小沢君の最近の著書も気になる中、
近辺資料ということで、実母である小沢牧子さんの
著書を読んでみました。
小沢牧子・中島浩籌「心を商品化する社会」
立脚点は「社会臨床雑誌」での小沢君の寄稿と一緒で、
< 政府、大企業によって「都合の良い、文句の言わない人間」を
育む為に使われる「カウンセリング」。
そして、その危険性 >
を説いています。
個人的になかなか面白かったのはSMAP(というか槙原敬之?)の
「世界に一つだけの花」の歌詞について言及している部分。
(以下、本文より引用)
~
「いいメロディーだし、子どもたちはSMAPの歌だからっていう意味で
よろこんで歌うけど、現実とのギャップがあまりにも大きい歌詞に、
虚しくなってくるんですよ。」
と、ある中学の音楽教師が言っていた。
この歌に欠けているものは、人の横のつながりや共同性の発想と感覚だ。
「僕ら人間はどうしてこうも比べたがる、一番になりたがる?」は
そのとおりなのだが、それでは
「みんなそんなに違わないよ、だから一緒に」となるのかと思うと、
そうはならない。
「頑張って咲いた花はどれもきれい」と、
個別の自助努力や自己決定、自己責任の空気がただよう。
そんなふうにこの曲は、自由に見えながら
じつは競争と冷酷な切り捨てを強いる、市場万能主義社会の
風潮とつながっているように感じられる。
歌は世につれ、と言われるとおりなのだ。~
うおおおーー。なるほど。
散々世の中にこの曲が溢れ、この曲を聴かない日はない
と言うほどだった数年前。
僕がこの歌に対して「理由は分からないけど、何か嫌な感じ」がしたのは、
きっと、このせいかもしれない。
。。。
なんかモヤモヤがハッキリしてスッキリしました
近辺資料ということで、実母である小沢牧子さんの
著書を読んでみました。
小沢牧子・中島浩籌「心を商品化する社会」
立脚点は「社会臨床雑誌」での小沢君の寄稿と一緒で、
< 政府、大企業によって「都合の良い、文句の言わない人間」を
育む為に使われる「カウンセリング」。
そして、その危険性 >
を説いています。
個人的になかなか面白かったのはSMAP(というか槙原敬之?)の
「世界に一つだけの花」の歌詞について言及している部分。
(以下、本文より引用)
~
「いいメロディーだし、子どもたちはSMAPの歌だからっていう意味で
よろこんで歌うけど、現実とのギャップがあまりにも大きい歌詞に、
虚しくなってくるんですよ。」
と、ある中学の音楽教師が言っていた。
この歌に欠けているものは、人の横のつながりや共同性の発想と感覚だ。
「僕ら人間はどうしてこうも比べたがる、一番になりたがる?」は
そのとおりなのだが、それでは
「みんなそんなに違わないよ、だから一緒に」となるのかと思うと、
そうはならない。
「頑張って咲いた花はどれもきれい」と、
個別の自助努力や自己決定、自己責任の空気がただよう。
そんなふうにこの曲は、自由に見えながら
じつは競争と冷酷な切り捨てを強いる、市場万能主義社会の
風潮とつながっているように感じられる。
歌は世につれ、と言われるとおりなのだ。~
うおおおーー。なるほど。
散々世の中にこの曲が溢れ、この曲を聴かない日はない
と言うほどだった数年前。
僕がこの歌に対して「理由は分からないけど、何か嫌な感じ」がしたのは、
きっと、このせいかもしれない。
。。。
なんかモヤモヤがハッキリしてスッキリしました
