日本の中央競馬は、ほぼ全てがJRAの管轄下にありますが、NZはレースの統括がNZレーシング、主催者が各ジョッキークラブ、馬券の販売がTABという組織になります。ギャロップレースだけではなく、ジャンプ、ハーネス、ドッグと、全てのレースの馬券販売業務を行っています。
ちなみに、競走馬の販売やシンジケート(共同所有)はブラッドストックというエージェント組織が中心となって行い、日本のように生産者が生産から販売まで全てやらなければ・・・という非効率な形態ではない。
馬券販売にしても、競走馬の販売・所有にしても、そして厩舎の管理にしても、それぞれ独立した組織が担当する方が、効率はいいのでしょうね、きっと。日本は法律上、JRAが一括して統括する他はないみたいですね。それはそれで仕方がないのかもしれません。
こちらの控除額がいくらなのかはまだよく分かりませんが、複勝1.1倍なんていうことはほとんどないので、日本のように25%前後の控除率というわけではなさそうです。単勝も低くて2倍台です。馬券の売り上げは何兆円単位ではありませんが、馬券売り場には日本のように何百人という販売員はいないし、自動券売機もないし、とにかく販売規模に比例して、経費はあまりかかっていなさそう。
日本は馬券の売り上げが世界でも群を抜いているそうですが、その分経費も群を抜いているでしょうから、実入りを考えたら、大規模なだけがいいことかといえば、そうでもないようですね。実際、単複の払戻金は多少控除率が低いとはいえ、ちょっと低すぎるような気もしますから。つまり、経費削減できた分だけ、払い戻しに上乗せできないのかな、と。1%でも。
もっとも、馬券の売り上げは国庫収入に直結するので、配当どうこうよりも国庫収入を最重要視した結果が、今の日本の馬券販売システムなのかも知れませんね。
TABは日本の馬券販売方式と同じで、場内、場外、電話、プッシュホン、スカイTV、携帯、パソコンとほぼ可能な限りの媒体を使って販売を行っています。といっても、こちらは日本の競馬番組のようにしっかりパドックを映したりはしてくれないので、予想は前5走の成績、レーティング・・・そういったものを手掛かりにしていく他はありません。
日本はパドックをとにかく長く見せますが、あれは馬券販売戦略上、かなり有利なのではないかとは思います。こちらはパドックで思い思いにクルクル回って、返し馬が終わったらすぐスタートですからね。
日本には日本のいいところがあるし、海外には海外のいいところがある。馬券売り上げの拡大はどこの国へ行っても共通の課題でしょうから、競馬後進国とはいえ、日本の方式を少し取り入れてみてもいいのかも知れませんね。
一般客では、まともな位置でパドックさえ見られない競馬場もあります。階級社会が存在するイギリスから、同じような仕組みを持ち込んでしまったみたい。
TABはオーストラリアと香港のレースの馬券も購入できます。週末になると、シャティンのレースが放映されていますからね。
とても残念なのは、この国がインターネット後進国であること。ブロードバンドは開通していますが、ダウンロード量の制限があって、月に最大20GBまでです。これでは、世界中のレースがインターネットで放送される時代が来たとしても、好きなだけレースが見られるというわけにも行きませんよね。
このへんは、残念ながら5年以上かかるのかも知れません。
ちなみに、競走馬の販売やシンジケート(共同所有)はブラッドストックというエージェント組織が中心となって行い、日本のように生産者が生産から販売まで全てやらなければ・・・という非効率な形態ではない。
馬券販売にしても、競走馬の販売・所有にしても、そして厩舎の管理にしても、それぞれ独立した組織が担当する方が、効率はいいのでしょうね、きっと。日本は法律上、JRAが一括して統括する他はないみたいですね。それはそれで仕方がないのかもしれません。
こちらの控除額がいくらなのかはまだよく分かりませんが、複勝1.1倍なんていうことはほとんどないので、日本のように25%前後の控除率というわけではなさそうです。単勝も低くて2倍台です。馬券の売り上げは何兆円単位ではありませんが、馬券売り場には日本のように何百人という販売員はいないし、自動券売機もないし、とにかく販売規模に比例して、経費はあまりかかっていなさそう。
日本は馬券の売り上げが世界でも群を抜いているそうですが、その分経費も群を抜いているでしょうから、実入りを考えたら、大規模なだけがいいことかといえば、そうでもないようですね。実際、単複の払戻金は多少控除率が低いとはいえ、ちょっと低すぎるような気もしますから。つまり、経費削減できた分だけ、払い戻しに上乗せできないのかな、と。1%でも。
もっとも、馬券の売り上げは国庫収入に直結するので、配当どうこうよりも国庫収入を最重要視した結果が、今の日本の馬券販売システムなのかも知れませんね。
TABは日本の馬券販売方式と同じで、場内、場外、電話、プッシュホン、スカイTV、携帯、パソコンとほぼ可能な限りの媒体を使って販売を行っています。といっても、こちらは日本の競馬番組のようにしっかりパドックを映したりはしてくれないので、予想は前5走の成績、レーティング・・・そういったものを手掛かりにしていく他はありません。
日本はパドックをとにかく長く見せますが、あれは馬券販売戦略上、かなり有利なのではないかとは思います。こちらはパドックで思い思いにクルクル回って、返し馬が終わったらすぐスタートですからね。
日本には日本のいいところがあるし、海外には海外のいいところがある。馬券売り上げの拡大はどこの国へ行っても共通の課題でしょうから、競馬後進国とはいえ、日本の方式を少し取り入れてみてもいいのかも知れませんね。
一般客では、まともな位置でパドックさえ見られない競馬場もあります。階級社会が存在するイギリスから、同じような仕組みを持ち込んでしまったみたい。
TABはオーストラリアと香港のレースの馬券も購入できます。週末になると、シャティンのレースが放映されていますからね。
とても残念なのは、この国がインターネット後進国であること。ブロードバンドは開通していますが、ダウンロード量の制限があって、月に最大20GBまでです。これでは、世界中のレースがインターネットで放送される時代が来たとしても、好きなだけレースが見られるというわけにも行きませんよね。
このへんは、残念ながら5年以上かかるのかも知れません。