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a lively time

ハラハラドキドキ、ワクワクソワソワの毎日。

Chante' Moore

2010年02月13日 | No Live,No Life
金曜夜の2ndは9:30PMスタート。
アンコールの♪Straight Up にスタンディングオベーション!
場内が明るくなって即座にチェックに走り
真直ぐに帰宅の途につくも、乗った列車は最終電車だった・・・が

2/12 シャンテ・ムーア@COTTON CLUB


タイトな黒のキャミソールに黒のタイツパンツとブーツでボディーラインをまんま見せつけながら、ちらりと両脇の素肌がのぞくというセクシーさに身が震える(*^_^*)。
その立ち姿を一段高いサイドカウンターから眼前に、響き渡るベースとエキサイティングなドラミング、そしてぼくが惚れてる程よくハスキーな彼女の歌声をナイスなミキシングで聴ける至福!

円熟の♪Love's Taken Over
後半のバラードに彼女の今の実力のすごさは増す。
♪It's Alright では徐々にテンションを上げながらホイスッルトーンでほぼワンコーラス(!)。拍手も忘れるほどに聴き入る。

アンコールでステージに上がってシャンテとダンス&ハグしたヤツが羨ましいぜ!(笑)

土曜の午後の彩子さん

2010年01月25日 | No Live,No Life
上原さんの充足した日々を羨ましく思えるほどに、
でも、その時の流れの中に巻き込まれたことに
素直に喜びを感じることができた。

1/23 上原彩子ピアノ・リサイタル@サントリーホール

   ♪J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より
            第1番、第7番、第8番

鍵盤に指を置こうとした時に客席で誰かさんの携帯着信音(よかったねぇ~演奏中じゃなくて(*_*;))
暫らくの静寂の後の優しい音色・・・ほっとするような柔らかい音。
8番が良かった。低音部の力強さと高音部の繊細さ。惹きこまれた。

   ♪タネーエフ:プレリュードとフーガ嬰ト短調 Op29
もっと激情的に技巧を誇示できる曲だろうけど、確固たる打鍵を刻みつつもとても甘美。

   ♪ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番ホ長調 Op109
上原彩子の世界。

   ♪リスト:J.S.バッハのカンタータ「泣き、悲しみ、悩み、お ののき」の通奏低音とロ短調ミサの「クルチフィクス」による変奏曲
後半のカンタータ(プログラム曲目解説によると「神のみわざは善きかな」)にぐじゅぐじゅは消え失せた。

   ♪西村朗:神秘の鐘より第1曲「薄明光」
読譜しながらの現代曲。客席から思わずため息。

   ♪リスト:パガニーニによる超絶技巧練習曲より第3番「ラ・カ ンパネラ」
前曲と合わせてお楽しみいただければ・・・とあえて自身がプログラムに寄せた曲、鐘。
会心の演奏!こんな「ラ・カンパネラ」は聴いたことがない。
右手は鐘そのもの。気負わずあくまでも抒情的に情景を描ききる。

   ♪リスト:巡礼の年第2年「イタリア」より第4番、第5番
そしてこの曲で上原さんのピアノは風景そのものになる。
ぼくはココにいなくなった。

   ♪リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
本当に彼女は進化しているなぁと思う。
テクニカルにして強靭なタッチに裏づけされた演奏に更なる音が加わっている。「薫り高いピアニズム」・・・パンフのキャッチに得心するリサイタルだった。

アンコールは
   ♪ ショパン:練習曲ホ長調 op.10-3 「別れの曲」
   ♪カプースチン:「8つの演奏会用エチュード」からプレリュード

ブルクのワグナ

2009年12月09日 | No Live,No Life
12/8 新日本フィル@埼玉会館
      小澤征爾(指揮)上原彩子(ピアノ)
     ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
     ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」


埼玉県民優先予約でゲットした2F中段右よりの席に着いて
初めて聴く世界のオザワの響きと上原さんの音を待つ。
ベートPC#1.
交響曲のように朗々と響かせるのではなく、ピアノを呼び込むようにしなやかなに小澤さんの指先が動く。タクトはない。
上原さんの最初の一音。。。ウッ・・・タッチが、違う。
精彩がいまひとつ・・・おやおや、と思う。
第1楽章が終ると、小澤さんとコンマスがなにやらで若干のインターバル。
第2楽章・・・やっぱ上原さん、不調だわ(!)と思う。
ぼくとしてはセクシーに(?)歌って欲しいところなのに・・・
小澤さんと上原さんが見つめ合いながらの演奏なれど・・・歌えてないよなぁ・・・と思う。
第2楽章が終ると、上原さん、左手(指?)から何かを抜き取りピアノの上に置く仕草。ん?
ピアノが引っ張る第3楽章のアレグロは本領。・・・の片鱗
まだまだ彼女はこんなもんじゃないはずだと思うけど、万来の拍手。・・・が、アンコールはなし。残念。

07年リサイタルでもベートーヴェンのソナタを聴いたけど
その時も他のプログラム(プロコフィエフ)をぼくは特筆としたぐらいだから、ぼく自身に「上原彩子のベートーヴェン」に対する先入観があったのかな・・・

ブルックナーは聴いたことなかったので今日の予習で聴いたけど、あんま好きになれそうな曲想じゃなかった。
ちなみに、予習用に図書館で借りようと思ったんだけど市内の同CDはほぼみんな貸出し中だった。地元でオザワが振るってんでみんなも予習してたのかな?(笑)
しょうがないから、娘に大学の図書館から借りてもらった・・・(爆)

ブルックナーを好むと好まざるに関わらず
予習をした人も、聴いたCDを超えた感動を味わったと思う。
チャイコフスキーも端正な小澤さんがより端正。
生で聴いてこそ実感できる流石の繊細さとダイナミズム。
ブルックSym#3.
「オザワを聴いた!」と思わせてくれるにはナイスなプログロム!
ブルックナーも悪くないじゃんと思ったもんね。

ピアノの打鍵音が時折聞こえ、上原さんのハミングや小澤さんのうなり声が2階席まで届くような高感度マイク(?)を備えた音響の可否はともかく(笑)近場でこれほどの音楽を聴けたのは幸せ!
あ、オケのアンコールもなかった・・・残念。

ラフマのパガニ

2009年11月03日 | No Live,No Life
チャイコンで、聴衆を、そして審査員をも興奮させた「ラフマニノフのパガニーニ」。聴きまくってたライブ盤の曲を初めて、生で聴けた!

11/3 東京都交響楽団@サントリーホール 
     アンドリュー・グラムス(指揮):上原彩子(ピアノ)

     バレエ音楽『アパラチアの春』(コープランド)
     パガニーニの主題による狂詩曲(ラフマニノフ)
     交響曲第40番ト短調(モーツァルト)


休日の午後のまどろみに最適だったコープランドに続いて登場した上原さんはお馴染みの青いドレス。
ピアニストの情感に添うような音の深みは都響に足りなかったかなとは感じるけど、良く思えば、上原彩子のピアノを存分に堪能させてもらったってことか(^^)v
緩急強弱、さすがに7年前の演奏のままではないけれど、そのゆとりある演奏がぼくはとても心地よかった。
腰を上げて鍵盤をなで上げるエンディングへのアプローチに身を乗り出してしまう。
会場のため息、鳴り止まぬ拍手・・・
ラフマニノフの小品を一曲、アンコールで弾いてくれた。もう満足!

#40は椅子に背をつけてまったりと・・・と思っていたのに
・・・なんとまぁ~
モーツァルトにも元気をもらった感じ!(笑)
ちなみに、オケのアンコールはなし。
う~ん、もちっと聴きたかったなぁ~。残念。

カバー・バージョン

2009年07月15日 | No Live,No Life
ひょっとしたら彼女が正しいのだろうか、客観的にではなく、主観的な意味で?(ベルンハルト・シュリンク@『朗読者』松永美穂・訳、新潮文庫)
ロシア・ナショナル管弦楽団
  7/9@サントリーホール
    (指揮:ミハイル・プレトニョフ)
  ベートーヴェン:交響曲7番&5番


鈴木典子(vo)津村和彦(g)
  7/9@BarPorto 7/11@GRECO


女声合唱団「瑞季」第7回定期演奏会
  7/11@松戸・森のホール21大ホール


様々なシチュエーションでいろんな音楽を聴いてきて、最近つくづく感じるのが「主観」。
もちろん、客観なくして主観はあり得ないという前提的論考はあろうが、表現者とオーディエンスが直截的に感じあえるのは、結局は主観的共鳴なんじゃないか?、というより、オーディエンスの極意に近い(?)気持ちで、それしかないと思うようになった。

RNOの「ベートーヴェン」も鈴木さんの「As Time Goes By」や「Street Life」、瑞季の「サウンド オブ ミュージック」にしても謂わばカバーバージョン。
誰でも知ってる曲を客観的にカバーしたのでは、それはカバーとは言えない。ものまねでしかないから・・・
いい例が(悪い例?)が瑞季。(団員のお友達にはゴメン!だけど)面白くなかった。歌唱はしっかりしてるし良く歌われていたとは思うけど、客観的な「サウンド オブ ミュージック」を再現したがってるみたいに感じてしまう。カバーしてる自覚(?)に乏しいのだ。
でもまぁ標準的完成度を求めるのがアマチュアコーラスの楽しみだし、その基準をクリアするかどうかが大切な目前の達成点なのだから、逆に言えばそう有るべきなのかなとは思う・・・が、そこに「オーディエンス魂」(笑)が頭をもたげる。主観を大事にして欲しい・・・と。

プレトニョフの「5番」を聴いて、ウォークマンに入れてあったショルティを削除してRNOに入れ替えた。ぼくの「5番」はコレだと思ったからだ。それほど(ぼくにとっては)インパクトがある「5番」だったのだ。
一昨年だったか横浜で聞いて身震いしたショスタ5番に近いものがあった。
指揮者としてのプレトニョフはかなりムラっ気だと思う。良くも悪くも奇跡的だ(笑)。でも何故かぼくは彼を無視できないのだ。それは多分、ぼくが彼の主観的独創性に惚れちまったせいに他ならないし、ぼくにとっての奇跡を起こしてくれそうな演奏への期待なのだろう。

音楽に鼓舞され覚醒し慰められ癒される。
でもそれは表現者の思惑とは無縁に(ぼく自身が)そう感じているに過ぎない。時として鼓舞され癒される・・・
それは何故か?
テクニカルな表現技法はプロであれば必須であることは音楽のみならず小説も絵画も同じだと思う。
違うのは何か?
すぐれた表現者はオーディエンスに、読者に、鑑賞者に、意図を押し付けないことだと思う。
あくまでも「主観」
覚醒させてやろう!癒してやろう!と思ってない。というか、そのわざとらしさを感じさせないスタンス。
つまりそれは表現者の「内なるもの」の表出でしかないと思う。

人は客観的に覚醒することも癒されることもない。
個人的に覚醒し癒されるのだ。

Ole

2009年04月30日 | No Live,No Life
スキー場ならば、かなり気持ちよく滑れそうな中級程度の坂道を、ひーこら言いながら、登る。(笑)
大倉山公園の階段を上がり、文化財にも指定されている大倉山記念館を正面に見る。
その重厚な姿に見入って足が止まる。ふぅ~っと一息。
エントランス正面階段を上がるとそこがホール。
教会か?神社か?高い天井、ステージに“気”が宿っている雰囲気。
ステージ上には下手にグランドピアノ、その横にスツール、中央にスタンドマイク、後ろにウッドベースが横たわり上手にドラムスセット。それでジャストフィット程度の舞台。
津村さんがスツールに座った向きを想ってその対面あたりの席にする。

客席の後ろからメンバーが登場した。
津村和彦(g)太田恵資(vln)石井彰(p)
古野光昭(b)マーク・テイラー(ds)

いよいよ始まりだ!
「津村和彦 featuring Ole ~オレ!~」
発売記念コンサート
4/28 大倉山記念ホール

(日暮れて 四方は暗く 我が霊は いと寂し 寄る辺なき 身の頼る
主よ、ともに宿りませ)賛美歌39番「アバイド ウィズ ミー」からモンクの「グリーン チムニー」
アコースティックギターとヴァイオリン、ピアノの裏技(笑)グルービーなベース、ドラムスのビート・・・客席はのっけからため息と歓声。
もうこれを聴いただけでも遠路を、しかも高いところまで登ってきた甲斐があったっていうもの!(笑)
でももちろんこれだけじゃ終らない。
なにせこのメンバー!
容赦なくオーディエンスをひきずりこむ。
よどみないギター・ソロ。変幻自在なヴァイオリンの音色。アルコベースもさすがだ。プレッシャーをかけるピアノやドラムにテンションがあがる。
息をのむ・・・目頭が熱くなる・・・あっという間の2時間。

スパニッシュ「Ole」の名残りに身震いしながら、ふわふわと坂道を下ったのであった。

プロコ&パンク&アバ

2009年02月16日 | No Live,No Life
昨夜のこと。チャイコの6番をテレビで観ていて(あ~コレ、ぼくのチャイコじゃないわ)と感じた。が(ん?チャイコフスキーの何たるかを語るほどの知見は露程も持ち合わせていないくせに何を偉そうに)と思いなおしたものの、結局第3楽章の途中で風呂に入ってしまった。
星の数ほどいる指揮者・演奏家のスタイルをすべて知る由もないけど、聴きなれた好きな曲をたまたま別の演奏家で聴いて(お~!)と思えば(ヤッタね!)。好きな曲を好きなテンポで好きな音色で楽しめれば申し分ないではないか・・・
ぼくが今(お~!)と思えるピアニストはこの人。

2/11 上原彩子ピアノ・リサイタル@サントリーホール
好きな人の演奏を聴く時って、なんか緊張する。期待でドキドキしちゃう感じかな。特にリサイタルだからステージにはピアノ一台だけ。指先が鍵盤に落ちるのを固唾を呑んで待つ・・・って感じ。
だから最初の一音で背筋がゾクッっとしてぐいぃ~と引き込まれる。
アンコールは3曲。リストの「愛の夢」と超絶技巧練習曲の「鬼火」、そして最後のラフマニノフ「前奏曲op.23-5」に溜息をつくまで(今回は一曲も予習なしで行ったから)やっぱちょっと固まってたかな。
それにひきかえピアニストに緊張してる様子はまったくなく(笑)すごい演奏をきかせてくれた。

出色のプロコフィエフを聴いた後は、最近観た映画、2本。
『少年メリケンサック』 と 『マンマ・ミーア!』

「みんな楽しんでる?」 
 (もちろん)
「昔は私だって・・・」
っていうマンマ・ミーア!のセリフが、まんまメリケンサックにも通用するキーワードみたい。
共に昔話からはじまる今・・・25年前に解散したパンク・バンド。20年前の恋の顛末・・・だから登場人物はオジサン(オバサン)。そのオジサンやオバサンが若いもん(かんなやソフィ)の明るさに照らされて輝きだすという、久々に笑えて楽しくって(ぼくみたいなオジサンも)元気をもらえる映画。更に言えば、2本とも主役は音楽!だったこと。
ぼくはパンクは得意(?)じゃないけど、見終わったらパンクっぽくなっちゃって佐藤浩市のセリフがバンバン出てくるし(笑)、ABBAの名曲が詰まったサントラも買った。

ほんと 音楽に、ありがとう

さらば青春

2009年02月04日 | No Live,No Life
小椋佳に下世話な色恋話は似合わないなぁ~と思った。

1/31 小椋佳「歌談の会」@さいたま市民会館おおみや

「さらば青春」と「しおさいの詩」という、ぼくにとっても爽やかな思い出残る青春メドレーのあと、彼の語りは、谷崎潤一郎と佐藤春夫の因果から始まった。
詩人の詩に彼がメロディーをつけた曲の特集で、まずは佐藤春夫について・・・ということだったのだが、常識的(?)には理解に苦しむような男女関係をつらつら聞かされてから「純粋な恋の詩です」と言われても、まともに聴き入れない気分。
続くサトウハチロー、竹久夢二も、ともに恋多き、というか女癖悪しき人として細かに紹介されてからじゃ・・・う~ん、ねぇ?(笑)

今回のゲストは小椋がプロデュースしてるらしい津軽三味線弾きの歌手。津軽三味線日本一、民謡日本一の実績があるとか・・・なるほど。
「歌談の会」恒例の「お話し」は津軽を舞台にした大工さんの物語。挿入歌はすべてオリジナルの替え歌だった。
途中、キーボードの音が出ない!というアクシデントを(笑)で乗り切って、幕。(^_^;)

小椋佳65歳。更なるチャレンジ、和みの極致と受け止めよう。

音楽ファンです

2009年01月26日 | No Live,No Life
結局ぼくは「向上心はなくはないが、行動が伴わない」タイプ (by 内田樹)そのもの、
とは認めたくはないので、あえて言わせてもらえれば(行動が実らない運を背負った)タイプ?と言いたい。(笑)
特にこと趣味の領域においては、自分に出来得ないことをとやかく言うのは相手に対して失礼と思うと同時に自らのうしろめたさを感じてしまうタイプなもんだから、野球やサッカーなども見るけどファンになりきれなかった。(・・・つい最近も言われた「アンタ、真面目すぎるんだよ」)。
ただただ「スゴイね!」を連発するしかないのです。
大好きな音楽にしてもそうです。

好きだと言う情には大雑把二通りあるのではないか?
自分に備わっていないものへのあこがれと「下手の横好き」。
前者はいわば「片想い」の情であり後者は(うぬぼれをふくむ)自信。
人間の永遠のテーマでもある恋愛に白黒つけろとは言わないまでも
その情の形成過程にも少なからず影響する観念ではないだろうか、な?

そこで、ぼくは悟ったのです(今更ながら)。
誰とでも勝手に出来る片想い (宮本佳則@万能川柳)
ぼくの音楽に対する「片想い」が実らないのであればファンに徹しよう!(笑)

1/25 2009ニューイヤーコンサート@川口総合文化センター「リリア」
飯森範親(指揮)・仲道郁代(ピアノ)
新日本フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)


お目当てのチャイコフスキー:「ピアノ協奏曲1番」はまったくの不発。
「スゴイね!」を連発するお隣のお客さんに(ぼくは欠伸が出て居眠りしちゃいそうでしたよ)と言いたくなるほど。
カーテンコール2回だけアンコールなし。さもありなんの感。
仲道郁代のベートーヴェンのソナタは魅力的だけど、このチャイコフスキーには何の感動もなかった。
ぼくが想うチャイコフスキーらしくない・・・というのもあるけど、それだけじゃない。
言うまでもなく技巧的には「スゴイね!」だけど、何と言うか、曲想の統一感?がなかったんじゃないかな、と。
実らぬ片想いを悟った、チャイコ「ファン」端くれのつぶやき・・・(笑)

ムソルグスキー:「展覧会の絵」はラヴェルのオーケストラバージョン。
これは興味津々もあって実に面白かったし素晴らしいかった。
随所に入る鳴り物と管のソロ、弦の低音部を生かしたメリハリのある演奏には身を乗り出してしまいました。

いずれにしても、今日日の相場としては破格のお値段(2F後部中央3,000円)で楽しませてもらいました(^_-)。

チャイコ4番

2008年11月07日 | No Live,No Life
納得がいかないチャイコフスキー交響曲第4番を聴いてしまったのが去年の10月。
それから半年後の今年4月。あの!(旧)レニングラード・フィルの4番が聴けると知って早速チケットを購入し、待ちに待った7ヵ月!
退院したばかりとは言え、ここは這ってでも行きたい(笑)。
幸いにも会場が(ぼくの好きな)サントリーホール。我が家からだと乗り換えなしで(しかも確実に)座って行ける便のよさ。念のために痛み止めを飲んで、いざ出発!!

11/4 @サントリーホール
     サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団
        チャイコフスキー・フェスティヴァル
          指揮:ユーリ・テミルカーノフ
           ヴァイオリン:庄司紗矢香


開演直前RB席あたりで煌々とライトが焚かれ拍手が湧き起こった。その最前列の席で丁寧にゆっくりと客席四方に会釈をされている見たことがあるお帽子にオーラが・・・皇后陛下のご行啓でした。びっくり。

プログラムは最初にヴァイオリン協奏曲。
ぼくはヴァイオリン協奏曲は好んで聴くほうではないから、チャイコフスキーと言えどもこの曲もめったに聴かない。時々BGで流すぐらいかな・・・第一楽章の何かを予感させる弦のクレシェンドは好きなんだけど、どーも後が続かないんだなぁ~。なんか支離滅裂な気分になっちゃう。そんな訳だから生でこの曲を聴くのは初めて。
序奏でオケの音にビビッた。ゾクゾク。「4番」が楽しみだ!と思わせてくれた。(笑)
庄司紗矢香の奏でるストラディの音色は力強く見事な演奏だったと思うが、アンコールで弾いてくれた無伴奏のバッハにぼくはうっとり。

いよいよ「4番」。
改めてオケの配置を見ると、?。こういう構成って初めてのような・・・
左右に第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンでその後ろに中央から左にかけてチェロでヴィオラが右。右奥2列は金管群で中央にピッコロ・フルートと木管が並び最後列にティンパニと打楽器。そしてコントラバスは左で、しかも10本!
序奏の金管のテーマに弦が重厚な響きを添えてうねりに変わる。思わず身震いする。(別に腹が痛かった訳ではない・・・笑)
低音部をがっちり支えるコントラバスと対極のブラスとのバランスは文句のつけようがない。
テミルカーノフの指揮もユニークだ。指揮棒はない。テンポも強弱も腕の振りと指先で変幻自在にコントロールされる。
特にテンポはぼくの“間”だ。(笑)
まさに「チャイコフスキー・フェスティヴァル」として奏されるにふさわしい「4番」に快感・恍惚・気分爽快だった。
やっぱこのオケが凄い!!

アンコールはなんとエルガーの「愛の挨拶」。ん、なんで?と一瞬思ったが(笑)、 さすがなもんでこのオケの弦の素晴らしさを改めて実感。アンコール2曲目はチャイコの「くるみ割り人形」の一節を一気に盛り上げて幕。

ぼくの切り取られた肝臓も一気に増殖した気配だ!(爆)。

上原彩子:グリーグPC

2008年10月09日 | No Live,No Life
ビル・エバンス・トリオが流れる寿司屋で生ビールと熱燗。
おいしい鯛の粗の吸い物をいただいてからコンサートホールへ。

プログラムに変更があって最初にベート-ヴェン『運命』。
♪ジャジャジャ、ジャーンが、なんてのかな、淡白?
で、ここで15分の休憩、と言われてもイマイチ盛り上がってなくてワイン飲まずに水を飲む。(笑)
ティンパニーのクレッシェンドで始まるグリーグのピアノ協奏曲。
ぼくにとっては相変わらず心地よい上原彩子の“間”だったなぁ~!

10/8 ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
    クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)上原彩子(ピアノ)
    @東京オペラシティー


ベートーヴェンは可もなく不可もなくかな(?)
結果的にプログラム(曲順変更)は正解だったと思う。
それを彼らが自ら認識してそーしたんだろうから、やっぱプロはたいしたもんだ。
今日の出来としてはベート-ヴェンより(グリーグが終って居眠りこいてたぼくを叩き起こした)ドヴォルザークの方が勝っていた。
ただどちらも、硬すぎの感は否めない。折角なんだもん、ウィーン的(?)なおおらかさが欲しかったなぁ~。アンコールの舞曲が、いっちラシくって思わず微笑んでしまったい。(笑)

お目当てだった上原彩子さん。
音楽理論的?とか演奏技巧的?とか、ぼかぁソノ道のプロじゃないから分からないけど、彼女の感性に裏打ちされた幅と広がりは聴くたびに新鮮さが増幅する。
音楽にぼくが求めている抒情性と彼女の奏でる音の“間”が近しいからなのかも知れないけれど、
何よりも、既発の音源が少ない彼女の音はその場に行かなければ聴けないという、聴き手にとってもスリリングかつエキサイティングな“ライブ”そのものが持つ醍醐味を、聴き手と共に、彼女自身も(多分)味わいながら演奏しているからなんじゃないかと思う。
プロコフィエフからグリーグ。ひとつひとつ着実に自らの感性に取り込んでいく彼女をこれからもずっと聴いていたい。

さて、ドヴォルザークの『新世界』。
テーマ性を意識的に強くアピールしてる感じで(『新世界』ってこんなにいいい曲だったっけ?)と思わせてくれた。すご~く得した気分(*^^)v

メヲコラソン@ 渋谷 JZ Brat -3

2008年09月21日 | No Live,No Life
渋谷からの帰りの電車で携帯から初めて入れた写真1・2・・・う~ん、まぁまぁちゃんと入ってるみたいだね。エヘッ
大宮の行きつけでちょいと一杯で、さっき帰宅。

ちなみにメヲコラソンのお二人、今日はスタイリストさん付きだったそうです。ナイスでしたよぉ~。ヘヤースタイルだけじゃないよ。ライブステージング!(^^)v
EMIKOさんはリラックスしてたし(しまいには裸足でサンバステップ!)太郎さんのエフェクターも今夜のフーリングにフィットしてた。
バンド編成のメヲコラソンもぼくには新鮮だったけど、
二人だけの演奏はやはり圧巻。これぞ!の感あり。
リズムもメロディーも高低の音域も、VoとGで完璧に聴かせてくれた。
アンコールの「黒いオルフェ」。もう一度聴きたいナ。

Now's the Time

2008年07月07日 | No Live,No Life
6/11 @下北沢 ERA
(BOOKING)絵かきの手/Habby/Dice/moon's path/8m/

とにかくスゴイ。耳をつんざく「音」。
重たいドアを開けた途端、カミさんがたじろいだ。
ぼくもマジ、マジかよぉ~(耐えられん)この音。
お目当ての“Habby”はアコースティックサウンドで(ホッ。)
アコギ(vo)・エレギ・ドラムス・sax、変則4人組。
初めて聴いた息子のソロ。一応、音はでてるけど・・・。。。

6/12 @大塚 GRECO
ねきねきvo 津村和彦g 吉見征樹tabla


ねきねき#さん、久しぶりのライブなのにお客さんが少なかったのが残念。かく申すぼくも、日本を代表すると言われるタブラ奏者・吉見さんと大好きなギターリスト・津村さんとのトリオとあっては見逃せないライブと思っての観戦。
タブラとギターの技もさることながら、ねきねき#ワールドの健在さに改めてウルウル。

6/24 @大宮 ACOUSTIC HOUSE JAM 
堤智恵子(sax)中島明子(vo・P)はたけやま裕(per)


大宮での帰国第1弾。すっげえ気合入ってる感の堤さん。
セントラルパークで練習してるだけで19ドル51㌣も(?)稼ぐ(笑)堤さんが気の合うお仲間の明子さん・お裕さんとの、これまた大宮第1弾。
インパクトあるライブを体感したぜぃ!

いろんなジャンルでそれぞれの“Now's the Time”を表現するミュージシャンの躍動に感じ入り、その楽しげな演奏に憧れ、ぼくももっと楽しみたい!という想いが抑えられない。。。
カホン・セミナーで感じた挫折感を乗り越えられるのは何か?
昔から親しんでいた楽器・・・ギターしかない、か?
で、ギター・スクールに入会を決意!この齢で(笑)。
先週第1回目のレッスンだった。
Lesson曲は Charlie Parker の“Now's the Time”。「時は、今」!!