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マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

ペット可

2006年08月29日 | マンションの管理

最近の数値データから。

今、国内に15歳未満の子どもは 約1,700万人です。

それでは、ペットの数は? 犬猫だけで 約2,500万匹だそうです。

凄い数ですね。

こうした現状を踏まえて、分譲マンションでも、ペットを飼える仕様にしている所が増えています。

ただ、ペット可とすることと、ペットを飼えることとは異なります。 ペット仕様にしていなければ、快適なマンションライフを阻害する可能性もあるからです。

ペットや動物の嫌いな人は、マンション選びでも、ペットと切り離された生活を望みます。 アレルギーを持った人にとっては、重要な問題です。

ところが、完売したいが為に、「ペット禁止ですから」 と言って売りつつ他所では 「ペット可です」 と話したり。 入居したら、当然に摩擦が発生します。 販売会社に文句を言っても、「管理組合で話し合ってください」 など、とんでもない事を言い出します。

互いに納得し安心して入居してきた訳ですから、譲ることができません。 しかも、ペット仕様になっていなければ、相互に不満・忍耐を強いられる訳です。

分譲会社の『販売至上主義』の後始末は、管理組合の責任ではありません。 ペットを飼えて、動物が苦手な人も快適に住めることが必要です。 そのための仕様変更をするように、販売会社に求めるべきです。

既に首都圏では、3分の2がペット可のマンションとして分譲されているそうです。

時代は、子ども中心に設計したマンションから、ペット中心のマンションに変わっているのでしょうか?