~南知多キャリア・ビレッジ通信~

愛知県知多半島の南端、南知多町。若者の就労支援と南知多の活性化をコラボしていきます。合宿型若者自立プログラムやってます!

同世代

2006-02-09 00:46:14 | 若者自立塾
私の接しているニートくんたち。状況は様々ではありますが、ニートではない若者と接する機会があると、考えさせられます。
20代前半のニート状態の人。どうも現状を肯定している人が多い。保護者の焦りがかなり勝っている場合があり、両者の気持ちが一致しない傾向を感じます。まだ若いだけに、本人の気持ちが働く方向に向けば、脱却は早いはずなのですが、精神的に未成熟なのか、「まだ時間はある。今はもう少しこのままで。」という雰囲気が漂っています。
昨日今日とある大学の就職支援セミナーで面接対策を行いました。特に偏差値が高いというわけではないのですが、こちらからのいきなりの質問にも非常に的確に応答できる人が多く、私が知っているニートとあまりにもギャップがあると感じてしまいました。
同じ時代を生きてきた若者がどうしてこれほどまでに全く別の状況になってしまうのでしょうか。ニートを生み出す社会状況が問題視されることが多いにもかかわらず、厳然とした差が両者には存在します。むしろ自由選択を促進してきた社会だからこそ、大きく違いが生じていると言えばいいのでしょうか。そうなると、やはりニートになってしまうのも自己選択の結果と突き放した考え方をする人もいて当然なのでしょう。かといって、彼らを放っておけばいいというのは、「冷たい社会」です。支援する立場として、彼らが働きたいという選択をしたのであれば全力で支援します。そんな役割が世の中にあってこそ、成熟した社会と言えると思います。