a lively time

ハラハラドキドキ、ワクワクソワソワの毎日。

Ole

2009年04月30日 | No Live,No Life
スキー場ならば、かなり気持ちよく滑れそうな中級程度の坂道を、ひーこら言いながら、登る。(笑)
大倉山公園の階段を上がり、文化財にも指定されている大倉山記念館を正面に見る。
その重厚な姿に見入って足が止まる。ふぅ~っと一息。
エントランス正面階段を上がるとそこがホール。
教会か?神社か?高い天井、ステージに“気”が宿っている雰囲気。
ステージ上には下手にグランドピアノ、その横にスツール、中央にスタンドマイク、後ろにウッドベースが横たわり上手にドラムスセット。それでジャストフィット程度の舞台。
津村さんがスツールに座った向きを想ってその対面あたりの席にする。

客席の後ろからメンバーが登場した。
津村和彦(g)太田恵資(vln)石井彰(p)
古野光昭(b)マーク・テイラー(ds)

いよいよ始まりだ!
「津村和彦 featuring Ole ~オレ!~」
発売記念コンサート
4/28 大倉山記念ホール

(日暮れて 四方は暗く 我が霊は いと寂し 寄る辺なき 身の頼る
主よ、ともに宿りませ)賛美歌39番「アバイド ウィズ ミー」からモンクの「グリーン チムニー」
アコースティックギターとヴァイオリン、ピアノの裏技(笑)グルービーなベース、ドラムスのビート・・・客席はのっけからため息と歓声。
もうこれを聴いただけでも遠路を、しかも高いところまで登ってきた甲斐があったっていうもの!(笑)
でももちろんこれだけじゃ終らない。
なにせこのメンバー!
容赦なくオーディエンスをひきずりこむ。
よどみないギター・ソロ。変幻自在なヴァイオリンの音色。アルコベースもさすがだ。プレッシャーをかけるピアノやドラムにテンションがあがる。
息をのむ・・・目頭が熱くなる・・・あっという間の2時間。

スパニッシュ「Ole」の名残りに身震いしながら、ふわふわと坂道を下ったのであった。

年上のひと

2009年04月23日 | つぶやき
娘の亭主は娘より若い。
息子の彼女は大学の先輩で今年から社会人だ。
甥っ子の彼女も年上らしい。

これは、33歳の主人公がつきあっている41歳の女性への賛辞
彼女の目に映るこの世の中はモノトーンの世界などではない。怒りにしろ、悲しさにしろ、楽しさにしろ、常にその時々の心の彩を反映している。
未熟、という意味ではない。心の若さだ。(垣根涼介@『君たちに明日はない』新潮文庫)
心の彩りに歳は関係ないとは思うけど、年下の男を前に、心の若さを邪念なく感じさせられるお姉さん・・・残念ながら、ぼくには心当たりがない(笑)

ほんとヒマ!

2009年04月20日 | つぶやき
・・・ダンピングして、なりふり構わず仕事をとってきているに違いない。重病人にカンフル剤を打つようなもので、そうなるともう長くはない。(荻原浩@『オロロ畑でつかまえて』集英社文庫)
この小説が書かれたのは、日産生命・山一証券・北海道拓銀が破綻し金融危機が叫ばれた頃。金融ビックバン前夜。ぬめぬめとした経済不安が産業界をもビビらせたものの、まだまだ、仕事は動いていた。(ちなみにこの物語はユーモア小説の範疇で実に楽しい。広告・コピーライターのお仕事も覗けるし笑いながらもドキドキしちゃう傑作!)

それにひきかえ近頃は・・・ダンピングしようにもその案件すらないのだ。
裏の庭で見つからないものは、どこ行ったってみつからない
のである。

わが社のパートさんは明日からゴールデン・ウィーク前倒しの長期休暇、というより休業調整手当て付きの一時帰休だ。
筏に乗る人は減っても澱んだ沼じゃ流れない。川への水路はまだまだ見つかりそうもない・・・

気分良くパー!

2009年04月19日 | つぶやき
久々とはいえ1stラウンドは散々たるもんで、平均すると全ホール、ボギーというスコア^^;
さわやかな風に吹かれながら冷たいお茶を飲んで、よし!と、2ndラウンド。
1・2ホールはパーで回りながらも3ホール目はWボギー(>_<)。4・5はパーで6でバーディー。(あとひとつ!)狙った7はやっとこさのパー。
そして最終ホール。長い。(とにかく真っ直ぐに行け!)クラブに言い聞かせボールに念じて打つ・・・おっ、いいところに止まってくれた・・・距離はあるもののコースはいい。そして、第2打。右手に意識を集中する(入れ!)・・・球速、早過ぎず・・・ホールポストのウェイトがいい音を立ててボールが止まった(カ~ン!)
1ラウンドでホールインワンを2回も出しながら前後のホールで5打7打たたいて惨敗した時より、やっぱ平均してパーで回ると気持ちがいい(^^)v

あ、コレ、グラウンド・ゴルフの話し。なもんで、パーなんてないんだけど(笑)、ぼくは勝手に(距離の長短なく)1ホール3打パーだと思って楽しんでるだけ・・・アハハ

ぼくみたいなもんでも楽しめるこんなサークルがあり、このプレーの後には5/5に開催する「こいのぼり祭り」の準備なんかしちゃう、なんとも愉快なこの地域。
仲間に感謝!(今更ながら)親父にも感謝!!である。

諸行無常

2009年04月18日 | 病状経過
われわれは、どういう理由があって生まれたか。何の目的で生まれたか。どうして年をとるのか。いったいどういう病気になるのか。なぜその病気にならなきゃいけないのか。そしていつ死ぬのか。なぜ死ななきゃならないのか。これもどれもわからない。・・・自然というものは、もともとわからないのが当たり前です。・・・生老病死という言葉が、四苦八苦の四苦ですが、昔から日本の言葉の中に残っている。これも人間の自然性を指しているのだろうと、私は解釈しています。
都市化された社会では(ああすればこうなる)と意識化されたもの以外の自然は徹底的に排除される。人間の抱えている(どうすることもできない)最大の自然「生老病死」すら、社会や家からしめだしてしまった。・・・『自分は死なないと思っているヒトへ』(だいわ文庫)で養老孟司さんがしつこく(笑)語っていた。たとえば、人が死ぬことを考えずにつくられた団地の、棺が入らないエレベーター・・・

術後半年が過ぎた。予定通り、造影CT検査。
読影医の「印象」
「明らかな古典的肝細胞癌再発を指摘できません」にホッ。
ん?でも「所見」にはこう書き添えられていた
「肝S4部分切除縁に、1cm弱の淡い早期濃染があるようにみえるが、遅延相での(造影剤の)染まり抜けははっきりしない(添付図)」
執刀医のAK先生が、添付図とモニターのCT画像を念入りに見比べながら唸った。
「どうかなぁ?放射線の先生はこうおっしゃてるけど、う~ん確認しきれないなぁ~。切除後の状態でこうみえるのかなぁ~」
カルテをめくり開腹手術中と切除部位の写真を見る。そして診断・・・
「S4はギリギリ採ったわけじゃないし、この程度余裕を持って広く切ったので残っているようなことはないので安心してください」と心強い言葉。
血液検査も異常なしなので、次回のCTは、また半年後に予定された。

ぼくは死ぬ。当たり前のようにやがて死ぬことがわかっているのも・・・
都市の中でいわれる現在というものは、じつは予定された未来のことである。
・・・脳化された世の中で、1ヵ月・半年先の予定に今を拘束され、現在が未来を食いつぶしているのだとわかっても、(ああすればこうなる)と意識的に統御できないぼく自身の中の自然に「仕方がない」と言い切って生きられるのは、ひとえに癌のおかげ(笑)だと、マジ思う。

お参り

2009年04月07日 | つぶやき
良く晴れた日に娘夫婦(・・・まだ挙式していないので実感がわかない・・・)が、水天宮さんに安産祈願に行くというので、カミさんと連れ立って出掛けた。
平日で、しかも仏滅で(笑)時間も早かったこともあってか境内はガラガラ。10時半の昇殿参拝はぼくら4人だけで、まさに特別ご祈願!(*^^)v。無事な出産を祈る。
その後ぱらぱらとお腹の大きな人や初宮参りの赤ちゃんも見掛け
「お~、あ~なるのか!?」とニカニカする娘。
カミさんは境内の出店で産着を買い込む。

水天宮を後に浅草へ。
カミさん一押しの今半の牛丼を食いに行く。
ランチ限定20食の逸品とか・・・
ビール一杯で赤くなっている彼氏を尻目に、ツワリが落ち着いた娘は牛丼をペロリ。美味い。
浅草寺から雷門、六区をぶらつく。
ソフトクリームが食べたいという娘のために彼氏が駆けずり回るがみつからない。どこにでもありそうだけど探す時はないもんだね。
彼らの帰りはTX。その駅の近くでやっと発見!
縁台に腰掛けて、暖かい日差しを浴びながら、まったりとソフトを舐めて解散。

ぼくたちは日暮里のお寺へ。
彼岸には娘たち二人で懐妊と入籍を報告したそうなので、この度は腹帯を授かってきた報告をカミさんと。
地元の駅に戻ってコーヒーしてたら娘からメール「かっぱ橋で食品サンプルみながらぶらついて、これから帰りま~す」
食欲旺盛!(笑)元気でなにより!!(^^)v

操停初体験

2009年04月03日 | つぶやき
「日銀短観、景況感過去最悪」のニュースの日から、わが社の機械はすべて止まった。
正確には先月30日の午後から・・・留守だった31日を含めて丸四日。今朝、週末最後の発注がFAXで1点だけ届いたが在庫で間に合う。ということは、来週の(月)の稼動予定もない・・・なんと、まるまる一週間も操業停止を余儀なくされることになる。(一週間だけで済むのか?!)
先代が創業して以来45年。初めて体験する不況だ。

今日、得意先の購買担当が現状の経営「監査」のために二人で来社。
情報は、何もない。あきれるほど中身がない。
「お互いに頑張りましょう」だけ。
この期に及んで、こんなことやってられる得意先だから、ま、すぐの倒産はなかろう?・・・とは思うが、今後の更なる低迷通告を言葉の端々に感じる。
なるべく明るく冗談もいい前向きな姿勢を前面に出しながらも、心の隅では(もしかしたら「警告」の来社か?)と危惧するほど、暗く疲れる時間だった。