高峰秀子さん逝く

2011-01-01 04:57:35 | 映画のはなし

今日の夜は雲一つ無い夜空で、星がいっぱい見られる。
円高で始まる1911年でまだまだ多難の年を予想させる。

高峰秀子さん逝く


1924/03/27 - 2010/12/28
函館市出身

作家の林芙美子がなくなった時、「林芙美子が死んじゃったよ」と言った表現に代表されるように、
素のこの人は話し方や言葉の選び方に少々下品なところがあって気になったが女優としては天下一品。
今彼女の経歴を調べて見ると
函館に生まれるが、4才の時母親が亡くなって父の妹の養女になる。
養母は活動弁士と一緒になり自分も弁士になったのだが、芸名が高峰秀子だったそうだ。
時代がトーキーになると活動弁士の仕事はなくなるわけで、生活はかなり厳しかったらしい。
映画の子役募集に義父が連れて行き、そこから彼女の女優業が始まるわけだが、
この義理の両親との葛藤、学校にほとんど通っていないこと、函館の家族が有名になった
彼女におんぶしてきたことなど全然知らなかった。
素の彼女の少しふてくされた話し方(私にはどうしてもそう聞こえる)にはちゃんと原因が
あったのかと今になって思うのであった。

Movie Data

001. 母 1929 デビュー作
002. レヴューの姉妹 1930
003. 大東京の一角 1930
004. 麗人 1930
005. 私のパパさんママが好き 1931
006. 愛よ人類と共にあれ 前編 日本篇 1931
007. 同                            米国篇 1931
 すごいタイトルでびっくり。
 去年2010年10月4日、イタリアのボルデノーネ無声映画祭で上演されたそうです。 4時間。
008. 暴風の薔薇 1931
009. 姉妹 前篇 1931
010. 姉妹 後篇 1931
011. 一太郎やあい 1931
012. 東京の合唱 1931
013. 麗人の微笑 1931
014. 七つの海 前篇 処女篇 1931
015. 情熱 ラ・パシオン 1932
016. 七つの海  後篇 貞操篇 1932
017. 江戸ごのみ 両国双紙 1932
018. 陽気なお嬢さん 1932
019. 頬を寄すれば 1933
020. ラッパと娘 1933

これはこの映画とは関係なく、1948年の「舞台は廻る」で笠置シズ子さんが歌っている「ラッパと娘」
実に「クール」
021. 女と生まれたからにゃ 1934

022. 東洋の母 1934   

1934年昭和9年 道頓堀朝陽座のポスター
栗島すみ子、田中絹代、飯田蝶子、岡田嘉子 以上わかる。
川田芳子(知らない)、上山草人(ハリウッド映画に出た人だそうだ)

023. ぬき足さし足 1934
024. 母の愛 苦闘篇 愛児篇 1935
025. 新道 前篇 1936
026. 新道 後篇 1936
027. 花嫁かるた 1937
028. 花籠の歌 1937
029. 良人の貞操 前篇 1937
030. 良人の貞操 後編 1937
031. 江戸っ子健ちゃん 1937
032. 見世物王国 1937
033. お嬢さん 1937
034. 白薔薇は咲けど 1937
035. 南風の丘 1937
036. 雷親爺 1937
037. 花束の夢 1938
038. 藤十郎の恋 1938 
 藤十郎は長谷川一夫、藤原鎌足、滝沢修、入江たか子、清川玉枝
039. 新柳桜 1938

040. 綴方教室 1938 14才の時の出演作

CS放送で見た。
生徒の中で、一人だけいつも同じ着物を着た背の高い女の子。
あまりの貧乏ぶりにあきれてストーリーに集中できなかった。

041. 虹に立つ丘 1938
042. チョコレートと兵隊 1938
 ブログ「老人タイムス」私設にチョコレートと兵隊
043. 美はしき出発 1939

(昭和レビュー狂時代)
 昭和14年。 ポスターの下を見ると
 戦ふ兵隊、揚子江艦隊、 上海陸戦隊とか時代を感じる。(昭和レビュー狂時代)ポスターあり。
 こんな中で原節子さんのおしゃれな姿はまだ許されたんだね。

044. 娘の願ひは唯一つ 1939
045. ロッパの頬白先生 1939
046. 忠臣蔵 前篇 1939
047. 忠臣蔵 後編 19639

 内蔵助は大河内伝二郎、内匠頭は長谷川一夫、上野介は丸山定夫(?)、彼女は茶屋の一仲居、端役だね。
(昭和レビュー狂時代)

048. 樋口一葉   1939
 一葉は山田五十鈴
(昭和レビュー狂時代)
049. われ等が教官 1939
050. 花つみ日記 1939

続く


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