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ニュージーランド競馬に関する話題

悲しいジャパンカップ

2009-11-28 | NZ競馬
 日本はウオッカとコンデュイットの一騎打ち。G1級が何頭かいるとはいえ、あとはG2級ばかりで他のメンバーはかなり手薄。・・・5歳牝馬が2年間トップに君臨する日本競馬って、一体・・・。

 どうしてこんなに層が薄くなってしまったのだろう?パンチ力のあるスーパーヒーローが牽引する光景が本当に見られなくなって久しいような気がする。日本競馬のレベルは決して低くはないけど、高いともいえないのだけど。

 日本競馬は、今後どういう方向を目指すのだろう?市場の縮小は絶対的だから、馬券売り上げの拡大を標榜に掲げ続けるのは、もう不可能だと思う。

 大衆競馬というのは、大衆が馬券を買うのは日本競馬で、NZの場合は大衆が馬を持ってみんなで楽しむという大衆競馬の形になっている。そういうものを少し取り入れてみなくてはダメだと思う。

 賞金水準をぐっと落としてもいいから、多くの人が競走馬を持てるレジャーにした方が好ましいはず。そうやって生き残る方向を模索するべきだとは思う。

 そうなった場合、馬の調達先に関しては、日本の馬産地からでは経費がかかりすぎるから、やはりオセアニアが望ましいのではないだろうか。日本では200万円では元は取れないけど、オセアニアならとれる。あとは、輸入経費が高すぎるという点。

 日本競馬社会の動向次第では、豪州やNZの日本との関わり方も大きく変わってくるということですね。したがって、NZから日本競馬に関わっていこうという人間としては、このへん動向は目が離せない。今後10年でもの凄く変わるだろうから。自分としては、その波に乗り遅れないようにしなければならない。

 オセアニアではオーストラリアとNZの競馬社会は密接な関係にあるけど、アジアにおいては日本と香港がある程度密接な関係を持っていいはずだとも思う。

 香港の馬主が日本でも馬主になって、香港調教馬を日本に持ち込めるようになったら、展開は全然変わってくる。香港馬はほとんどオセアニア産馬だから、古馬になったオセアニア産馬が、賞金だとかその他で有利な方で走るということになる。

 NZにおいても、香港のバイヤーは大得意様。香港調教馬はドバイでもよく勝っているから、平均レベルは日本よりも高いかも知れませんね。
 
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