの曲が繰り出されたのもあって手拍子足拍子。
フューチャーされたピアノ・ベースそれにドラムス。それぞれにお茶目な感じでナイスなノリがホントに楽しい!
カミさんはぼくの腕でエアーピアノをやり出すし、ぼくがぞっこんのジーンさんのドラミングには、まねして両手両足をバタバタ。(*^^)v

ライブの面白さを体で感じさせてくれる堤智恵子バンド!
「また来る!」とカミさんが言ったのは、言うまでも、ありません。

EMIKO ジャズライブ@Porto

2007年08月26日 | No Live,No Life
「何も飾らない、構えない、わたし。」のジャズライブ。

8/22 Bar Porto
EMIKO(vo,ピアニカ) with 津村和彦(g)


「おおらかにな気持ちで気負い無く歌った。
煮詰めて煮詰めてむずかしい曲をバシバシきめて
ライブやるのもいいけど、こういうポジティブに
おおらかな気持ちでもっとライブできるようになれると
いいなと思った。」


英語はおろかポリトガルに至ってはアイウエオのア(笑)も知らない。
そんなぼくを、その世界にも浸れるマインドを感じさせてくれる歌手・EMIKOさんが、暑さボケでした(笑)。「暑くって脳みそがとけていたらしく、直前になっても、まったく曲もコンセプトもきまらない、きめられない、という状況。」だったそうな。

でも、津村さんとの最初のDUOのシビレを上回るビリビリが、ぼくの脳みそをとかせた。
思わず体が動く。指がなる。ウウンターテーブルを叩く。声が出る。
スガダイローさんのDUOとはまったく趣きが違うスタンダード。ボサノバは弾け、ギターとピアニカのセッションや、マスターのジャラブッカ(?)も加わったジスモンチのスキャットもノリノリ。ブラジル音楽という「花と棘」には引き込まれるほどに身を乗り出して聴き入ってしまった。

「そしてライブ終わってみて、とてもたのしかった。お客さんにもたくさん笑顔があった。きょうもありがとう☆」
オーディエンスの独りとして、いや、このライブに接した人は皆(ありがとう!)と思うんじゃないだろうか。

感動を共有しようという‘試み’であるライブ。
それに何を求めるかは双方千差万別だろうが、お互いに脳みそがとけてるようなライブが、ぼくは好きだなぁ~~。

(注)「太字」はEMIKOさんの日記から引用させていただきました。

カホンを、叩く

2007年08月26日 | No Live,No Life
「カホン、初めての人は?」の問いに手を上げる。
大汗かいてマイ・カホンを担いできたぼくを見て「あれ?」と言う先生に「ある、だけですから。普段は踏み台」(・・・マジ!なのだ。。。)

8/19  後藤まさるカホン&パーカッションセミナーin船橋

ライブで(見てるだけぇ~)を決め込んでリズムを刻む、CDを流しながらテキトーに叩いてみる、のと、一緒に叩くのとではエラい違いだ。
ついこの前、CHEMISTRYの「平安神宮ライブ」をNHK/BSで観た時に出ていたドラマー/パーカッショニスト・後藤まさるさんの「体の中の歯車」構造のパテンティックさに更なる感動を覚えたのはぼくだけだろうか?
いずれにしても「ゆっくり、あせらず・・・」こそがマイ(!)ペースなのかも知れない。。。

のっけから挫折したのだ。「カエルのうた」が、、、歌えない。。。ゲロゲロゲロゲロクワックワックワッ・・・
足のステップと手拍子が違うリズムを刻みながら歌を歌うというもの。「プロでも出来ない人がいますよ」というレベルを思えば、ぼくが出来なくて‘当たり前’とは思うけど、周りの方々は結構出来てるんだから、やっぱココはちょっとした挫折感・・・(笑)。

でも最後には、通して1曲の「One Love」を(それなりに)叩き切った嬉しさにはジンジンきた。歌のハーモニーをつけながら叩くなんてことは(多分、ぼくだけ・・・)最初から望まずに(笑)叩くことだけに集中した分、充分な達成感。
カホンの教則DVDでは得られない納得と収穫は、楽譜があって、それを見て聴ける(なおかつ、受講者一人ひとりの叩きも聴ける!)という、独り善がりを廃して基本を学んでる、みたいな充実感・・・カホンを、叩いてるんだ!っていう喜び。

みんなで演奏(?)するなんてことは乍40年近く前、高校のマンドリンクラブ以来!
時代は過ぎても、まだ、ぼくの中に、なんかなぁ~、そーゆーもんが、あったんだんだなぁ~、って、「船橋まつり」の祭囃子を奏でる山車が見えるお店で、独りほくそ笑みながら美味い生ビールを飲んだのでありました。

ソフィー・ミルマン

2007年08月21日 | No Live,No Life
数えてみればたった8ヶ月、去年12月のコットンクラブがウソみたいなステージ・・・売れるってことのスゴさ!

8/11 BLUE NOTE TOKYO
Sophie Milman(vo)
Cameron Wallis(sax),Paul Shrofel(p,key),Kieran Overs(b),John Fraboni(ds)


今週から来週にかけてサンディエゴ、ロス、オークランドとUSツアー。ほいでもって、来週末から9月にかけてはチャイナ、台湾、マレーシアのアジアンツアー。
なしてコレほど売れるのか?と、思いつつ、やっぱ観に行っちまったい(笑)ジャパンツアー最終日の東京ブルーノート。

朝から晩まで聴いていたいと思うような歌い手さんじゃない・・・って、ウワキもんのぼくだからかも知れないけど(にゃはは)・・・でも、ジャズって元々そーゆーもんで、姿かたちを変えながら流れてきているものだと思うから、執着のほど良さ加減と、演る側と聴く側のバランス感覚が支える音楽ジャンルなんじゃないと思う。「学術的」ジャズ論自体がナンセンスとも言えるカテゴリー(・・・特に聴く側にとっては)に身を置いた24歳の「歌姫」の歌うスタンダードが売れるっていうのは、そーゆー意味で、いたってコンテンポラリー!ということなんだろう。

去年観に行ったときの感想に「体調が悪かったのかな?」みたいなことを書いたが、今回も、多分、彼女はベストではなかったと思う。聴きなれたCDの声よりハスキーで伸び切れてない感じがした。でも、それをフォローできる歌唱力とステージングは(去年とは別人のように)ナイス!

ブルーノートのサイトにアップされていた初日のセットリストとまったく同じ進行。考えようによっては、ここまで練れてれば聴く方も安心かな、ってな想いで聴いていたらラスト「Bye Bye Love」の前に「I Can't Give You Anything But Love, Baby」。これにはヤンヤの手拍子。
それがアンコールの「おいしい水」まで引っ張ったノリノリオーディエンスに負けてソフィーが思わず笑ってドジる。(どーすんのかなぁ~?)って見てたら、急遽サイドメンバーと打ち合わせたお詫びの一曲(笑)が「My Heart Belongs to Daddy」。わぉ~!やっと生で聴けた!!
『SOPHIE MILMAN』にこの曲がなかったら聴かなかったかも?と言える程、ぼくのお気に入りの曲。
もうこーなると、なんだかんだ言いつつも、またまたCDに聴き入る、ぼく、なのだ。。。

山崎ハコ@Hearts

2007年08月11日 | No Live,No Life
人生に・・・って、大袈裟だね(笑)・・・彩を添えてくれる人。著名な人から隣のオヤジさんまで。ありとあやゆる、ジャンルを問わず、生きとし生ける喜びをぼくに与えてくれる、大切な、たくさんの人たち。
その中でも、ぼく自身の存在領域に不変のキャパを占めていると思い込める人が、何人か居る。
その、欠かせない一人に、歌手・山崎ハコさんが居る。

8/4  西川口・Hearts
山崎ハコ(vo,g) with 安田裕美(g)


♪望郷 ・・・優しいと思っても みんな他人さ・・・
♪織江の唄 ・・・そうやけん 抱いてくれんね・・・
♪白い花 ・・・お前のように咲きたかった あの人の心の中に・・・
  30年間、ハコさんには欠かせない「安田さん」と、3曲。

♪水割り ・・・あたしの心を奪うために 水割り何杯飲んでもダメ・・・
  ライブで聴いたのは久しぶり。アルペジオにグッとくる。
♪てっせん子守唄 ・・・ふられた恋がなんねん うちは折れないてっせんや・・・
  前ふりに「島原の子守唄」が入った本日限定バージョンでしっとりと、そして力強い。
♪ひまわり ・・・太陽を追いかける もっと燃えろ・・・
  それこそ30年近く前。大きめなギターを抱えた、ちっちゃなハコちゃんのたった一人のステージ。あの、読売ホールでの感動がよみがえった。弾き語り。これぞ山崎ハコのライブ。

ここで、休憩。
久しぶりにライブに来たカミさんも納得の1st。よほど琴線にふれたのだろう、翌日の台所でハコのCDを流していた。

♪ヨコハマ・ホンキートンク・ブルース
  この歌はライブでしか聴けない。藤竜也作詞のジャパニーズ・スタンダード。
♪What a Wonderful World
  サッチモの名曲を渡辺えり子さんの日本語歌詞で。
♪ニューシネマパラダイスのテーマ(インスト)
  谷川俊太郎の詩とともに流れる日本生命TVCFの曲。演奏してるのは何を隠そう(笑)安田さん。そのギターソロを生で!
♪ヨコハマ ・・・ダルマ船のいる風景が目に浮かぶ「ポー、ポー・・・」
♪気分を変えて ・・・そんな弱いアタシなら バイバーィっだ!
  歌いおわってフーフー言うほど(笑)ハイテンションな歌に聴いてる方もノリノリ!
♪未来の花 ・・・涙なんか 使い切ってやる!
  明るいメロディーと歌詞にこめられた30年間の彼女の想いに共感もし、溢れるほどの元気をもらう。
♪飛びます
  ウルウルしてしまう。山崎ハコの原点とも言えるこの曲を、変わらずに、いや、更に感動的に歌い上げてくれた。・・・信じるために 飛びはじめるのです。。。

アンコールは・・・
♪会えない時でも・・・
  ほんとに良かった、ハコが頑張って歌い続けていてくれて!
  ほんとに良かった、ハコの歌のすべてが好きな自分で!!

堤Jazz@JAM

2007年07月29日 | No Live,No Life
連チャン2日目はジャズ。
今月は、スタンダードをたっぷり!

7/26 ACOUSTIC HOUSE JAM
堤智恵子(sax)
酒井順子(p)・清水昭好 (b)・小山田和正(ds)


堤さんも仙道さん同様、毎月1回JAMに登場している。しかも隔月でセットが違う。オリジナルや自己CD曲にボッサ・サンバを中心にした月とジャズスタンダードの月。更に面白いことに、ジャズマンスのサイドメンバーは全員、お店のマスターのブッキングによる言う。
この日は5,6回目の顔合わせというドラムス・小山田さんは24歳の現役東大生(お母さんが小田和正のファンとか)。最年少は2回目ブッキングのベース・清水アキヨシ(・・・トシコ)さん22歳(その歳の頃の堤さんはこのJAMでホールスタッフをしていた!とか)。一番若そうに見える(笑)ピアノの酒井さんも2回目で元ロッカーとか(?)。
先月とはガラッと変わって若い、良く言えばフレッシュなサイドに聴いてるこっちもちょっとドキドキ。堤さんのノリで引っ張ってく展開を興味津々で拝聴。。。

のっけの「パーディド」・・・曲紹介はなかったけどエリントン・ナンバーだったような・・・から堤さんの力強いアルトが響く。ピアノが弱い。ベースはいいですね、グルーヴィ。チャップリンの「スマイル」はぼくも大好きな曲。「サマーターム」のカーブドソプラノの吹き出しのインパクトはドキリ!と痺れる。「マイ・フェイバリット・シング」や「星に願いを」あたりになるともうみんなノリノリでイエィ!イエィ!!もん。
堤さんのスインギーで心地良いフレーズの超スタンダードの数々に両手両足が勝手にリズムを刻む・・・なんという快感!(#^.^#)

来月の“堤智恵子バンド”は30日。〆日前日。聴けるかなぁ~~

音あそび@JAM

2007年07月28日 | No Live,No Life
アルコール解禁!・・・って、自己判断と自己責任(?)においてだけど・・・(笑)
でもって早速、ライブ。しかも連チャン!

先ずは、2週間前にBar PORTOで聴いたマツモニカさんの参加ユニット
7/25 ACOUSTIC HOUSE JAM
音あそび
仙道さおり(perc)・長澤紀仁(g)・matsumonica(harm)


カホンを買って以来、是非観たい!と思っていた仙道さおりさんと、ブラジリアンギター・長澤紀仁さんとのトリオ。
ライブスタート5分前に駆け込んで最前列の真正面の席!(*^^)v
都内の“音あそび”は満席要予約とか。大宮のこのライブハウスには仙道さんが18、19の頃から出ていたと言うことで、今も毎月1回は出演する。“音あそび”聴くには穴場!だ。
おかげで噂の「さおりキック」も指先ローリングも確りと拝見・・・って、スゲーッって唖然と観てただけで、とても真似できそうにないけど・・・(笑)。

とにかく楽しい。「音あそび」の名の通りまるで遊んでいるかのように楽しそうに演奏している。掛け合いの妙には思わずぼくも、頬がゆ~るゆる。(^.^)
オリジナル曲、マツモニカさんの「空飛ぶたまねぎ」のホンワカ感(?)長澤さんの哲学的(?)な「雲のかよひ路」仙道さんの「KIRARI」は3人のボーカルがとっても愉快。
と、“音あそび”風「WAVE」。これが?なのか、これぞ!なのか・・・どっちにしてもブラジリアン・ユニットとしてのスタンスは全開!。もうもう、のめりこんで聴いたぜ。

“音あそび”1stCDが8/15に発売。たまたまココ大宮のライブの日。お盆だ。ぼくはちょっと無理かなぁ~・・・3人のサイン入りで欲しいけどなぁ~・・・
あ、サイン入りと言えば、仙道さんのカホン教則DVD・・・アマゾンでもHMVでも入手出来ない代物・・・この日ゲット!
よっしゃ~!カホン、がんばんど~~!(^^)!

‘飲まずのライブ3連発’

2007年07月21日 | No Live,No Life
6/30 ACOUSTIC HOUSE JAM
堤智恵子(Sax)バンド
あびる竜太(P)・佐藤鉄也(B)・ジーン重村(Dr)


堤さんを初めて聴いてから丁度一週間後、同じく大宮の地のライブハウスに、こちらも初めてお邪魔した。
しかも今回は初のリーダーバンドで聴ける。そのワクワク感がオープニングの「銀河鉄道999」で一気に跳ね上がった。新作CDからの選曲がメイン。聴き馴染んだ曲のオンパレードでも、もちろんソロアレンジはCDとはまた一味違うし、ユーミンのカバーは「中央フリーウェイ」じゃなくて「卒業写真」というオマケつき!
1stアルバムの「Caribbean Evening Wind」を聴けたのも嬉しかった。
いまの私のドライブテーマ。むか~し、ナベサダさんの「カリフォルニア・シャワー」ばかり流してドライブしてたことを懐かしく思い出させてくれる、そんな曲。

ちなみに今回は、このお店の「常連だった」S君と同伴。う~ん、でも、ライブに浸るには独りのほうがいいかな・・・それなりに好みで聴き分けてる人と連れだって行っても、感受する刺激のツボとのズレは否めないし、であるとすれば、たまたまその場に居合わせた人たちと感動を共有しているという実感を味わうことの方が、ライブの楽しさを増幅させてくれるのかな・・・。特にこの日は、こちとらはノンアルコールのビアとカクテルとアイスコーヒーなのに、やっこさんは生ビールにスコッチぐいぐいなんだもん!(笑)

7/11 Bar PORTO 
柴田奈緒(Vo.G) & マツモニカ(クロマチックハーモニカ)


車載CDに欠かせない1枚に、奈緒さんの「Obrigado! Obrigada!」(Temporal)がある。
気持ちを落ち着かせてくれる声とボッサの心地よいリズムがいい。
そのCDで親しんでる曲が、マツモニカさんのクロマチックハーモニカとの絡みで程よいテンション。
マツモニカさんもオリジナリをはじめ奈緒さんが用意したタンゴでフューチャーされたソロなど、初!の私はクロマチックハーモニカに聞き惚れる。
マスターいと~さんのリクエスト「巡礼」やアンコールの「イパネマの娘」まで、ノンアルコールカクテル2杯で(笑)ボッサにしっぽり。

そうそう、またも“どうも今日は雨の中・・・”のライブ(笑)。でもお約束どおり、終わったら雨はやんでた!(^_-)-☆

7/16 Blue Note TOKYO
Diane Schuur(vo,p)
Scott Steed(b)、 Dan Balmer(g)、Reggie Jackson (ds)


去年のSTBで涙ちょちょびれたダイアン・シューアのライブ。
たまたま去年ダイアンと同じステージに立ったnoonの横浜でのライブとバッティングしていて、どちらに行こうか最後まで迷った末に、青山に決めた。
近いから・・・(笑)。いや、歯切れのいいソウルフルなシャウト、それでいて、語りかけてくるような歌声に涙腺を預けたい気持ちだったから・・・

今回のブルーノート、ファイナルステージ。
「ポインシアナ」もテンポは若干アップ気味だし「ベサメ・ムーチョ」などのホイッスルトーンをめいっぱい響かせてのスキャットが中心の演奏。たった1曲のバラードでは、ここぞとばかり目頭にハンカチ(^^ゞ
さすがにレジュラーユニットとのスインギーで楽しいコール&レスポンスは最高で、いいもの聴いたなぁ~って納得!

ただ、彼女のパフォーマンスは正味1時間程度。しかも1曲1曲が長めなので曲数も少なめ。その分の熱気はコユ~イものがあったけど・・・う~ん、もちっと聴きたかったな~。
おかげで(?)ココナッツミルク&パイナップルのジュース1杯だけのお会計(笑)。

ストラド

2007年06月30日 | No Live,No Life
1本のストラディヴァリウスの響きに聴き入るよりオーケストラの弦のうねりに巻き込まれているのが好きなタイプなのかな?私は・・・と思いながら今一度、予習で聴いた「望郷のバラード」をかけてみた。
生で聴いてきたばかりだというのに(うん、この曲だったよな)程度の感しか沸かない。
試しに、同じように小品を多く手がける高島ちさ子のCDも流してみた・・・良いよなぁ~

ソロであれオケであれ、その演奏に聴き手がハーモニックオーバートーンというやつを感受するかどうか・・・音楽というかミュージシャンの好みが分かれるのは、つまりはそーゆーことなのかな?
誰の演奏からその倍音なるものを感じ取れるのかということ。それを‘間’っていうのかも知れない。。。などと考えしまったコンサートでした。

6/29 川口リリア/音楽ホール
天満敦子 ヴァイオリン・コンサート
 

難しく考えるまでもなく
まず、テンポという‘間’
20年間コンビを組んでいるというピアノとの‘間’
5月から9月頃までは風呂上りのようにしっとりとしていいというストラディヴァリウスの、でも時折はずれる‘音’

折角のチャイコフスキー/アンダンテ・カンタービレも
トルドラ/思い出も
サラサーテ/ツィゴイネルワイゼンも
私の‘間’には合わなかったのです。

一曲終わるごとに大きな拍手とため息が漏れる満員の会場で、私はちょっと、寂しい想いをしていたのでありました。。。

トリオ+2ホーンセッション

2007年06月27日 | No Live,No Life
5年前に脱サラしたマスターが音楽のためにこだわったという内壁と床の店内で、PAに繋がっているのは津村さんのギブソンだけという純生のジャズを体感しました。
6/23 大宮・Cafe Lamp
守新治(Drums)スペシャルセッション
堤智恵子(Sax)・松島啓之(Tranpet)・津村和彦(Guiter)・木村将之(Bass)



本格的なジャズをやるよ、という津村さんの誘いもあってやってきたのですが、もうもう大収穫のライブでした。名だたるメンバーに加わったベーシストは弱冠21歳ながら翌24日からは東儀秀樹の全国ツアーのサポートに入るというつわもの、木村さん。
小気味良いトリオの演奏のあと、いよいよ2ホーンが登場してジョビンの「wave」。堤さん、松島さんの掛け合い、パートソロにのっけから大盛り上がり。私も以前足繁く通った恵比寿のライブレストランで、サックス・クラ・トロンボーンとの菅野邦彦セッションはよく聴いてはいたんですが、こうしたこじんまりしたお店のライブでのトランペットはこの日が初めて。まさにSound of Jazzって感じでワクワクもんでした。
2ndではSaxとpetをそれぞれフィーチャーした曲も。Saxの堤さんは4枚目にして初のカバーアルバムの中から「ひまわり」でした。またまた私としてはシビレ癖がでちゃいまして、そのCD『みずいろの雨』にサインをしてもらって持ち帰ってきたのは言うまでもありません(笑)。一緒に求めたデビューアルバムにも、今はシビレてます。しかも私のみならず、めったにジャズなど聴かないカミさんも好きなサウンドみたいで、遠慮して聴いてた私に「もっとボリューム上げて」などと言っています。で、堂々と、またひとり、フェイバリットなミュージシャンが増えたのです(^^♪

ちなみに、堤さんと木村さんは地元・大宮の出身で、なんと、堤智恵子さんにいたっては私と同じ中学校だったんですよぉ~。まっすますヤバイっすよねぇ~~(*^^)v

J.S.BACH

2007年06月22日 | No Live,No Life
音楽というものは、すべからくセクシーであるべし!が持論(っていうか、好み)の私としては、古典派よりもロマン派の楽曲・・・チャイコフスキーを筆頭に、その中間的な(歴史的には分かりませんけど私の感覚的に)ベートーヴェンあたりまで・・・は、結構それなりに聴くんです。
100年以上も前に生きた作曲者の内面表出と、今この時代を生きる私(たち?)とのスリリングなまでの共感と相克。時空を超えた闘い・・・って、私の場合、共感過多ですが(笑)・・・いずれにしても感情移入された楽曲・演奏にセクシーさを感じる私なのです。

そんなポリシー(?)から、バロックから古典派・・・モーツァルトはともかく・・・バッハはア・ラカルト以外ではめったに聴いたことがないんです。
そこいくとウチのカミさんは、もっぱら古典派。近代音楽はもちろんのこと、ロン派も勘弁!のタイプなんです。
その間を取り繕ってくれたのが、このコンサートでした。

6/21 大宮ソニックシティ
シュトゥットガルト室内管弦楽団


プログラムは
モーツァルト「アイネ・クライム・ナハトムジーク」
バッハ「G線上のアリア」
バッハ「管弦楽組曲第2番」
・・・だけなら、私は行きません!(笑)
and・・・チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」でした。

ね、仲を取り持つ・・・でしょ!(^_-)-☆

1st5・2nd4・ビオラ4・チェロ3・バス1・チェンバロ1の編成でした。と、第2番はもちろんフルートをフューチャーです。
指揮者は居ません。コンマス兼任です。
四重奏団は(今年聞いた八重奏団も)指揮なしですが、このぐらいの編成でもフツー指揮なしなんでしょうか?

前3曲はなるほど・・・の一言。で、シュトゥットガルトのチャイコ。
カミさんは殆ど違和感無く(一部、古典派にはない弦の引っ張り、を除いて)聴けたみたいですし、演奏自体は流石にドイツの老舗室内楽団のスゴさを感じることが出来ました。が、ちょっと歯切れが良すぎるなぁ~。思い切って主情的なチャイコフスキーってのは、やっぱロシアのオケなのかなぁ~と、改めて。。。

それにしても客の入りが悪かった。
でも逆に言えば、客の質は良かったんで、良かった良かった!(笑)

フォークライブ

2007年06月13日 | No Live,No Life
主役(!)は38歳。ハーモニカとカホンでサポートしたお店のマスターも同い年とか。。。
お客さんも30代、20代。40代の方は・・・いなかった(?)ような。。。
そんな中に紛れ込んでしまった、ワタシ・・・56歳。(笑)

6/10 Bar PORTO
タマ伸也(Vo,G) ソロライブ


ワハハ本舗のコミックバンド・ポカスカジャンのタマちゃんこと、タマ伸也さんのソロ・ライブ。。。って、ゴメン!ワタクシ、正直言って、ポカスカジャン、知らんかったんねん(^_^;)。ワハハ本舗も超有名なお二人のお姉さんしか知らんし・・・
ただ、タマちゃんはインターネットラジオでアノ!ものすごい語りも歌も聴いたことがあったから、ライブでの更なるものすごさも、ま、ちっとはソーゾーは出来たものの予習なしの参戦(!)でした。

オープニングで、おぉ~~・・・20年位前の野外イベントで見て聞いて大興奮した伊藤多喜雄のソーランでないの!・・・思わず(いまいち遠慮がちにではあったが)「そーらん、ソーラン!」
「フォークライブです」と言うタマちゃん。「今日はお笑いではないですよ」と言うものの、当然、可笑しい(笑)。我ながらよう笑った。
SOLD OUTのライブに集まったのはほぼ皆さんファンの方々。となるとMC、というかトークのネタも内輪っぽくなるんだけど、そこはタマちゃん、偉いですねぇ。お初の2,3人のお客さんに、よ~く分かるように説明してくれたりして・・・それがまたウケるんだもの、面白い!

な~雰囲気でぐいぐいとタマちゃんペースにハマッて大笑いしただけで帰ってきました。。。
てぇことは、ありません!

かなりゾクゾクさせてもらいました!タマちゃんのフォークに。
ハタチの頃こさえたという純なフォーク「あづま越え」から三上寛から着想の「ねぶたの失恋」。「ラブソングしか歌えない」もインパクトありましたしね~。
フォーク=メッセージソングと、かなりしっかりカテゴライズして歌われてたんじゃないかな、と思います。そのことをタマちゃんは「世界観」という言葉でアピールしてたような気がします。

中島らものカバー「いいんだぜ」に至って、私は彼の世界観をより具体的に理解し感動を共有することになる訳です。・・・この歌は、私個人的には伏線が、実はあったんです。1年前の今頃、中島らもさんと親交があったコピーライター、仲畑貴志さんと大阪駅から川柳の集いの会場・毎日新聞まで二人きりで何やかや話しながら歩いていたんですが、突然仲畑さんニヤッとして「びっこが二人して歩いてると、なんだか障害者の集会にでも行くみたいだね」って笑うんです。正直、一瞬唖然としましたよ。人前で自分はびっこだなんて言えば相手は困惑するだろうと思うからフツーは・・・というかワタシはよう言いません。でもこのシチュエーションでのこの会話は、私にとって超感動もんでしたね。その感動がここで再び体感できるとは・・・マジ、ゾクゾクもんでしたよ。

な~んて言う堅い話は結果論的こじつけで(笑)
ここに共に居るってだけで、なんか嬉しくなっちゃう。
マスターいと~さんの
「笑いあり感動あり、、、ほんと素晴らしかった。。」の一言に集約されるライブでした。

っせ~の~、らっせらー!ラッセラー!!(^_-)-☆

昼下がりのドキドキ

2007年06月05日 | No Live,No Life
午前中に家を出て、目指すは横浜。
みなとみらい駅の上、B2のゆったりしてるレストランで
ギネスを飲みながらマッタリとランチ。
開場時間を並んで待つ間も苦にならないワクワク感。
明るい2階席ロビーで、ビール・・・ではなく何と(!)ジュースなどオーダーしてしまった程いつもと違う私なのでした。。。

6/2 みなとみらいホール『ロシア・ナショナル管弦楽団』
(指揮:ミハイル・プレトニョフ、ピアノ:上原彩子)


あまたあるクラシックの中でダントツで大好きなチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。レコード・CDあわせて5枚あります。その5枚目で、極上の第1番に出会えたのです。ロンドン交響楽団と弾く上原彩子!
リヒテルwithムラビィンスキーのハラハラドキドキ感は捨てがたいにしてもリヒテルwithカラヤンやアルゲリッチもフジ子・ヘミングもぶっ飛んでしまって涙ちょちょびれるほどに浸ってしまったのです。以来、上原彩子のファン(堂々と!)なのです。

この日のプログラムは
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」
ショスタコーヴィチ「交響曲第5番~革命~」
演奏者の希望により、と1曲目にチャイコフスキーの「イタリア奇想曲」が追加になりましたが、ツアープログラムを見るとこの日だけ書かれていなかった演目(ミスプリ?かな・・・)。でも、ま、チャイコ好きの私とっては願ってもないプログラムになりました。

その1曲目「イタリア奇想曲」。いやいやまいった!
たいがいは演奏者も聴衆も・・・さ、始まるよ~皆さん準備はいいですかぁ~、って感じの1曲目(私だけか?)から、これほど緊張感のある演奏を聴けるとは思いませんでした。リズミカルな管、うねるようね弦、強弱と‘間’。プレトニョフの意を汲み取りつくしてるといった感じの一糸乱れぬオケ。後のプログラムへの期待が否が応でも高まる演奏でした。

いよいよ、数ヶ月間待ちに待った上原彩子のラフマニノフ「第3番」です。この日のためにしかっり予習済み!。彼女の音源CDは無いですから他のピアニストで聴いて、彼女ならココはこー弾くんじゃないか?などと自分勝手な学習だったんですけどね(笑)。
ほぼ予想通り!・・・って、あのね。好きな人の演奏を生で聴いてどっぷり入り込んじゃってるんでから違和感なんか無くなって、おーコレコレ!になっちゃうんだよね。エヘッ
オケとのテンポや音のバランスの若干のズレだって‘間’の産物だし、ココのピアノ、こんなにピアニッシモ?って聞き耳を立ててしまうのも彼女の抒情性の為せる業なのですよね。
ワンフレーズ、いや一小節の中にも強弱と緩急があるセクシーなほどに情感豊かな音に、時に身を乗り出し、時にうっとりと、時に目をかすませながら溶けたのでありました。

・・・休憩時間にちょっと一服。
近くに居たお二人の紳士「フツーあそこはさぁ~・・・」賛否どちらかかは聞き取れませんでしたが、いずれにしても嬉しくてフフッとほくそ笑んでしまいました・・・

カミさんは好きじゃないショスタコービィチ。だからこの日は私ひとり。(笑)
だけど私は好きなショスタコービィチ。しかも「5番」。
この曲はムラビィンスキー、バーンスタインあたりをよく聴いていたんですが・・・カルチャーチョック!・・・これならカミさんも聴けたかも?と思う演奏でした。
音の広がりを丁寧に作り上げようとする‘間’が私にはとても心地よく、それでも金管の独特のフレーズは当然生かしながらも木管の響きがたまらなくいい。それこそフツーなら一気に走りこむ終章もじっくりと‘間’を感じさてくれるんですよね。
聴き終えた時の今までとは違う興奮と、うっとりするような安らぎ感。。。

ブラボー!の拍手鳴り止まず、アンコールは2曲。
J.シュトラウスⅡ「ハンガリー万歳」&ハチャトゥリアン「レズギンカ」。
共に明るく軽快に、そして凄いスピード感はムラビィンスキーのショスタコ5番4楽章なみか?以上か?の出来でした!

開港祭でごった返す横浜に足を止めることも無く、プレトニョフと上原彩子の音楽の余韻に浸りながら・・・私にしては珍しく(笑)・・・まっすぐに帰路についたのでありました。

5月のBar PORTO(4)

2007年06月01日 | No Live,No Life
5/30  第五環八丸
[蜂谷真紀(Vo,Voice,Key,ピアニカ,etc)後藤まさる(Perc) ]


「声でそらとぶ 歌で絵をかく」蜂谷真紀さんのボイスパフォーマンスを後藤さんとのユニット「第五環八丸」で初めて聴かせてもらいました。
先ずはノーマイクのボイスが店の端から端まで通り過ぎるんです。
ボーカルじゃなくてこれが、ボイスかぁ~!と唖然。
いわゆるスキャットなんですが、いわゆるスキャットじゃないんですねぇ、これが!?
私にはすべて即興に聞こえるんですが、だとしたら奇跡的な‘声’であり‘音楽’って感じでした。

聞きしに勝る「第五環八丸」です。
自由に飛んでいってしまう真紀さんをたぐり寄せる後藤さんと、後藤さんの耳を信じて飛び立つ真紀さん。
そこから生まれる絶妙無比のパフォーマンス!

蜂谷さんが取り出した譜面をのぞいた後藤さん。
「“リュウ、コツ”?ですか??」
「えっ、知らなかった?」(蜂谷)
「は、一度も・・・聴いたことも・・・」(後藤)
ユニット名を冠するユニットにあるまじき会話!(笑)
シンセサイザーに触れる真紀さんの指先を見詰めながら後藤さんが揺らし叩く音・・・
「同じ演奏は2度とできませんよね。」
異口同音に言う彼らの絶対的なライブパフォーマンスポリシーが作り出した世界って感じでしょうか。
口をポカンと開けて聴き入るばかりでした。

“空飛ぶ黄色”で後藤さんが抱いた尻壺を見て、
「え、ココでソレ?(笑)じゃ・・・」と言って始めたスタイルも、多分この日だけのパフォーマンスだったんでしょうね。

所用があって2ndの1曲目の二人のバトルを聴いてからお店を後にしましたが、摩訶不思議な‘音’の魅力に後ろ髪を引かれてのけぞりながら歩いていたのでありました。
無国籍とかエスニックとか・・・私の貧困なボキャブラリーではこんな言葉でしか表現できないのが、なんか悔しいです。