Horse Racing Information in NZ

ニュージーランド競馬に関する話題

ジョッキーマネジメント

2009-11-29 | NZ競馬
 将来やってみたいことの一つに、ジョッキーのマネジメントがある。

 例えば、こちらのジョッキーは多国籍である上に性別も問わないとあって、いろんなジョッキーがいます。おまけに、当局がワーキングビザを発給する上で

 不足している職業リスト

にこのジョッキーも入っているので、この国では技術さえ持っていればジョッキーになることができます。日本からは、名古屋の山本茜騎手が来ていましたよね。でも、言葉の壁が克服できなくて、だいぶ苦労したみたいです。

 日本でクスぶっているジョッキーは大勢いるとは思うのですが、オセアニアというか、コース形態のよく似たこの国にどんどん修行に来たらいいんです。賞金の5%がジョッキーの手取りで、騎乗手当が7000円くらい支払われます。日本の地方のジョッキー同様、どんどん乗らなきゃ生活は厳しいかも知れませんけどね。

 乗り方は深い砂とは全然違って、前に突っ込むアメリカや、後ろに体重を乗せてトモにムチを入れる欧州とも違う。さかんに屈伸する南関でもないし、そこはやっぱり馬場に適したオセアニア風。それほどばらけた展開にもならないし、馬なりで行かせて、あとは直線でどういうコースに持っていくかの勝負になるといったところです。

 言葉に不自由するかも知れませんので、日本のジョッキーでもしこちらで修行したいという人がいたら、ぜひ通訳も兼ねたマネジメントというのをやってみたい。でも、そうなったらお前はどうやって食っていくんだって話になりますが、こちらはあくまでもボランティア的なものになってしまうのかも知れません。

 逆に、NZのジョッキーが日本に行く時もそう。短期免許で行くジョッキーはヨーロッパの大物しかおりませんが、こちらがシーズンオフの期間中に、ぜひ日本で乗ってもらいたい。いずれにせよ、10年先にはもっとオープンな時代が来ているはずですよね。

 人と物が活発に動けば情報と金は自然に付いてくるので、当局側の政策としても、盛んな人材交流をぜひとも優先させて欲しいところなんです。NZはその点、アジア人に対する差別というか、障壁が本当に少ない国なので、日本ともっと交流を活発化させて然るべきであると思います。

 こちらにおける香港人はかなり地位のある存在です。なぜなら、NZの馬社会にとって、香港人が最大の顧客だからです。それに、アジア人に対する差別意識が全くないというのも、香港人が一目おかれている理由の一つにもなるでしょう。

 
 といっても、私個人としては、何にしたって、こちらの厩舎関係者と関係を築いて行かなくちゃなりません。言葉に不自由しているようでは、話になりませんが。
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