CAFE PACIS

ユルゲンが「カフェで政治が行なわれているんだ」って言う。じゃあ、カフェで平和やるか。

まじかっこええわ、このおじさん。ジョージ・ギャロウェー

2005-05-19 15:30:56 | ニュース@海外
イラク戦争に反対し、ブレアを批判したことから、労働党から除名された人。去る5月5日の総選挙では、ロンドン・イースト地区の激戦区でブレア首相の重要な朋友候補を破って再選。

いま米政権は、泥沼にはまる一方のイラク戦争に対する批判をかわそうと、あれやこれやの汚いキャンペーンを展開していますが、そのひとつが、国連による「食糧のための石油」計画をめぐる汚職スキャンダルを利用したもの。つまり、英・仏・露などイラク戦争に反対した政府の議員たちは、フセイン政権による石油売り上げのリベートをもらっていた。そして、だから戦争に反対した、という言いがかりキャンペーン。その魔女狩り候補にまずあげられたのが英のギャロウェー議員。「ギャロウェーがリベートもらっていたのは明々白々」という(マスコミなんかではなく)連邦議会の議員(ノーム・コールマン上院議員)による正式な汚職調査を受け、5月17日、ギャロウェー議員自身が、ワシントンは米議会に乗り込み、真実を正々堂々と証言をいたしました。追い詰められるどころか、この機会をつかい、イラクの侵略と占領を痛烈に批判。

以下、その抜粋。(彼の勇士は、C-SPANで見れます。)

ギャロウェー議員:「議員、これはすべての煙幕の源です。あなたは、イラクから何十億ドルもの富を奪うという、自分自身が支援した犯罪から注意をそらそうとしているのです。食糧のための石油スキャンダルの真相を見てみなさいあなたたちがバグダッドを統轄していた最初の14ヶ月の実態を見てみなさい。この14ヶ月の間、88億ドルものイラクの財産が行方不明になったのですよ。あなたたちの監視の下で。今日新聞ではじめて報道されている、この委員会の最初の証言でも明らかにされた、本当のスキャンダルを見てみなさい。あの経済制裁の最大のおきて破りは、私でもなく、ロシアやフランスの政治家でもなかった。本当の制裁破りは、あなたたち自身の政府に黙認されていたここアメリカの企業だったではないですか。」

「私は、サダム・フセインとは2回会いました。一度は1994年で二度目は2002年の8月です。言葉を拡大解釈することなしに、これをしてサダム・フセインとたくさん会った、と説明することができるでしょう。実を言うなら、私は、ドナルド・ラムズフェルドがフセインと会ったと同じ回数、彼と会っているのです。違いは、ドナルド・ラムズフェルドはフセインに銃を売り、それら銃の標的用の地図を与えるために会ったことです。私は、経済制裁・被害・戦争を終わらせるために、2度目はハンス・ブリックス博士と国連の兵器査察団のイラク国内立ち入りを再許可するよう説得するため、フセインに会いました。あなた方の国防長官の会合より、フセインとの会合を有効に活用したものです。」

米国が拘束している元イラク副大統領タハ・ヤシン・ラマダンが、ギャロウェーがイラク政府から金を受け取っていたと認めている、というコールマン議員の申し立てに対して。

ギャロウェー:「私は、タハ・ヤシン・ラマダンさんに会ったことはありません。この委員会は会ったことがあるようですが。ですが、彼がアメリカに捕らえられていることは知っています。アブグレイブの刑務所だと思います。彼は、死刑になりうる戦犯容疑をかけられていると思います。そのような情況に置かれたとき、ブグレイブ・バグラム空軍基地・グアンタナモにいる囚人、英国民もその中にいることに触れさせていただきますが、彼らをあなた方がどう扱っているか世界中が知っていることを念頭に置くならば、こうした情況に置かれた囚人から引き出した発言をだれがどれだけ信頼するかは大変疑問なところです。」


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