木下恵介監督 陸軍, 挿入曲

2012-09-16 23:55:36 | 映画のはなし

木下恵介監督 「陸軍」
1944年(昭和19年)公開
陸軍省の依頼で制作した国策映画。
場所は福岡市。 銃を白い布で巻いているのは潮風を防ぐためだそうだ。



さて この映画を紹介してくれたYou Tubeのページにこんな投書がある。
「この映画が反戦映画?そう論じる方は、是非全編ご覧下さい。 私に­は、反戦映画とは思えません。」
馬鹿だねぇ。 本来はプロパガンダ映画だちゅうの。

ブログ「東京漂流日記2.0」でこの映画を見た感想を書いている

たまらなく、もう一回観たい。
でもプロパガンダ映画だから普通の人には毒ですので
とても残念だが観ない方がいいです。勘違いなさること必定なので。

映画が毒なのではなくアホが観て毒にして撒き散らすだけだ。


木下監督は女性的なしゃべり方で物腰も柔らかかったそうだが、ガッツがある本当の男だったんだね。
撮影所に憲兵とかがやってきて難癖つけてきたそうだが、ひるむことなく反撃したとのこと。
映画を見た陸軍将校が撮影所に怒鳴り込んだ、という説もあるが、将校ともあろうものが映画の件で怒鳴り込むとは考えられない。
もし本当ならそんな男が将校になる陸軍が終わっているね。
いずれにせよ、木下監督はこの映画を撮ったことでホサレルことになるのだが、公には陸軍から批判されることはなかったそうだ。
思うにこの歌詞で表面では逃げられたたのではないかな。

映画「陸軍」  挿入曲、エンディングに使われた軍歌
歌詞が聞き取れない人が多いようだ。
一宇とか歩武とか聞いた事もない単語だった。

父母の慈愛に抱かれて
男子となりて 幾年ぞ
身は軍服に 包むとも
君に見えざる この戦(いくさ)
胸に受け継ぐ 祖先の血
流れて永久に 国護る

国にふたつの 道あらず
人にふたつの 心なし
兵の道こそ 一億の
心とすべき 我が身なれ
わが大君のため 国のため
仰ぎて 一宇(八紘一宇 大戦中のスローガンだったそうだ)
み教えを

我に抗する 敵ありて
出陣の日の 来るとき
みこと畏み いでゆけば
軍靴の響き 地を発し
士気は溢れて 天を衝く
歩武堂々の 大進軍

(語学をやっている人間はまあぁ耳はいいのだけど)

話変わって・・・





今月の出来事、中国で横転したトラックから積み荷のブドウを盗んでいく人たち。
ドライバーは制止したそうだが数が多すぎてどうしようもなかったそうだ。
アメリカで洪水や事件の後、商店から品物を盗んでいく黒人やヒスパニック系住民の写真をよく見るが中国人も同じ事。
(何のためらいもなく自転車を盗んで乗って行く人たちには、この中国人の血が脈々と流れているのだろう)
要するに倫理観が欠如している国や人間たちと話し合おうなんて馬鹿な行為だ。
中国に進出している企業が被害にあっているが、利益のみを追求する彼らに一片の同情心さえわかない。
延々と反日教育をやっている国に出かけて行くからにはそれなりの覚悟は当然出来ているだろう。

2231-2622-8920

 


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2 コメント

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映画「陸軍」挿入歌の歌詞 (諸葛 亮)
2013-04-22 19:49:48
バックナンバーへのコメントで恐縮です。
映画「陸軍」の最後のシーンでの挿入歌の歌詞を再現して頂き有り難うございました。この歌詞をどうしても知りたくて、木下恵介記念館にお尋ねしたりしましたが、不明のままでした。長年のつかえがすっきりしました。
それにしても耳だけにとどまらず、この時代の蘊蓄との総合的な力の賜だと敬意を表し舞ます。
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こんにちは (ryoi)
2013-04-26 16:11:27
ネットのありがたさを痛感しています。
いちう、と聞こえて検索すると、わかるのですから。
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