CAFE PACIS

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米、イラクでの「ナパーム」不使用のウソ

2005-06-20 14:48:06 | ニュース@海外
 イギリスのアダム・イングラム国防担当相は、ブッシュ政権がイラクにおけるナパーム型焼夷弾の使用についてイギリスの関係者にウソをついていたことを認めた。

 ロンドンのインデペンデント紙が独自入手した私信のなかで、イングラム氏は、当初米国は彼に、アメリカはイラクでいわゆるMK77は一切使っていないと伝えた。が、同氏は、「残念ながら、それ以来、そうではないことが分かり、私は立場を訂正しなくてはならない」と書いている。MK77爆弾は、ベトナムと朝鮮で使われたナパーム弾の改良版。灯油から作られるジェット機燃料とポリスチレンが入っているため、ゼリー状の物質が建物や人にくっつくようにできている。尾翼がないことから、爆弾の標的命中精密度は非常に低い。イングラム氏によれば、2003年3月31日から4月2日のあいだ、第1海兵隊遠征軍はイラクで30のMK77を使用したという。インデペンデント紙は、この事実発覚により、昨年のファルージャ攻撃の際アメリカがナパームのような爆弾を使用したとの疑惑に、新たな疑問が持ち上がっている、と述べている。この疑惑をアメリカは否定している。

原文:Democracy Now(2005年6月17日報道)

参照記事:「イラク攻撃に使われた非通常兵器」

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