久しぶりに政治ネタなど・・・しかも、原発問題。
脱原発運動が盛り上がってる中、ちょっと一読に値するかな?と思う記事を Facebook に見つけて、お前ナニ様なんだよと言われない程度に書いてみようかな、と・・・(笑)
≪世界の現実と日本の“反原発”の距離感≫
モーリー・ロバートソン「日本だけ脱原発……って、どうなんだろう?」 - インタビュー - 週プレNEWS
http://wpb.shueisha.co.jp/2012/07/11/12498/
最初に、言い訳がましく明かしておこう。
ぼくは選挙権を得て以来、共産党以外の政党候補者に投票したことがない。
彼らの綱領には民主政権構想と立派な国政ビジョンが記されている。もっとも綱領など共産党のしか読んだことないけど(笑)政権政党の民主党ですら綱領を持たないっていうから他党派の内容なんてのも知れたもんでしょ!?
'70年代にぼくにすり込められた世界観はまさに“民衆は無限に潔白な被害者だ”という想いだ。
それを今でも変わらず政策的に実践しようとしているのが共産党であり、それはつまり共産党が「国民の生活が第一」というところに常に立脚しているということ。唯一、政党助成金の交付を受けていない党であり続けているのもその証しだと思う。
そのご立派な党が何故政権を執れないのか・・・いや、ぼくは政権政党になって欲しいとは思っていないけれど!(笑)
最も大きな理由は「現実的な実現性」だろう。
彼らの政策の基本は「日米安保条約破棄」にすべて集約されるからだ。日米関係の断絶・・・どれほどの国民が賛意を示すと思います?
政治家に、政党に国政ビジョンがまったくない!と言いいながらも、多くの国民は選挙での甘言のみに動かされ投票行動をしてきた。絵に描いた餅の改革・郵政民営化・児童手当…いま結果が出ているとおり全て破綻した。
自分たちの住む国のビジョンを、お他人様のせいにして、なにも考えていなかったのは国民の方ではないのか!?
ここにきての脱原発運動にしても、同じようなことが起こらないかと危惧する。「脱」と「反」での方向性について、今のところ共有されているとは思えないからだ。
先週の分断された抗議行動に参加した人が、しまいにどこに向かって叫んでいるのか分からなくなったとつぶやいている。
“継続は力なり”とはいえ、力をより高めるモチベーションを保証するためには具体的なビジョンが欠かせないのではないか。
結局はこの運動の成否のカギも「現実的な実現性」だと思う。
「日米安保条約破棄」を、そんなの無理無理!と決め付けて、まともに論じる覚悟と責任を国民が持とうと思わない限りその次には決して進めないのと同じように、原発を議論するにあたって、あらゆる「現実的」な問題を俎上にあげ、運動している人達とのビジョンの相違を確かめてみるのもいいと思う。
こんなことを言うと「運動の分断工作だ!」などと非難されるかも知れないけど、あえて言っておきたいと思ったのだ。
そうそう、そーとー昔にこさえたホームページ。
いつの間にか頓挫していまったけど、ありゃま、まだサーバーに残ってたよ。
http://www5.plala.or.jp/kappa_zaru/peace/index.html
ここでもオピニオンリーダーは坂本龍一さんでしたね。ある意味すごい方ですね。
もうひとつ
「政治の言葉にビジョンが足りない。」という投稿も面白かったです。Facebook でコピーライターの目のつけどころさんが“「国民の生活が第一」が結党”にリンクした一文です。
http://www.facebook.com/copywriterseyes