最近、読んだ一冊をご紹介。
「ギリシャ神話を知っていますか」
ギリシャ神話は多説があり、なかなか厄介な代物なのですが、
実は結構我々の生活に根付いていて、
例えば「アキレス腱の由来」「トロイの木馬」「月桂樹の冠の起源」
「様々な星座の起源」等々、色々なエピソードがあります。
それが分かり易くまとめられた一冊がこの本です。
ギリシャ神は色々な神々がいるので人物関係図が欲しい所ですが、
まぁ、そこは目をつぶっても楽しめる一冊です
さて、その中でも僕が注目したのが「イカロス」の話。
小学校の頃、音楽の授業で
♪むーかーし、ギリシャーの、イカロスはー
なんて歌わされてた人は、僕ら世代では多いのではないでしょうか?
さて、この歌では美しいメロディラインに乗せて、
「勇気を試すために、太陽に向かって飛ぶイカロス」
が描かれていますが、実際のギリシャ神話はそうではないようです
話は長いので、掻い摘んで説明すると。。。。。。
イカロスの父はダイダロスという名前の凄腕の設計技師で大工さん。
まぁ、職人さんと言うよりも、
例えば、アラレちゃんを作ったセンベエ博士のように
「マッド・サイエンティスト」の匂いがするのがダイダロスです。
牛の頭を持つミノタウロスが暴れるというので、
ダイダロスは王の命令で、
「ミノタウロスが二度と出られないような超複雑な迷宮」を作り上げます。
・・・が、ミノタウロスが迷宮で成敗されたあと、
ダイダロスはその国の姫君の駆け落ちを幇助したとして、
王様の怒りを買い、その自分が作った迷宮に
息子イカロスと共に閉じこめられてしまいます。
迷宮の設計図も既に廃棄済みだし、
いくら設計者とはいえ、あまりに複雑な迷宮なので憶えてないし、
さーて、どうしたものか?
そこは超天才ダイダロス
「陸路で逃げ出せないなら、飛べばいいじゃん!」
と、落ちてくる鳥の羽を集めて、それらをロウで固めて
「空を飛ぶ翼」を開発します。(すげぇー
)
で、翼を二人分完成させたダイダロスは、
「あんまり調子に乗って飛びすぎるなよ、迷宮を抜けるだけだぞ」
「大丈夫だよ、親父!」
なんていう感じで、一セットを息子イカロスに渡した訳です。
ですが、イカロスは「飛べることの嬉しさ」と、
初めて観る「空からの風景の美しさ」で、
親の忠告も忘れて、無謀にも高度を段々上げていきます。
「うっひょー、すげぇー、飛んでるよ、オレ!」
止めるダイダロス。調子に乗って高度を上げ続けるイカロス。
。。。
あとは歌の歌詞のとおり、
翼の接着剤であるロウが溶けて、翼が壊れ、
イカロスは墜落し、絶命してしまいます
。。。そんな感じのお話みたいですよ、実際は
※多少、台詞等は脚色しました。詳しく知りたい方は本書等を見てください。
さて、それでも貴方はイカロスに「勇気」を感じますか?
「ギリシャ神話を知っていますか」
ギリシャ神話は多説があり、なかなか厄介な代物なのですが、
実は結構我々の生活に根付いていて、
例えば「アキレス腱の由来」「トロイの木馬」「月桂樹の冠の起源」
「様々な星座の起源」等々、色々なエピソードがあります。
それが分かり易くまとめられた一冊がこの本です。
ギリシャ神は色々な神々がいるので人物関係図が欲しい所ですが、
まぁ、そこは目をつぶっても楽しめる一冊です

さて、その中でも僕が注目したのが「イカロス」の話。
小学校の頃、音楽の授業で
♪むーかーし、ギリシャーの、イカロスはー
なんて歌わされてた人は、僕ら世代では多いのではないでしょうか?
さて、この歌では美しいメロディラインに乗せて、
「勇気を試すために、太陽に向かって飛ぶイカロス」
が描かれていますが、実際のギリシャ神話はそうではないようです

話は長いので、掻い摘んで説明すると。。。。。。
イカロスの父はダイダロスという名前の凄腕の設計技師で大工さん。
まぁ、職人さんと言うよりも、
例えば、アラレちゃんを作ったセンベエ博士のように
「マッド・サイエンティスト」の匂いがするのがダイダロスです。
牛の頭を持つミノタウロスが暴れるというので、
ダイダロスは王の命令で、
「ミノタウロスが二度と出られないような超複雑な迷宮」を作り上げます。
・・・が、ミノタウロスが迷宮で成敗されたあと、
ダイダロスはその国の姫君の駆け落ちを幇助したとして、
王様の怒りを買い、その自分が作った迷宮に
息子イカロスと共に閉じこめられてしまいます。
迷宮の設計図も既に廃棄済みだし、
いくら設計者とはいえ、あまりに複雑な迷宮なので憶えてないし、
さーて、どうしたものか?
そこは超天才ダイダロス

「陸路で逃げ出せないなら、飛べばいいじゃん!」

と、落ちてくる鳥の羽を集めて、それらをロウで固めて
「空を飛ぶ翼」を開発します。(すげぇー

で、翼を二人分完成させたダイダロスは、
「あんまり調子に乗って飛びすぎるなよ、迷宮を抜けるだけだぞ」
「大丈夫だよ、親父!」
なんていう感じで、一セットを息子イカロスに渡した訳です。
ですが、イカロスは「飛べることの嬉しさ」と、
初めて観る「空からの風景の美しさ」で、
親の忠告も忘れて、無謀にも高度を段々上げていきます。
「うっひょー、すげぇー、飛んでるよ、オレ!」
止めるダイダロス。調子に乗って高度を上げ続けるイカロス。
。。。
あとは歌の歌詞のとおり、
翼の接着剤であるロウが溶けて、翼が壊れ、
イカロスは墜落し、絶命してしまいます

。。。そんな感じのお話みたいですよ、実際は

※多少、台詞等は脚色しました。詳しく知りたい方は本書等を見てください。
さて、それでも貴方はイカロスに「勇気」を感じますか?
