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珈琲とギターの日々

横浜馬車道でカフェのマスターをやってた男の日記

細野晴臣「分福茶釜」

2008-06-22 13:31:31 | 
雨ですねー。せっかくの日曜なのに、ヒマそうだ。。。

こういうときは本でも読んでます。
ということで、今日は細野晴臣さんの最新刊。
。。。どうも、細野さんの書いた本には弱い僕。

細野晴臣「分福茶釜」

以前、平凡社の特設サイトで取り上げられ、
さらに内容を拡充し、まとめあげたのがこの本。

音楽、人生、愛、老い、死、などなど
数々のテーマで、同士、鈴木惣一朗さんを聞き手に、
細野さんが語っています。

いや、僕にとって、細野さんの何が面白いかというと、

音楽に貢献した歴史は相当なものであるにも関わらず
「大御所」ぶらずに気負いのないスタイルを貫き通してたり、、
はたまた、UFOや仏教に興味を示しつつも、
まじめに最新の宇宙物理学なんかも勉強していたり、、、

「ポップス」と「メロディーのないアンビエント音楽」
「科学」と「神秘」
「ギャグ」と「シリアス」
「真面目さ」と「不真面目さ」

そんな両極にあるもの達を「中庸」というスタンスで
両方体現してしまうのが、この人の凄さかなと思っています。

※「中庸」とはいろいろな解釈がありますが、
 ただの「中間点」という意味ではなく、
 右も左も両方経験した上で得られるスタンスと
 この場合は定義します。

「人生の指南書」なんて山ほど出ていますが、
説教臭かったり、カウンセリングの臭いがプンプンしたり、
そんなのが大勢を占める中、
何も押し付けずに、ネタが右に行ったり左に行ったりする
この本をダラダラ読む事は「最高の暇つぶし」だと思うのです

YMO「OMIYAGE」

2008-05-11 17:56:29 | 
今日、お客さんから借りた本、
YMOの写真集「OMIYAGE」
1981年刊行という歴史ある本なのですが、
。。。いやぁー、これは、凄いね

YMOの3人のスタイルがモロ80年代なのは当然として
色んな写真やインタビューとか、、、、
まだ、流し読みしかしていませんが、
これは今見ても面白いわ!

そんな中、一番笑えたのは、
「エロい海外の雑誌を手にご満悦な坂本教授」
でしょうか

さーって、ヒマになったらインタビューとか読もうっと

cafe sweets

2008-05-10 13:14:31 | 
最新号のcafe sweetsが「コーヒーの新スタイル、増加中」
とのことで、思わずゲット

各店の個性的なコーヒーを始め、スイーツ、内装、などなど、
様々な視点から取り上げられてて、僕みたいな人間には
見応え十分!

特にNYのカフェにあるジャバボットというコーヒーマシンはビビります。

13本のガラスの筒が並んだマシンなのですが、
コンピュータ制御で、筒に入った生豆が吸い上げられて焙煎され、
冷却後に焙煎後の筒に入るというギミック!
これは動く所をマジで見てみたい

バックミンスター・フラーの世界

2007-11-24 23:38:24 | 
最近の寝る前の愛読書
バックミンスター・フラーの世界

バックミンスター・フラーは20世紀を生きた、
建築家であり、デザイナーであり、数学者でもあり、
最終的には哲学の方向にも目を向け、地球環境にも
いち早く目を向け、
人類が地球で生き続ける方法として
「宇宙船地球号」
なる言葉を作り広めた人でもあります。

富士山レーダーの元になった「ジオデシック・ドーム」や
正20面体に世界地図を描いた「ダイマクション地図」など
彼の作ったモデルは名前は知らなくても、
どこかで見たことがある人は多いと思います。

ごたくを並べるよりも、詳しくは下記のURLを見た方が、
彼の略歴を知るには早いかも。
http://www.geocities.jp/ppp_design/special06.html

とにかく彼は多くの悲運
(ハーバード大の二度の退学、事業の失敗、娘の死)
に遭い、一時は自殺も考えながらも、行き着いた先は
「我々は、すでに手にしている科学力と技術力を適切に使えば
 すべての人類を幸せにすることが可能である。」
という、とても肯定的な考え方。

一歩間違えると胡散臭い宗教的な匂いがするような言葉ですが、
彼の多くの、挫折経験、知識、作品から生まれた言葉なので、
安っぽくは感じられません。

そんなフラーの一生を描いた、なかなか楽しい一冊です。
地球環境を考えるなら、現状に悲観する前に
この本を読んでみるのもまた一興だと思います。

で、こんな業者で、フラーの代表作「ジオデシック・ドーム」を
元にした家を建てているようです。
http://www.nihon-kenko.co.jp/

うわー、かっこいー
いつかこんな家に住んでみたいですねー

教科書だった雑誌「米国音楽」

2007-10-28 21:26:27 | 
甘栗さんからのコメントで、
かせきさいだぁが出てきたので、
僕がかせきさいだぁを知ったキッカケになった
雑誌「米国音楽」
を紹介します。

元フリッパーズ好きが、
1990年代後半に音楽シーンを勉強出来る雑誌といえば、
ややクラブよりの「bar-f-out」
ややストレートな「MORE BETTER」
今もバリバリ現役の「MARQUEE」
そしてこの「米国音楽」となるわけですが、

「米国」の強みはなんと言っても
毎号毎号に付けられた付録CD
これが貧乏学生には嬉しいんですよ。
だってCDって何買ったら良いか分かんない時期だから、
こういうので実際に曲も収録されていると
本当に嬉しいですよね

音楽的にも一番、国際色豊かで、
アメリカ、ヨーロッパの目に届きにくいインディーシーンを
この雑誌に教えて貰いました
APPLES IN THE STEREOとかもこの雑誌が無かったら
あんまり聴いてなかったかも

あとこの雑誌の特徴は「手書きのバンド相関図」。
これが良いんですよ。狭い音楽シーンだと、
あのバンドとこのバンドではメンバーがほとんど一緒とか
そういうのが見えてくると、
ますます聴き比べも面白くなってくるんですよね

そんな米国音楽。
元々、アーティストのアルバムのように
テキトーな感じでリリースされていたので、
最新号は2005年初夏号。新しいのって出るのかなぁ?

http://www.beikoku-ongaku.com/

TITLE 「Coffee & Music」

2007-09-27 23:58:42 | 
昨日発売になった雑誌「TITLE」の最新号が
特集「Coffee & Music」
という、もう買わざるを得ない内容でして、
早速、買ってしまいました。

細野晴臣さん、原田郁子さん、高田漣さん、畠山美由紀さん
などなど、アーティストのインタビューも読み応えアリですし、
キリンジ、ゴンチチ、カヒミさん達が選ぶ
「コーヒーミュージック」のセレクションもなかなかうならせて
貰いました。

細野さんの
「コーヒーを飲みながら気軽にライヴができるお店があるといいな」
なんていう発言があると、自分のお店もそんな感じにしたいって
思いますね

楽器が置いてあって、フラッと立ち寄った人が
コーヒーを飲みながら気軽にセッションを始めたり、
そういう「音楽とコーヒー」が近くにある環境を作り出せるように
これから頑張りたいと思います

「SOUND & Recording Magazine」で細野さん

2007-09-20 21:42:02 | 
最近、送別会が続くので、昨日もだけど
時々、ブログ休むかもしれませんので、ご了承を。。。
・・・飲み過ぎないように注意しなければ


さてさて、今日は「SOUND & Recording Magazine」という雑誌の話。
音楽のレコーディングを中心にした雑誌で、
全国の宅録アマチュアミュージシャンにとっての愛読書です。

そして、最新号の表紙は細野晴臣さん。
新アルバムのジャケと同じモチーフの写真がカッコイイ!
タバコをくわえ、円盤の記事が載った英字新聞を持ちながら、
ヴィンテージのマイクRCA 44BXに向かう細野さんの姿。
コレが「絵になる」っていう事ですよね

記事には新譜のレコーディングの事も書かれていて、
写真にあるヴィンテージマイクを使ってデジタル録音して、
それをアナログテープに落としたら、凄く良い感じに
音が飽和して音楽的な雰囲気になったものの、
デジタルのままの音を改めて聴いてみると
「今までに無い音」だったので、
そっち(デジタル)を採用したとのこと

こういう柔軟さというか、保守的にならない所が、
細野さんの「格好良さ」なんですよね。
とにかく、今は早く新譜を聴いてみたいです

うさぎ!第八話

2007-08-29 23:06:38 | 
スペイン旅行で買いそびれていた
「子どもと昔話 #32」を本日、取り寄せてゲットしました。

気になるのは、小沢健二君の連載「うさぎ!」の展開です。
毎回、なかなか勉強になるんです、これが。

今回は錫(すず)を掘る鉱山のお話。

「鉛フリーはんだ」の使用増加、
大型テレビ、携帯電話の大量生産、
それらに伴い、ますます世界的な錫の消費量は増える一方。
その中で、霧状になった鉱物を吸い込み死んでいく多くの鉱山夫。

また、特性が良いため小型の電子機器、携帯電話などに
使われる金属、タンタル。
そのタンタルの採掘地コンゴが、例のグローバリゼーションに
巻き込まれて、内戦が勃発、多くの犠牲者が。。。

そんな中で、小沢君は、とうとう具体的な商品名や
メーカ名を名指しするようになりました。
プレステ2、アイポッド、ノキア、モトローラ、・・・・
・・・
今まで続いてきたお話も段々と具体化してきた感じです。

そして、このお話のラストでは現地で崇拝されている
「ティオ」という地下に潜む悪魔の存在が登場します。
この存在がどう今後の話に絡むのか楽しみです。

・・・
今のままでは2050年には枯渇すると言われる稀少金属たち。
鉱山をむさぼる人間達は、神や悪魔から何らかの制裁を受けるのでしょうか?

このような自然崇拝から起こった「多神教」は
今には通用しない考え方のように思われるのですが、
日本に昔から根付く「妖怪」の話や「神々」の話なども、
「自然との共存」を示しているものが多いので、
もしかしたら、これからの未来を暮らすためには、
再び必要になってくるのかもしれませんね。

・・・
久々に「まんが日本昔話」が見たくなってきました(笑)

15年後のオバQ

2007-08-23 21:16:46 | 
昨日は飲み会だったので、ブログの更新はお休みでした。
今日、明日は会社を休んでます
とりあえず、今日は歯医者とライフワークと化してきた珈琲焙煎。
明日は久々にJetMinMinさん達に会って、気になる物件を見る予定。

さてさて、そんな最近ですが、
たまには本の話でもしたいと思います。

藤子F不二雄先生の「ミノタウロスの皿」という
短編集があります。

藤子F不二雄先生の代表作と言えば、
ドラえもん、キテレツ大百科、
パーマン、エスパー魔美、などなど。。。

かたや、もう一人の藤子不二雄である
藤子不二雄A先生の代表作は
怪物くん、笑ゥせぇるすまん、
忍者ハットリくん、魔太郎がくる、などなど。。。

そんな代表作から想像するに、どちらかというと
F先生は子ども向き、A先生は大人向き
そんなイメージを抱いていましたが、
実はF先生も大人向けの短編を描かれていたようです。
それがこの作品集に詰まっています。
まるで、絵柄はF先生が描く「ドラえもん」と
同じ雰囲気の絵なのですが、A先生の
「笑ゥせぇるすまん」を彷彿させる「毒」の詰まりようです

そして、この本に収録されている「劇画・オバQ」が凄すぎ

15年ぶりに街角で再会する正ちゃんとオバQ。
正ちゃんはエリートサラリーマンになって、
既に結婚して奥さんを貰っていた。

オバQとは初対面の奥さんは
「主人の子どもの頃の話には、かならずあなたが出てくるんですよ」
なんて最初はオバQに対して好意的な笑顔を見せていたものの、
段々と現実離れしたオバQの存在を実感し、
正ちゃんに対して、
「毎食(ご飯)20杯でしょ、マンガならお笑いですむけど、
 現実の問題となると深刻よ」
なんて愚痴をこぼす・・・。

・・・
うわー、もうこの一節からしてもへヴィだ

その後、ゴジラやハカセなど主要キャストで同窓会
子どもの頃の夢や希望を失った今を嘆き、
昔に戻ろう!会社なんて何だ!と盛り上がります
・・・
が、それも一夜の夢
・・・
夜が明けて、奥さんに「子どもが出来た」と言われ、
昨日のことは無かったかのように、
「がんばらなきゃ」と、張り切って会社に向かう正ちゃん。

そして、ココには居場所は無いと悟ったQちゃんは、
飛び立っていく・・・・。

そんな世知辛い内容の作品
でも、オバQを知っている人には一度見て欲しい作品です。

GET YOUR MIND RIGHT, I'M ON YOUR SIDE

2007-08-18 22:28:32 | 
最近はやっぱりこの三人が気になる。
HASYMOの三人だ。
今月のSWITCHの表紙を飾る三人は
良い雰囲気で歳を取り、本当にカッコイイのだ

今晩24:10~NHKの総合で、この三人が集結した
LIVE EARTHの総集編もあるようだし、
もうすぐHASYMOのシングルも出るし、本当に楽しみ
細野さんもこの間、UAとTV共演していたけど、
今度はそのUAとライブやるんだとか
これはチケット取れ無そうだぞ

いや、とにかく、僕の気になる音楽は
かなりこの三人と繋がってるんです。

コーネリアス小山田君やカヒミさんのいる事務所、
3Dさんも命名は細野さんだし、
この二人は細野さんのトリビュートにも参加しているし。
そして、今度は教授のコンピ「にほんのうた」にも
コーネリアスとカヒミさんが参加するようですし

僕の好きなピエール・バルーも9月にコンサートやるんで、
行く予定なのですが、ピエールバルー好きな幸宏さんは
そこにスペシャル・ゲストで参加するみたい。
そういえば昔、教授もピエールバルーと共演していたっけ

そんな風に、網の目の様な音楽地図もどこかでこの三人に
繋がっているのが本当に面白いなぁなんて、思います

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