Horse Racing Information in NZ

ニュージーランド競馬に関する話題

エイボンデール競馬場

2009-12-05 | NZ競馬
 本日はエイボンデール競馬場。オークランドではエラズリーとエイボンデールが中心的な競馬場ですが、ここは建物の老朽化が著しく、エイボンデールジョッキークラブに金がないのか、清掃も行き届いていない感じで、ちょっと残念でした。

 もちろん、コースは直線450メートル右回りの大変立派なものです。



 人の入りが少ない日は、観客席まで駐車場にしてしまうという思い切りの良さです。



 レースの合間には、地元のおじさんたちがずっと音楽を奏でていました。軽快なカントリー調で、これが結構聴けるんです。



 こちらが装鞍場。パドックのすぐ横で、出入りは割と自由です。NZは馬主等関係者がかなり自由に出入りできるのですが、こうなると日本がなぜあそこまで厳重に警戒するのか、不思議に思えてきます。薬物どうこうはあまり厳しくなさそうですが、とにかく関係者と持ち馬の距離がものすごく近い。

 ちなみに、NZ北東はここ1週間ほど雨続きで、馬場状態がものすごく重くなっていました。そのため、出走回避馬が続出。平場は8頭回避の6頭立てなんてレースもありました。日本と違って、出走確定後回避ができる仕組み。こちらは日本の地方競馬の競走馬同様、出走回数が多いので、負担のかかる重馬場で無理をさせたくないという感じですね。

 さて、本日のメインは、HS DYKE AVONDALE GUINEAS 3歳限定グループ2、1着賞金約400万円のレース。



 1番人気はJOEY MASSINO。このレースに限らず、出走馬のほとんどはセン馬と牝馬なのですが、この馬だけは牡。母系の血統がピカイチなのか、種牡馬としても期待されているようです。パドックでは金持ちそうな香港人と思われる人も熱心に見ていました。勝利を条件に、香港にスカウトするのでしょうか。

 いずれ、日本の競馬界も、このようにオセアニアから現役競走馬をスカウトしていったらいいと思います。こちらの競走馬が2000万円稼ぐのはとても大変なことですが、日本の1000万円下レベルの馬はたくさんいると思います。何より、コース形態、距離体系、やや重めといえど、タイムまで日本とよく似ていますからね。



 ん?このお姉さんは、先月のカラカトレーニングセールでも2歳馬を引いていましたね。育成場のスタッドハンドでしょうか。



 馬主風NZのやしきたかじん。



 残り100メートルで先頭に立つと、そのまま押し切って見事に優勝。



 鞍上は、腕っぷしの強そうなこのおじさん。珍しくマオリ系ですが、NZのアンカツってところでしょうか。



 レース直後で汗だくですが、口取りのためにすぐラグを着せられるのも、ちょっとかわいそうな気がしないでもないです。やっぱり、洗ってすっきりしてからがいいよねぇ。




 ちなみに、こちらのジョッキーは日本のジョッキーみたいに、背筋をビシッとのばしてビュンビュン追う人は少ないみたい。姿勢はやや高めで、だいたいがこんな感じだったと思います。といっても、全身を使ってダイナミックにしごく人もいるし、やっぱり乗り方は様々。



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