プライドと偏見 / アネモネ・ポルト 赤の八重咲き

2008-03-03 14:23:40 | 映画のはなし

今日は肌寒い日です。
三寒四温は冬の言葉で意味が違うそうですが、やっぱり冬から春に変わる今頃を表現するのがぴったりではないでしょうか。

プライドと偏見

夕べ映画「プライドと偏見」をwowowで見た。
主人公のエリザベスの家ベネット家の階級が気になる。
 
(キーラ・ナイトレイ)
いわゆる大地主で立派な屋敷のキャサリン夫人から
*身分が低い
*家庭教師をやとって姉妹を教育していない
*姉たちが結婚する前に妹たちを社交界にデビューさせている
*絵を習っていない
*庭が狭い
と馬鹿にされる

女性に相続権がないので、父親が死ぬと財産は従兄弟のコリンズに行くのだが、そのコリンズが訪ねてきて
*料理がうまい。 娘達のだれかが料理をするのか、と聞かれて、母親が
*私たちにだってコックはいる。 と憤慨して答える

またよその家を訪問するのに馬車を使わず
馬で行ったり、歩いて行って、「泥だらけよ、気味が悪い」
と言われたりする。

庭は泥でぬかるんでいるし、その庭に豚や鶏などの家畜を飼っていて汚い。
長女と次女が同じベッドで寝ているという家の狭さ。
しかし父親はおびただしい本を所有している。
そして数人の身なりの貧相な男女の使用人がいる。

貴族階級とは思えない、が労働者階級でないのは確かだ。
「いつか晴れた日に」に出てきた家族は貧しいながらも貴族の雰囲気はあったのだが。

それで映画を見ながらふと思い出したのが、「四谷怪談」で、あんな貧しい家にも下男がいる。 何故だろうと思っていたら、以前ネットで「武士は下男とか雇う義務があった」というような記事を読んで納得したことがある。 そういう風に雇用の機会を増やしていたのだろうか?

アネモネ・ポルト



(ペンタックスK10D+タムロンSP AF 28-72mmf/2.8)
アネモネ・ポルトの新しい仲間。
八重咲きのゴージャスな花で、蕾もいっぱい出ていてすごい元気です。





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